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春休みに実践! “旅育”の必要性と家族旅行に取り入れるアイデア

  • 2017.3.24
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こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。

「かわいい子には旅をさせよ」ということわざがありますね。「子どもが本当にかわいかったら、甘やかしたりしないで、生きる力を身につけるためにさまざまな経験をさせた方がよい」という意味です。

子どもは、さまざまな経験や学びをすることで、心身共に成長します。特にバーチャルでない実践を伴った経験は、人生においてとても大切なことです。

それを家族旅行の中で経験できる“旅育” は、やっておいて損はないと思います。

●旅育とは?

“旅育(たびいく)”は、旅を通じてさまざまなことを学び・育むことを指します。

その中でも、生きていくために必要な力である、次の3つを学び身につけることが大切だと考えています。

・生きる知恵
・考える力(思考・洞察力)
・感じる力(想像・表現力)

私は、常日頃から「冒険をしないと子どもは成長できない」と思っております。

ピクニックやキャンプ、初めての新幹線など、普段とは違うドキドキを経験する ことで、考える力や感じる方を高めることができるからです。

旅育は、そんな初めてのドキドキを家族で味わうことができる点が良いと考えています。

子どもがちょっと不安な気持ちになったとき、「親が後ろで見守ってくれている」という安心感を持って体験できるというところが良い点です。

●計画段階から一緒に!

長期の休みは、まさに旅育を実践するのに良いときです。

小学生の子どもには、計画の段階から関わりを持たせます。どんなことをしたいのか、何を体験したいのか を家族で相談し、一緒に計画を立てることから始めましょう。

【計画でできること】
・乗り物の時刻を調べる
・体験したい施設を調べさせる
・必要な物は何かを考えさせる

目的地や移動手段、体験したいことが決まれば、準備する物は、おのずと見えてきます。

楽しいことは、低学年でもしっかり考えることができますので、わからないときにヒントを与えるようにしてみましょう。

旅行費用のことも最初から予算を提示してみてもいいと思います。どこまで行けるのか、何ができるのかを考えることになりますからね。

むしろ、予算内で家族旅行に行けたことが、子どもの気持ち・やる気を大きく動かすことにもなります。

●旅行の中に学びを入れる工夫とは?

「旅行=のんびりする・リフレッシュする」と考えがちです。しかし、非日常の中に飛び込むわけですから、そこに学びをプラスさせる ことを常としましょう。

机に向かう勉強だけが学びではありません。

・キャンプをする(テントの立て方・食事の準備など)
・体験コースの利用(歴史・科学・生物学などの実践)
・体をフル活用する(泳ぐ・釣り・アスレチック・登山など)

このように、学ぶことはたくさんあります。

例えば、食べられる植物や毒性のある植物を知ることも学びです。

私の父は、キャンプやピクニックのときなどに、上記のような動植物について教えてくれました。その知識は今もしっかり残っていて、私も子どもたちに教えることができています。

初めて教わったときは、ドキドキしましたし、楽しかったです。

こういった学びは子どもにとって、大切な時間であると同時に大切な知識(一生物になることが多いです!)になります。

●おわりに

旅育をすることによって、ゲームに時間を取られることなく、家族がみんなで話し合うことができます。

家族のコミュニケーションが取れるのは、素晴らしいことですよね。

これから来る春休みは、まさにうってつけの時期です。未体験のことを一緒に楽しみましょう。

【参考文献】
・『アドラー博士が教える子どもの考える力を引き出す魔法のひと言』星一郎・著

●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)
●モデル/貴子(優くん、綾ちゃん)

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