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ミラノの「MADAME PAULINE VINTAGE」でときめく

  • 2017.3.14
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うお座ではありませんが、こんなカーディガンを買ってしまいました。

2月末、ミラノコレクションの取材のためこの地を訪れた際です。

ランウェイを見ていると、「買い物がしたい!」という熱がマグマのようにヴォルテージを増してくるものです。ショーと展示会をできるだけ多くまわる分刻みのスケジュールの中、閉店前にギリギリセーフで駆け込み、まばたきをするほどの短い時間で物欲を爆発させることもしばしば。このたび私の物欲が爆発したのは、モードラバーが足しげく通うヴィンテージ店「MADAME PAULINE VINTAGE」。実際に、SPURチームが訪れた際には某マガジンのエディターやウェブスタッフ、モデルの福士リナさんの姿も。

とても小さなお店なのですが、入った途端というか入る前のウィンドウを見るだけで思わず「キャーッ」と叫びたくなるくらい、可愛い服が満載のお店。レトロなドレスに混じり、モードラバー垂涎の、メゾンのクチュールピースがさりげなく並んでいたりもします。それぞれ、ことばも発さず夢中で”宝探し”をしていたところ、同僚が「これ、似合うんじゃない?」と掘り出してくれたのがこのカーディガン。自分は気付かなかったものを他人が客観的な目線で見つけてくれる、というのも素敵なサプライズです。

カシミヤ地にフェルトでアップリケ、うろこはスパンコール、目玉はビーズ。毛糸のくるみボタンやステッチというディテールがどこまでもキュートです。盛り上がりついでにブレスレトまでゲット。こちらもミル打ち風の加工が施されたチェーンやチャームが既製品にはない魅力を放っています。古いスカーフをアレンジしたこんな可愛い袋に入れてくれる、そんなところもいちいち嬉しいです。

ヴィンテージにはいいものが安く手に入る、とか他人とかぶらないおしゃれができる、という楽しさがありますが、何よりも”トレンドに乗って消費され”ずに残ってきたものの”強さ”に元気をもらえます。

「MADAME PAULINE VINTAGE」、名勝スフォルツェスコ城のふもとにあります。ミラノを訪れた際には、ぜひ。当分ミラノへ行く予定がないわ、という方はインスタグラムアカウント@madamepaulinevintageを眺めてみてください。

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