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旬のホタルイカと筍♪ 神保町の“日本の素材で作るイタリアン”が絶品

  • 2017.4.3
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旬のホタルイカと筍♪ 神保町の“日本の素材で作るイタリアン”が絶品

フードライター・犬養裕美子さんの「今日、どこで何、食べる?」。今回は…。

神保町『ジロトンド』は、かつて同じ店で修業していた2人が昨年末にオープンしたイタリア料理店。メニューを見ると「温州みかんでマリネした鶏のロースト」「八海山山麓の清流で育った美雪鱒の燻製」「ヘップバーンのガトーショコラ」…って何? と興味津々の料理が並んでいる。原耕平シェフのレシピは「日本の素材で作るイタリア料理」が基本。写真の新作パスタを「旬のホタルイカと筍とドライトマトを使っています」とサラリと説明するが、一口味わえば、香ばしさ、ほろ苦さ、甘酸っぱさなど複雑な旨味が口いっぱいに広がる。「実は具材をペーストにしてからめてるんです。作っているうちに考えついて」。なるほど、いいアイデア!
この料理をさらに際立たせるのが、オーナーソムリエの村上裕一さんが選ぶワイン。北イタリア・フリウリのリボッラ・ジャッラ、ラディコンの2006。ボディのしっかりした白ワインで「筍の酸みも考慮して選びました。といっても、要は飲んでおいしいことがいちばん」。かつて5年間イタリアでワインを勉強したという村上さん。料理に合わせてワインを選ぶペアリングには、その知識と経験が活かされる。シェフの創造力とソムリエの力量。息のあった二人の料理とワインで、ペアリングの楽しさを体験してみて!
いぬかい・ゆみこ レストランジャーナリスト。東京を中心に、国内外の食文化、レストラン事情をレポート。
ジロトンド 東京都千代田区神田神保町1-36-1 新神保町ビル1F TEL:03・5244・5245 17:00~24:00(土曜15:00~) 日曜休
ホタルイカと筍の手打ちタリオリーニ¥2,000。パスタは通常一皿で2人分。あらかじめシェアして出してくれる。写真はシェアした1人分より多めの分量。グラスワイン“リボッラ・ジャッラ”ラディコン2006¥1,200。パン好きの間で人気の『パーラー江古田』のパン¥200がある時も、シェフが焼く自家製の時もある。
※『anan』2017年4月5日号より。写真・清水奈緒 取材、文・犬養裕美子
(by anan編集部)

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