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ご祈祷代はいくら? 安産祈願イベント“戌の日”の知識と皆の過ごし方

  • 2017.4.20
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こんにちは、佐原チハルです。

妊娠中って、マタニティマークからイメージされるようなフワフワとした幸福感よりも、実際は“体調不良と不安との戦い”みたいな時間の方が多いものですよね。特に、つわりがひどく、流産の危険が高いと言われている妊娠初期は大変!

そんな時期を超え、少しだけ息をつけるようになったタイミングでやってくるイベントが“戌の日”です。

そこで今回は、“戌の日”の概要と、先輩ママたちがどんな風に戌の日を過ごしてきたのかをご紹介いたします!

●戌の日って、何?

戌の日は、安産祈願のイベントです。流産の危険が特に高いという妊娠初期を過ぎた妊娠5か月目の戌の日 に行われます。

“戌”はお産が軽いのだそうで、それにあやかっているのだそう。戌の日の安産祈願に有名な神社は多々ありますが、そうでない場所でも行うことができます。

●戌の日にやることと金額の目安

戌の日は、“岩田帯”と言われる腹帯を締めた妊婦さんに、安産祈願のご祈祷をしてもらいます。岩田帯は“さらし”でできた長い帯ですので、慣れていないと、結ぶのは少し難しく感じるかもしれません(慣れていない人がほとんどだと思います!)。

「わざわざ帯をつけては行かなかった」「つけたけど、一般的なお店で売っている着脱の簡単な普通のやつにしたよ」という人が多いようですが、もし岩田帯にこだわりたいようでしたら事前に練習しておいたほうがいいかもしれません。

「つけていかなかったけど、神社で売っていたやつをお守りに買った」という人も多いようです。

ご祈祷にかかる料金は5,000〜10,000円 くらい。神社によって、金額が提示されていることもありますし、金額は“お気持ち”で、ということで一切書かれていない場合もあります。

服装は通常どおりの格好でよいですが、神社によっては靴を脱ぐ必要が出てくる可能性もありますので、その点には注意が必要です。

●皆の戌の日の過ごし方体験談

●(1)急に両親が上京してバタバタした

『実家が福井なんですけど、わざわざ親が上京してくることになって、なんだか大忙しでした……』(30代/3歳のママ)

ご両親とは離れて暮らしているという、東京在住のママさんからの声です。戌の日は、夫婦2人で過ごす予定だったそう。

しかし、ママさんのご両親にとっては初孫の安産祈願ということで、急に戌の日に合わせて上京されることになり、お迎えの準備でバタバタだったそうです。

ご両親には、一緒にお参りに行きたいか どうか、早めに確認しておいた方が楽かもしれませんね。

●(2)ご祈祷はせず、家族で食事会をした

『ご祈祷はしてもらわなかったのですが、みんなでお参りして、豪華なランチをして帰りました!』(30代/2歳の子のママ)

ご祈祷はやってもらいませんでしたが、妊娠というわずかな期間にあるせっかくのイベントだし……ということで、ご家族のみなさんとの食事会 を行ったそうです。

ちょうどつわりも軽くなり、いつも通りにご飯が食べられるようになったころだったため、とても楽しかったそう。

戌の日は、ご祈祷の後でも「みんなでご飯でも食べて帰ろうか」となることも多いようなので、よりゆったりとした服で出かけたほうが良いかもしれません。

●(3)とくに何もしなかった

『上の子のときも下の子のときも、特に何もしなかったです』(30代/1歳と3歳の子のママ)

こちらのママさんは、戌の日のイベント自体に興味はあったそうなのですが、上のお子さんのときは体調不良で、下のお子さんのときは時間の捻出ができず、ご祈祷はしなかったそう。

どちらのお子さんも無事に生まれてきてくれたし、無理にご祈祷する必要もないよな ……と、今では思っているそうです。

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戌の日は、妊娠期間中にある貴重なイベントです。けれど大切なのは、“マナーよくご祈祷をしてもらうこと”ではなく、ママの気持ちや体を楽にして、赤ちゃんを迎える心の準備をすることです。「特に何もしない」のが正解、という場合もあるでしょう。

自分にとって一番快適なスタイルで、戌の日を過ごせるといいですね。

●ライター/佐原チハル(フリーライター)
●モデル/前田彩(桃花ちゃん)

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