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どうにか連れ出したい! 病院嫌いな人の傾向と対策3パターン

  • 2014.12.16
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【女性からのご相談】

最近体調を崩している夫をなんとか病院に連れて行きたいのですが、本人は大丈夫だといって病院に行ってくれません。夫は昔から薬を飲んだり病院に行くのが嫌いです。なんとかして夫を病院に連れていく方法はないものでしょうか。

●A. まず、病院に行きたくない理由を探ることが先決です。

こんにちは。健康・美容ライターのMAKIです。

家族や大切な人が病気やけがをしたときには早く病院に行ってほしいですよね。でも、病院嫌いでなかなか素直に病院に行ってくれないという人もいます。そんなときは、病院が嫌いという言葉に隠れている原因を突き止めてそれを排除するのが近道です。

今回は、病院嫌いの人を病院に連れて行く方法をいくつかご紹介します。

●「病院が嫌い」な原因や理由

子どもが病院に行きたがらない理由は、「注射などで痛くて怖い思いを経験した」「遊びたいから病院に行く時間がもったいなく感じる」などの理由が考えられますが、大人の場合は少し理由が複雑になります。以下に病院に行きたくない理由をいくつか挙げていきます。

・子どものころの経験を引きずっていて注射や検査が怖い

・病気だと判明したら怖い

・薬の副作用が怖い

・医師や看護師の対応が気に入らない

・医師や看護師を信頼できない

・病院の雰囲気や消毒薬のにおいが苦手

・医学的な話が難しく感じられるため

・経済的な理由

・忙しくて時間がない

このように、病院に行きたくない理由は複数ありますが、まとめてみると3つのパターンに分けられます。

●病院嫌いな人のパターン別解決策3つ

●(1)医師や看護師が信頼できない

対応がそっけない、難しい言葉で話し理解できない、十分な説明なしに手術や薬が必要だといわれる、このような病院やスタッフに当たってしまうと、誰しも病院が苦手になってしまいます。

病院は一つではありませんし、全ての病院や医師が患者さんに不十分な対応をするわけではありません。病院や医師を選ぶ権利は患者さん側にありますから、本人と一緒に病院を何軒かまわったり、病院の口コミを調べるなどして、信頼できる病院や医師を探して病院嫌いを克服してもらいましょう。

●(2)病院は怖い、苦手だという意識をもってしまう

幼少期に無理矢理病院に連れて行かれて予防接種など注射をして痛い思いをした、検査や手術や入院が必要だと言われて怖くなったなどの経験があると、病院に対して苦手意識を持ってしまうことがあります。

たしかに、かつては親に無理矢理連れて行かれ、治療をさせられたかもしれませんが、大人になれば自分の意思で治療方針を決定できます。納得がいくまで説明してもらい、それでも怖いならまた改めて受診する、別の病院にも行ってみるなど選択することができますから、それを上手に伝えて病院に連れて行くようにしましょう。

また、病院に一人で行くのが怖いという場合は、健康診断や定期検診として周囲の人も一緒に受診するという方法もおすすめです。

なお、付き添う場合には、不安を軽減させようと、「痛くないよ、怖くないよ」などの声掛けをする人がいますが、これはNGです。

もしも検査や採血などで本当に痛いと感じてしまったら、「痛くないなんて噓だった」とまたしても信頼を失ってしまいかねません。健康になるために必要な検査や処置をするのだということを正直に説明するのが一番です。

●(3)社会的理由を気にしてしまう

家族や大切な人に迷惑や心配をかけたくない、お金がかかるから申し訳ない、仕事を休めないなどの理由で、病院嫌いのふりをして病院に行かないというケースもあります。こういう場合は、病院そのものが嫌いなわけではないので、丁寧に説得していく必要があります。

例えば、家族も一緒に受診することで、不在時の家のことを心配する必要がなくなります。

また、万が一、入院や手術となった場合でも、仕事や家のこと、お金のことは心配ないという根拠を提示して説得するのが有効です。医療費の負担についても、保険の契約内容を確認したり、役所の窓口に相談し医療費控除が受けられるか尋ねるなど、本人が安心して受診できるように不安を解消してあげましょう。

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いかがでしたか。今回は、病院嫌いの人を病院に連れて行く方法を3つのパターンに分けてご紹介しました。

病院が嫌いな人には、それぞれ嫌いになった原因があります。それをできるだけ取り除いて、前向きな気持ちで病院にいってもらえるように、上手に声かけしたり、環境を整えてあげましょう。

(ライタープロフィール)

MAKI(健康・美容ライター)/患者さんと直接対面して接客する機会の多い職場を希望し、調剤薬局やドラッグストアで薬剤師として勤務。大手化粧品会社の勉強会などにも積極的に参加し、美容分野の知識を深める。結婚を機に退職。単なる職場復帰とは違う新しい働き方を模索し、現在は育児のかたわら、資格や経験を活かしてフリーのママライターとして活動中。医療・美容分野だけにこだわらず、様々なジャンルのコラムも執筆する。

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