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ギャン泣きしても大丈夫! 先輩ママたちの“保育園初日”エピソード3つ

  • 2017.3.29
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もうすぐ4月。新年度から、お子さんを保育園に入れるママたちは今どのような気持ちですか?

小さな子どもを集団生活に入れるのは、とても不安なものです。泣かないだろうか、寂しくないだろうか、友だちはできるだろうか……不安いっぱいに過ごしているママもいるかもしれませんね。

保育園ママなら誰もが通ることになる、“登園初日”。泣いたとき、嫌がったとき、先輩ママはどのように乗り切ったのでしょうか。初日の状態はどれくらいまで続き、その後はどう変わっていくのでしょうか。

今回は、3人のママからそれぞれの“保育園初日エピソード&その後の姿”を聞いてみました。

●(1)生後3か月半から預けたAさんの話

Aさんは30代の会社員。復帰のため、第一子を生後3か月半から預けました。初登園前夜は不安で眠れなかったそうです。

さて、初日はどんな様子だったのでしょうか。

『あまりにも小さすぎたからか、息子はワケがわかってないようでボカーンとしており、全く泣きませんでした 。むしろ私のほうが、寂しさと罪悪感で涙ボロボロの状態。

なかなか部屋を出られず、ごめんね、ごめんねって言ってたら先生が、「お母さん、そこはね、ごめんじゃなくて“ありがとう”って言ってあげよう」と声をかけてくれました。

息子は初日からちゃんとミルクを飲み、昼寝もして、あっけないくらい好調な滑り出しでした』

肩透かしにあったような気がしたのもつかの間。やがて試練のときが訪れました。

『生後6か月くらいになると、預けるときにグズグズするようになりました。人見知りが始まるころには更に激しく泣くようになり、ほとほと手を焼きました。園でも泣いていることが増えたと報告され、戸惑いました。

一時は仕事を辞めようかとまで思い詰めましたが、このときも先生が「保育室の中では泣いてナンボ。静かにしていたら構ってもらえないもの。「ボクも抱っこしてよー!」って主張することを覚えてきたのよ。これも成長ね」と言ってくれました。かなり気持ちが楽になりましたね』

そんな息子さんはいま3歳、ちょうどイヤイヤ期も終わるころです。

園もお友だちも大好きになり、毎日楽しく通っているとのこと。あのとき仕事を辞めなくてよかった、と語るAさんの笑顔が印象的でした。

●(2)1歳から預けたBさんの話

40代自営業のBさんは、倍率15倍の“1歳児入園”を勝ち取った幸運ママ。

でも1歳児からの入園は、想像していた以上にキツかったと振り返ります。

『「いろいろ理解しているから、0歳から預けるよりも大変だよ〜」とママ友たちから脅されていましたが、本当にそうでした。

登園初日、娘は吐きそうになるまで泣き、「ママー! ママー!!」と絶叫 。その声は園舎を出ても聞こえるほどでした。身がよじれる思いで走り去ったのを覚えています。

オヤツまで預かってもらう予定だったのですが、お昼ごろ園から呼び出しの電話がありました。「泣きすぎて食事をさせることができないので、ママが来て食べさせてください」とのこと。

駆けつけると、食器をひっくり返しまくり、先生の手をはらいのけて暴れ回る娘の姿が……。食べることが大好きで、家では何でも機嫌よく口にする子なのに、とまた胸が痛みました』

お子さんが園になじむまでは、どれくらいかかったのでしょうか。

『1週間くらいしてから、泣いている時間が短くなってきて、すこしずつ部屋の中を観察するようになってきたそうです。半年後には、全てのおかずをおかわりし、お昼寝もグッスリ。相変わらず泣きはしましたが、「食べて寝てれば大丈夫」という先生の言葉を信じて過ごしました』

いま、お子さんは年長クラス。

仕事が早く片付き、ちょっと早めの時間にお迎えに行くと、「え〜っ、もうお迎えに来たの!? もっと遊びたいからママだけ先に帰っていいよ!」とさえ言うようになったとか。

そんな姿を、Bさんも先生たちも頼もしく見守っているそうです。

●(3)3歳から預けたCさんの話

30代のCさんは、看護師をしています。お子さんは、3歳から保育園に通い始めました。

『初めての集団生活でした。事前に、保育園とはどういうところなのかよく説明し、それにまつわる絵本なども繰り返し読ませてイメージをつけておきました。

そのかいあってか、初日から堂々たるもの。既存のお子さんたちに引けをとらないくらい、大きな声でしっかり挨拶と返事をし、給食も残さず食べてきました。

夏前までその調子だったので安心していたのですが、先生はことあるごとに「保育園でとても頑張っています。おうちでたくさん褒めてあげてください」と言ってきました』

当時、Cさんはその発言を不思議に感じていました。泣かずにしっかりスタートできたのだから、うちの子は強い子なんだ……そう思っていたそうです。

しかし、秋になると様子が変わってきました。

『運動会の練習が始まるころ、急に大きく崩れたんです。

お友だちとのトラブルが増え、叩く・ひっかくなどの行為をするようになってしまいました。些細なことで大泣きしては、長時間グズるようにもなりました。ときおりオネショをするようにもなり、ひどいときはオムツに逆戻りしなければなりませんでした。

園長先生に相談したところ、「最初に頑張りすぎちゃったのかもね。4月に泣かなかった子は、秋ごろ泣き出す んですよ。よくあることだから、そんなに心配しないで。ママも大変だろうけど、大きく構えてね。家ではできるだけ甘えさせてあげて」と言われました』

それからCさんは、できるだけスキンシップを取るように心がけました。休日も息子さんとのんびり過ごし、話をよく聞いてあげるようにしたそうです。

入園から1年、お子さんはすっかり落ち着きを取り戻しました。時にはリーダーのようにクラスを引っ張っていくこともあり、その成長には驚かされるばかりだそうです。

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どのママたちも最初は不安でいっぱいでした。でもそれは最初だけ。子どもたちはそれぞれのタイミングで新しい環境に慣れ、自分の世界を作り上げます。

子どもは私たちが思っている以上にポジティブで、ずっと強いもの。過度に心配せず、入園初日を迎えようではありませんか。

頑張れ、ワーキングママたち!

●文/パピマミ編集部
●モデル/藤本順子(風悟くん)

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