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出産前にGO! 外国人女性が日本国籍を得るための手続き

  • 2014.12.15
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【相談者:50代男性】

はじめまして。私の彼女はフィリピン人なのですが、彼女が妊娠しました。結婚の予定はないですが、彼女は来年、出産します。今、彼女は日本にいるのですが、生まれてきた子どもの国籍は一体どうなるのでしょうか。日本で生まれたから、日本国籍になりますよね?

●A. 日本国籍取得のためには『胎児認知』が必要!

はじめまして。国際恋愛専門家のCocoです。ご質問いただき、ありがとうございます。

お子様の国籍に関してのお話からさせていただきますね!

まず、生まれてくるお子様が日本国籍を取得する条件として、『子どもが生まれたとき、母親か父親が日本人であること』と日本の『国籍法』では決まっています。

何らかの事情で婚姻関係にない場合、父親が日本人であることを法的に証明しておかないと、生まれてきたお子様は母親の国籍を取得することになります。

“父親が日本人である”と法的に証明するには、『胎児認知』をする必要があります。生まれてきてからの『通常認知』ですと、日本国籍は取得できません。

お子様の日本国籍取得を希望されているのであれば、できるだけ早い時期に『胎児認知』の手続きを済ませておいてください。お子様が必ずしも予定日に生まれてくるとは限りません。1日も早いお手続きを!

●『血族主義』と『生地主義』、国によって異なります

世界の国籍法は、大きく分けて2つ。『血族主義』と『生地主義』があります。

日本は、先ほどもお伝えしたように、お子様の出生時に母親か父親が日本人であることを条件に日本国籍が取得できる『血族主義』の国です。たとえ、日本で出産しても両親が外国人の場合は、日本国籍は取得できません。

また、『血族主義』といっても、台湾やインドネシア、エジプトやアラブ首長国連邦など、『父系優先血族主義』の国も多くあります。それらの国では、父親の国籍を生まれてきたお子様が取得することになります。

一方、アメリカのように『生地主義』の国もあります。両親が外国人であっても、生まれた土地の国籍を取得できる国のことです。これは、アメリカ国籍を子どもに取得させたい場合、日本人夫婦が出産のためにアメリカへ渡るケースをよく聞くので、ご存知の方も多いと思います。

もし、婚姻関係にない外国人との間にお子様が生まれてくる場合は、パートナーの国がどういう国籍法をとっているのか、事前にしっかり確認することがとても重要です。

●『胎児認知』が受理されないトラブルとは?

何らかの事情で結婚はできないが、『胎児認知』だけはしておきたい! と思ったものの、その申請が受理されないというトラブルもあります。

実は、外国人女性が母国で結婚していたというケースです。

『胎児認知』の申請は、日本ではそれほど難しくないのですが、母親の“独身証明”が必要です。胎児認知するには、母親が離婚する必要があります。協議離婚が認められていないフィリピンでは、裁判所に出廷し、離婚を認める判決を待たなくてはならず、1年以上の時間がかかります。

もちろん、離婚が成立したときには、お子様はすでに誕生していますので、お子様の日本国籍取得には、またまた裁判所へ出向き、申し立てをする必要が出てきます。

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国が変われば大きく変わる国籍法。戸惑うことも多いかと思いますが、彼女が穏やかに妊婦生活を送れるよう、しっかりサポートしてあげてくださいね!

元気な赤ちゃんが生まれることを、遠くからですが、願っています。

(ライタープロフィール)

Coco(国際恋愛専門家)/18歳で日本を飛び出し、インドネシアはバリ島へ留学。ヨーロッパにアジア、オーストラリアなどバリ島で仲良くなった友人は数知れず、多国に渡って交友関係あり。自身の国際恋愛体験や、色々な国の友人のリアルな恋愛事情を見てきたので、国際恋愛・国際結婚には特に詳しい。常にワクワクしていたい性分で、「人生はギャンブル」がモットー。とにかく好奇心旺盛で、とにかく即行動派な新米フリーライター。現在は、一児のシングルマザー。

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