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その加湿器、汚れているかも! 収納前の正しいお手入れ法

  • 2017.3.26
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© naka - Fotolia.com

冬の乾燥対策に役立った加湿器も、もうそろそろお休みの時期に。収納しようと考えているママは多いことでしょう。汚れた加湿器を使用し続けると、体に害が及ぶ可能性もあるそうです。

汚れは放置するほど落とすのが難しくなりますので、お手入れはぜひとも収納前に。しっかりメンテナンスをして、来シーズンに備えましょう。

■誤ったお手入れは故障のもと! 「取り扱い説明書」の確認はマスト

加湿器にはいくつかの種類があり、種類によってお手入れの方法が異なる場合があります。ここでは、できる限りどの種類の加湿器にも活かせるお手入れ方法を紹介したいと思いますが、中には当てはまらないタイプがあるかもしれません。

間違った方法でお手入れすると故障につながりかねないため、製品に添付されていた取り扱い説明書をしっかり確認し、その内容に従ってお手入れを進めましょう。

フィルター(吸気用)や蒸気吹き出し口が取り外せるタイプなら、取り外して汚れをキレイに落としておきましょう。フィルターのホコリは掃除機で吸うのがおすすめ。吹き出し口やフィルターの枠は、やわらかい布で汚れを拭き取ります。

■タンクやトレイの見えない汚れ・雑菌に注意

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加湿器内部に設置されている給水タンクやトレイは、水垢がつきやすい部分です。見た目はキレイでも、見えない雑菌が付着している可能性がありますので、収納する前にキレイにしておきましょう。

タンクは、基本的にはぬるま湯で軽く洗えばOK。ただし、触るとヌメリを感じる・見るからに汚れがついているような場合は、お湯を入れたタンクにクエン酸を溶かし、軽く振ってから一晩浸け置きして、それからキレイにすすぐとスッキリします。洗ったあとは水気を拭き取り、しっかり乾燥させましょう。

トレイの細かい部品や凹凸部分は汚れが溜まりやすいため、やわらかめの歯ブラシなどを使ってキレイに落とします。

■手強い加湿フィルターの汚れを落とすには?

加湿器のお手入れでもっとも厄介なのは、加湿フィルターかもしれません。ちょっと油断すると、水に含まれるカルキ汚れや水垢がついてしまいます。

それを除去するためには、クエン酸水を使った浸け置き洗いが効果的。酸性のクエン酸が、カルキや水垢といったアルカリ性の汚れを中和してくれます。

●フィルターの浸け置き洗い
1. バケツなどの大きな容器にクエン酸水(濃度1%程度)を準備して、その中にフィルターを2~3時間浸けておく。

2. バケツの水を捨ててあらたにお湯を張り、その中で優しく押し洗い。これを数回繰り返す。

ゴシゴシ擦り合わせたり、ブラシで洗ったりすると、フィルターが傷む原因に。洗うときは、丁寧に優しく、押し洗いすることがポイントです。

また、フィルターにピンク色の汚れが付くことがあります。これはカビではないそうですが、放置しておくとカビの発生につながることもあるのだとか。

ピンク汚れの段階なら通常の押し洗いで落とせる可能性が高いため、カビが発生する前にきちんとお手入れしておきましょう。

黒カビが生えてしまった場合も、クエン酸による洗浄が効果的だといわれています。また、黒カビ掃除に適した洗剤も市販されていますので、取扱説明書で使用の可否を確認した上で、可能なら活用してみると良いでしょう。

■収納のコツ

加湿器は、できれば購入時に近い状態(緩衝材などが残っていれば活用する)で、箱に入れて収納しましょう。箱に入れると積み重ねが可能になるため、省スペースに役立ちます。また、加湿機本体が傷つくリスクも軽減できます。

家電を長く快適に使うためには、正しいお手入れが欠かせません。水を使用する加湿器は特に、汚れやカビが気になる家電。収納する前に、しっかりお手入れを済ませておきましょう。
(森川ほしの)

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