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利率が高いのはどっち? 「終身保険」と「養老保険」の違い

  • 2014.12.12
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【女性からのご相談】

貯蓄になる保険を探しています。終身保険と養老保険の違いを教えてください。

●A. 終身保険と養老保険にはそれぞれメリット・デメリットがあります。

ご相談ありがとうございます。ファイナンシャルプランナーの常磐麗奈です。

今回は、保険を活用した貯蓄について、メリットデメリットを見ていきたいと思います。

●養老保険とは

養老保険は、死亡保険金と満期保険金が同じ額です。例えば満期60歳、保険金300万円のものであれば、満期までに死亡したときには死亡保険金が、満期時に生存していたら満期保険金が300万円受け取れるというものです(生命保険文化センターHPを参照)。

保険期間中に払い込む保険料は、月払だとほぼ同額か、満期保険金より上回ってしまいますが、一括払い(全期前納といって、払込保険料の全額を申込みのときに支払う方法で、かなり割り引かれる)ですと、満期保険金をかなり下回る金額の払込金額で済みます。

●終身保険とは

死亡した場合のみ、死亡保険金が受け取れます。保険期間は一生涯死亡保障が続き、満期保険金はありません。保険料の払い込みが一定年齢または一定期間で満了する有期払込タイプと、一生涯払い続ける終身払込タイプがあります。満期のある養老保険と違い、保険金より払い込み保険料はずっと低くなります。

●終身保険を利用した貯蓄方法とは

貯蓄によく利用されるのは、低解約返戻金(へんれいきん)型終身保険です。解約返戻金とは、保険を解約したら戻ってくるお金のことです。低解約返戻金は、保険料払込期間中払い込み保険料の70%程度と低く抑えられており、払込終了以降、解約返戻金が払い込み保険料を上回ってきます。払込終了後の利回りがよいことから貯蓄に利用されます。

●利率はどうなの? 養老保険VS終身保険

死亡保障がついているので元本割れ、という言葉はふさわしくありませんが、払い込んだものに対して戻ってくるお金が下回るという意味での元本割れは、払込期間の短い養老保険の月払いで散見されます。

養老保険の全期前納であればかなりの高利率を確保できます。低解約終身保険は月払いでも払込満了直後に解約返戻金が払い込み保険料を上回るものもあれば、100%を超えるのに時間がかかるものもあります。

●保険を利用した貯蓄の最大のリスクとは?

保険を利用した貯蓄の最大のリスクは、“一度始めたらやめられない”というところにあります。

養老でも終身でも、保険期間が長いほど利率がよくなるので魅力も大きくなりますが、その金額を常に支払っていけるのか、本当にそれまでそのお金が必要ではないのか、途中解約したら大幅な元本割れを起こすため、金額と期間はよく検討する必要があります。

(ライタープロフィール)

常磐麗奈(ファイナンシャルプランナー)/大学卒業後、1年間の就職浪人を経て投資顧問会社に就職。株式運用ファンドマネージャーのアシスタントをする傍ら、海外株式へ投資する投資信託の運用レポート作成などを担当。2003年に第一子出産以降、3度の出産、育児休暇、復帰を繰り返すも、三児の育児と家事と通勤に追われる毎日に疑問を感じ、2012年に退職。20代に取得して塩漬けしていたファイナンシャルプランナーの資格を活かして起業するのが目標。さらなる知識習得のため、上級資格であるCFP®受験中。趣味は、味噌、柏餅、筍煮、梅ジュースなど、年に一度だけの手作りを楽しむこと。

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