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子どもに習いごとをさせる前に心得ておきたいこと

  • 2017.4.4
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© tkyszk - Fotolia.com

近年、習い事に通い始める年齢の低年齢化が目立ってきています。本来3歳か4歳で入園するはずの幼稚園が2歳児教室を開講したり、何事も早い段階からいろいろなことを経験させようと思うお母さんたちが多いようです。

将来を考え自分のできなかったことをやらせたい
お母さんたちから「子どもにピアノをやらせたいんですよね」とか「英語は何歳からやらせたほうがいいのでしょうか」など、習い事に関する相談を受けます。

では一体なぜ、習い事をさせたくなるのでしょうか。

その理由は、自分がやりたかったことを子どもにやらせているから。
なぜ習い事をさせたいのか聞いてみると、ほとんどのお母さんが「私がピアノを途中で辞めてしまって…」、「大人になって語学で苦労してるので」など、自分が失敗したことやできないことを基準に習い事を決めているように感じます。

習い事は子どもの居場所につながる
英語が話せるようになったり、ピアノが弾けるようになることは大切なことです。しかし、習いごとはそれよりも大切なことを得られる場所なのです。まずは、子どもが安心して過ごせる居場所を増やす、ということを頭の片隅に置いて考えましょう。

毎週子どもが過ごす時間を親が決めるわけですから、気軽に手をだすのではなく、まずはじっくり考えて子どもの居場所を探してあげてください。

もし、子どもが練習をしなくてイライラしてしまうときは、子どものころの自分を思い返してください。親の「きっと身になるから」という気持ちを背負ってピアノ教室や英会話教室に通ったこと。きっと子どもたちも同じような状況に立っているはずです。

自分の経験を反面教師にして、子どもが楽しく取り組める環境を作ってあげるのが1番。子どもに習いごとをさせたいと思ったら、あれもこれも習わせたいという気持ちは一旦しまって、子どもにとって良い環境づくりをしてあげるという思いで探してみてください。
(千野あきこ)

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