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同じものは2つとない、差がつくポップな革アクセサリーブランド「eri,」

  • 2017.4.2
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一見すると、現代アートのようにも見えるのは、革を折りたたんだり重ねたりしてつくられたアクセサリーです。意外性のあるフォルムや色の組合せは、目に楽しく装いに軽やかな個性をプラスします。

素材はカラフルなピッグスキンが中心

「eri,」は、2009年からスタートしたアクセサリーブランドです。幾重にも連なる革の層が美しい「Junihitoe」シリーズのほか、幾何学の形をベースに展開したピアスやブローチなどがそろっています。「単純な形が変化する可能性を表現したいと思っています」と話すのは、デザイナーの深田恵里さん。
さまざまな素材にトライしていた試作段階で、深田さんが出合ったのが革でした。カラフルなスエードは、東京の地場産業でもあるピッグスキンが使われています。また、デザインによって牛革や山羊革、羊革を使い分けているのだとか。その独特な発色や形態の柔軟さは、金属製のアクセサリーにはない魅力です。

一点ものだから、色違いや型違いを集める人も

デザインや色使いで大切にしていることは何でしょうか。深田さんからは「シンプルな形に一つのアイデアを加えて、視点や観点を変えるようなデザインを目指しています」という答が返ってきました。
色のチョイスや組み合わせは直感で決めるそうですが、季節に添った配色も心掛けているとのことです。
たとえば同じ形のブローチであっても配色は一点もの。だからこそ色違いや、シリーズで型違いを集める人も少なくないそうです。また、一部のピアスはざっくりとしたニットに付けてブローチとして使うなど、アイデア次第で楽しむことができます。

合同展と個展を開催。初お披露目作品も登場

「作品を手に取って見てみたい」。そんな方にぜひ足を運んでほしいのが、今月東京で開催される2つの展示です。
一つは、合同展として4月12日(水)からスタートする「Démaé jewelry展」です。「Démaé jewelry」というのは、ガラスジュエリーブランド「_cthruit(シースルーイット)」とのコラボブランドで、デザイナー梅田香奈さんと深田さんの出会いによって誕生しました。
今回の展示では、「Démaé jewelry」、「_cthruit」そして「eri,」の3ブランドの作品が並びます。見応えがありそうですね。
そして、合同展に続き4月20日(木)からは、文京区湯島にある木村硝子店のショップにて「eri,」の個展が開催されます。3日間だけの展示ではありますが、この期間限定の初お披露目作品も発表予定だそうです。お楽しみに。
writer / 酒井 牧子 photo / eri,

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