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賞味期限は10分だけ!京都の町家カフェで味わう、サクッふわっ絶品モンブラン

  • 2017.3.14
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「甘いものは食べ尽くした」というスイーツ通の注目を集めるカフェが、京都にあります。朝早くから列をつくる女性たちのお目当ては「10分モンブラン」。この話題のケーキには、どんな秘密が隠されているのでしょう。

名店で経験を重ねたパティシエのいる菓子工房直結のカフェ

地下鉄東西線の二条城前駅から堀川通を南に5分。京都三条会商店街のアーケードを西へ進むと、町家をリノベーションしたカフェが現れます。
京都の一流洋菓子店で40年以上もパティシエとして活躍されてきた西田敬三さんが、「菓子工房 & Sweets Cafe KYOTO KEIZO」をオープンしたのは2016年3月のこと。この春でちょうど1歳の誕生日を迎えます。

吹き抜け空間が心地よい店内は、年代を感じさせる木組みがアクセントとなり、懐かしい雰囲気が流れます。奥へ奥へと進み白いドアを開けると、広がるのはテラス席のある中庭。そこにある離れが、数々の名スイーツを生み出す匠の工房です。

10分間だけ味わえる、至福のモンブラン

ちょこんと載った和栗がキュートな、正統派の風格漂うモンブラン。
1番下にふわっふわの生クリームとスポンジ生地、その上には、なんと3時間もかけてじっくり低温で焼き上げたメレンゲを重ねます。このメレンゲの軽い食感を楽しめるタイムリミットが、10分間なのです。

さっそく、フォークを入れてみると、あれっ?サクッと音がする! まるで、メレンゲがささやいているよう。そういえば、お隣の席でもモンブランを味わう方は、おしゃべりを止めて無言になっています。皆さん、このかすかな音を聞いているのですね。
五感をフルに研ぎ澄ませて、こちらのスイーツを愉しみましょう。

春限定♪ さくら色のモンブランが登場

この春、新しくお目見えするのは、「桜の10分モンブラン」。
桜の葉にアレンジされたモンブランは、京都の春らしい淡いトーンが印象的です。

ほんのりピンクとグリーンに染まったペーストは、桜の葉や花びらを素材にしたクリーム。見ているだけで春の訪れを感じることができますね。もちろん、サクサクのメレンゲも楽しめます。手摘みした花びらを甘塩で仕上げたトッピングは、風にはらはらと舞う花をイメージしているそう。京都が桜色に染まる4月下旬までの限定メニューです。

京都丹波の恵みを生かしたワンプレートランチも

スイーツだけではなく、カレーやタコライスなどのランチメニューも充実しています。
なかでも、京都の山の幸を代表する丹波とろろ芋を使った「やまかけご飯」は、思わず歓声があがる目にも鮮やかな一品。国産の五穀米に、たっぷりの丹波とろろとアボカドをトッピングし、キラキラとオレンジに輝くジュレで仕上げます。

もちもちの五穀米とクリーミーなとろろ、つるんとしたジュレのコンビネーションが面白いひと皿です。しょう油ベースのジュレの混ぜ方で、味の変化も楽しめますよ。居心地のよさに、ついつい長居してしまうKYOTO KEIZO。
天気の良い日には、中庭のテラス席でランチやスイーツを頂くこともできます。

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