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子どものサインを見逃さないで! 環境が変わる季節の気配りポイント

  • 2017.4.5
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園や学校に通う子どもにとって、学年が一つ上がる4月は、まわりを取り巻く環境が大きく変わる時期。担任の先生やクラスの友だちが変わることも多く、ママとしては「新しい環境で大丈夫かな」と心配になる季節でもあります。

この時期に、いつもより注意深く子どもの様子に気を配るためのポイントをご紹介します。

© Tom Wang - Fotolia.com

■子どものサインを見落とさないためのコツ
入園・入学を迎えた子どもはもちろんのこと、新学期はクラス替えなど環境の変化が大きい時期。なかには、環境の変化になじめずにストレスを抱えてしまう子も。

「表情がなんとなく暗い感じがする」「最近、学校の話をしなくなった」など、子どもの表情や様子にサインがあらわれている場合もあります。

また、気持ちが不安定になってちょっとしたことでイライラしたり、いつもできていることを失敗してしまったりするケースも。

「もうお姉さん(お兄さん)になったのに、何やってるの!」と、つい叱りたくなってしまうかもしれませんが、そこは少し立ち止まって。「もしかしたら、何か理由があるのではないか」と考えてみませんか?

■何も話さない子どもには

© milatas - Fotolia.com

子どもに気になる様子が見られると、ママとしては「園や学校で何かあったのでは」と心配になりますよね。それなのに、子どもに「何かあった?」「学校はどう?」と聞いても、そっけなく「別に」「何もないよ」と、話してくれない場合もあるかもしれません。

そんなときに、問い詰めたりとがめたりするのは逆効果。子どもが何も言わないときは様子を見守るだけにとどめます。子どもの方から、自然と話す気持ちになるのを待ちましょう。

その代わり、子どもが話しかけてきたり、何か言いたそうなそぶりを見せたら、できるだけ家事などの手を止め、目を見てしっかりと聞いてあげて。子どもの気持ちに寄り添い、「ママには話しても大丈夫」という安心感を与えてあげたいですね。

■ネガティブ発言をしたときには

© Monet - Fotolia.com

子どもの話の中には「お友だちにイヤなことをされた」「こんなできごとがあって腹が立った」などのネガティブ発言もあるかもしれません。そんなときは、「こう言えばよかったのよ」といったアドバイスしたり、「そんなことで怒ってはダメよ」など、注意したりしたくなるかもしれませんが、まずは我慢。

「イヤだったんだね」と子どもの言葉を繰り返してみてください。同じ言葉を繰り返すことで、子どもは「話を聞いてもらえた」と安心するはずです。

また、「こんなことをして楽しかった」というような話にも、「すごいね」「それは楽しそうだね」などと興味を持って接して。子どもの気持ちに共感を示すことで、子どもは「ちゃんと自分を見てくれている」と感じ、いろいろなことを話しやすくなります。

■心配事を先生に相談するときには
お友だち関係のトラブルや園・学校生活のことなど、家庭内の話だけでは解決できず、先生に相談したいと思う問題もあるかもしれません。

先生への連絡方法として、一般的なのが連絡帳です。でも、込み入った相談内容の場合は、連絡帳には書くのはできるだけ避けた方がベター。

連絡帳は、子ども本人をはじめ、ほかの子の目に触れる可能性もあります。保育園や幼稚園で「まだ字が読めないから大丈夫だろう」と思っても、子どもは意外と雰囲気を察知するもの。相談事がある場合は封書などで先生に連絡するか、連絡帳に「面談をお願いしたい(または電話をしたい)」と書いて都合を聞くようにしましょう。

4月は子どもにとって、1年のスタートとなる大切な時期です。普段以上に親子のコミュニケーションをとり、環境の変化による不安をやわらげてあげてくださいね。
(かとうともみ)

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