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正しい知識知ってる? 今さら聞けない、お礼状の書き方|デキるOLマナー&コーデ術 ♯27

  • 2017.4.18
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正しい知識知ってる? 今さら聞けない、お礼状の書き方|デキるOLマナー&コーデ術 ♯27

昨今は手紙文化が薄れているせいか、社会人でもお礼メールはあってもお礼状を書くことはあまりないという方も少なくありません。しかし、いざというときに知っておくと便利なものです。例えば将来結婚したときに夫の上司へのお礼状など……。こうした些細なマナーや教養がいざというときに使えると、女性として人として評価が高くなりますので、ぜひ覚えておきましょう。 今回は今さら聞けない、お礼状の正しい書き方をご紹介いたします。

どんなときにお礼状を書くの?

【デキるOLマナー&コーデ術】vol. 27
お礼状は、送る相手にお世話になったことへのお礼を示すもの。なので、必ずこれがあったときに書かなくてはいけない! というものではなく、大変お世話になったなぁと思うことがらがあれば、それが友人であっても、上司であっても、はたまた素晴らしい対応をしてくださった店員さんにでも良いのです。
よくあるのは、お中元やお歳暮を頂いた際、また慶事に関する事柄もお礼状を贈るのが丁寧とされています。基本的に慶事は縦書きの封書、お中元・お歳暮のお礼状はハガキでも可能です。特に目上の方には改まったお礼として白無地で上質紙の封書もしくはハガキを選びましょう。

頭語と結語の対応関係を正しく

お礼状でまず戸惑うのが「拝啓」や「前略」を使った頭語。この頭語は文末につける結語と決まった対応関係があることから、うろ覚えだとややこしく感じてしまいますよね。しかし、一度覚えてしまえば簡単なので、ぜひ頭語と結語を覚えておきましょう。
よく使われる頭語と結語
【1】拝啓/敬具
【2】拝呈/敬白
目上の方に対しての頭語と結語
【1】謹啓/謹言
【2】謹呈/謹白
返信のお手紙に
【1】拝復/敬具
【2】復啓/拝答
よくある前略という頭語は、その名の通り前文を省略するという意味で、手紙の習わしである時候の挨拶を省くという意味があります。これは省略した簡易的な手紙の書き方なので親しい間柄以外では基本的に使用しては失礼にあたりますのでご注意下さい。

書き方の順番を覚えよう

頭語や結語、時候の挨拶があるので、内容をどう書き始めたら良いのかわかりにくいところですがまずは、以下の順番で書き進めるのが正しいお礼状であることを覚えておきましょう。
① 頭語
② 時候の挨拶
③ お礼
④ 具体的な内容
⑤ 結びのお礼
⑥ 結語
⑦ 日付・名前
時候の挨拶は季節によって決まりがあるので、書く時期の季節に見合った挨拶文を調べておきましょう。そしてまずはお礼を申し上げるひと言(お中元を頂いたことに対してお礼など)を書き、続いてそのことに対しての具体的な感想を述べます(家族でおいしくいただきましたなど)。最後に改めてありがとうの気持ちを結ぶお礼文をひと言添えて、結語で内容は完成です。
また、日付と名前もしっかり明記するのが丁寧ですのでお忘れなく。

最後に宛名を明記する

また忘れてはならないのは、普通の手紙と違ってお礼状では一番最後に宛名を書くのが正しい書き方になります。日付・自分の名前を明記した後に、宛名を書きます。
この時、相手の方が仕事に関する方の場合は、会社名・部署名・役職・名前の順で宛名を書きます。また、御中は会社名の後につけるもので特定の人物には使用しませんので、最後に人物名に様をつけるのが正解です。

つい忘れがちなマナーを覚えるだけで人より一歩前へ

お礼状の書き方は難しいとされていますが、それはひとつひとつの形式にこまやかな意味があるからこその難しさであり、丁寧な日本人らしい伝統的なお作法なのです。簡易的にメールで済ませてしまうことができるからこそ、なかなか覚えにくいですが、いざというときにさらっと書けると社内はもちろん、家庭でもアナタの評価がぐっと上がるかも♡
ぜひ、今でも根強い伝統的なお作法を覚えて人より一歩前へ出た女性を目指しましょう。
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