「ひとパー」桐谷美玲の春の2大ファッション＆メイクを大公開！！

春服も春コスメも買い揃えて、ファッションもメイクも完璧なのに、合わせてみるとなんだかチグハグ……。その原因はきっと「バランス」。桐谷美玲さんをお手本に、美人に見える服とメイクの合わせ方をマスターしよう。

春服×春メイクの成功バランス。美人見せの法則、教えます。

トレンド筆頭の花柄ドレスは爽やかトーンで甘さを抑えて
春のNo.1トレンド、花柄。着るだけで流行感が出せる反面、甘さが強いと子供っぽくなってしまう危険が。水彩画を思わせる、こんな爽やかなトーンの花柄なら、甘すぎず、大人の“わかってるおしゃれ”を演出できそう。

「どちらかというと甘めより辛めが好きで、普段着るのは基本的にモノトーン。でも今年は花柄が気になって、シフォン素材のロンパースとか小花柄のロングワンピとか、展示会でいっぱいチェックつけちゃいました。この春は少し甘めなものもプラスしたいなって。」

輪郭をキリッと効かせて辛めに仕上げるのが今年流
若い子向けなイメージの青みピンクリップだけれど、塗り方次第で大人にはまる色に変身。ポイントは、輪郭をしっかりとってキリッとさせること。これによりピンクの持つ甘さが抑えられ、花柄ワンピが大人っぽく見えてくる。

「プライベートでもメイクしますよ。誰かと会うときはフルでちゃんと。会う人やその日の気分に合わせて、色や塗り方を変えてみたりして。私もそうですが、女の子ってリップ好きですよね。だからリップメイクは、オシャレな女友達と遊ぶ時にしていきたいですね。」

肌色を明るく見せながら自然になじむ美人カラーA,ゴールドパール配合で、青みピンクだけれど肌なじみGOOD。チークやシャドウにも使えてマルチに活躍。
ヴィセアヴァンマルチスティックカラー 005 ￥1800（編集部調べ）／コーセー

B,ほんのりコーラルのニュアンスをたたえたベージュ系4色。まばゆいほどのキラメキが目元に軽さをプラス。
ヴィセリシェジェミィリッチアイズ BE-1 ￥1200（編集部調べ）／コーセー

・ Aを唇に直塗り。エッジで輪郭をとりながら塗る
・ Bの右上の色をアイホールにふわっとぼかす
・ Bの右下で目尻を囲み、左下を上のキワに細くオン
改ページ：[ → もうひとつ！この春はずせない法則は？ ]

×ラメでアクセントをつけてこなれた大人モードにクロシェはこの春、花柄と並ぶ注目アイテム。きれいに着てしまうと野暮ったく見えやすいから、どこかに“はずす”ポイントを。これまたトレンドのラメアイテムを合わせれば、今っぽさがさらに増してぐんとこなれる！

「クロシェ、かわいいですよね。でもかわいすぎて「恥ずかしっ！」ってなっちゃう。いつもの自分とだいぶ違うので。でも今回みたいにラメのアイテムを合わせれば、甘くなりすぎないので恥ずかしくならずに着られそう。こんな技があるなんて！って思いました（笑）。」

今年らしいオレンジみのあるブラウンをワントーンで定番のブラウンは、オレンジがかったカラーを選ぶことで今年らしく。目元、頬、唇をオレンジブラウンのワントーンでまとめることで、クロシェにヴィンテージのような落ち着いた雰囲気が足されて、温かくシックな印象に。

「30歳が近づいてきて自然と大人を意識し始めたこともあり、自分メイクも少し変わってきました。最近は、アイラッシュカーラーなしでマスカラだけ塗る“上げすぎないまつ毛”が好き。しっかり上げると幼い印象になる気がして、サラッと仕上げるのにはまってます。」

赤と黒、パールとマット。色と質感のMIXが楽しい！C,パーリーな赤とマットなブラックのブレンドで、レンガ色のような絶妙カラー＆繊細なツヤ具合に。
ヴィセアヴァンマーブリングアイカラー 001 ￥1200（編集部調べ）／コーセー

D,とけるようにのびて、厚みのある膜を形成。ソフトなコーラルとうるツヤ感の相乗効果で、表情がパッと明るく。
AQ MW ルージュグロウ PK860 ￥3500（4／16発売）／コスメデコルテ

E,じんわりにじむように発色するコーラルベージュ。自然に骨格を際立たせて、顔にメリハリを。
チークポリッシュオータムアフタヌーン￥2800（4／7発売）／アディクションビューティ

・ Cをしっかりブレンドし、二重幅より少し広くぼかす
・ Dを輪郭をとりながら唇全体に直塗りする
・ Eを笑うと高くなる位置から外広がりの扇状にオン

撮影／神戸健太郎（モデル）、伊藤泰寛（静物）ヘアメイク／犬木愛（Agee）モデル／桐谷美玲スタイリング／宮澤敬子取材・文／宮下弘江