1. トップ
  2. 恋愛
  3. 仮面ライダーは男児だけ!? 性別で子どもの遊びを制限することへの賛否

仮面ライダーは男児だけ!? 性別で子どもの遊びを制限することへの賛否

  • 2017.3.7
  • 835 views

こんにちは、佐原チハルです。

少し前、“ライダーベルトを欲しがる女の子”の動画が話題になりましたね。

仮面ライダーのベルトのおもちゃで遊びたい女の子が、その気持ちを訴えるのですが、「女の子だから」という理由で親に断られる一幕を捉えた動画です。

おもちゃに限らずとも、赤ちゃん・子ども向けアイテムの販売コーナーが“ピンクと水色だらけ”であることの是非についても、時々話題になることがありますよね。

そこで今回は、“子どもの性別によっておもちゃを決める”ことについて、ママたちの声を集めてみました。

●「性別で決めつけない方がいい」と思うママたちの声

『好きなもので遊べばいいよね。わざわざ制限する意味がわからない』(30代/2人の子のママ)

『私も昔、“男の子向け”みたいなおもちゃが大好きな子どもだったから、あの動画を観てすごく悲しくなった。自分の子どもには、男の子だから女の子だからって言っておもちゃを取り上げないようにしようって、あらためて思った』(30代/1歳の子のママ)

上記のほか、『男の子だからって、ピンクの服を選んでも否定しない』『戦隊モノが大好きな娘は遊び方が乱暴すぎるけど、「女の子なんだから」って理由では怒らないようにしている』などの声も聞かれました。

“子どもの気持ちを制限しない”ことに気をつけている というママさんは少なくないようです。

●「性別で決めてもいい」と思うママたちの声

一方、性別によって遊びやおもちゃをわけることについて反対ではない、という声も聞かれました。

『あの動画みたいに、子どもの言い分を雑に扱うのは酷いと思うけど、男の子と女の子とでは違いがあって当然。売り場を分けたり、“男の子向け”とかでおもちゃ作ったりとかは、別に不思議じゃない。効率化とかの問題では?』(30代/1歳の子のママ)

『男女で分かれてた方が、選ぶ方が便利なんですよね。お友達の子どもにお土産でおもちゃを選ぶときは、やっぱり目安があったほうが助かるし』(20代/2歳の子のママ)

『うちの子、男の子なのに人形が好きで、時々女の子言葉でおままごとするんですよ。今は別にいいけど、もう少し大きくなったら、からかわれるようになるんじゃないかと不安です。男の子らしい遊びも好きになってほしいなと思うので、休日は時々“男の子向けのおもちゃ”コーナーに行っています』(20代/3歳の子のママ)

上述のママさんは、女の子用のおもちゃで遊びたがること自体ではなく、それを周囲にどう受け止められるかが不安 、ということでした。

●“性別にこだわらずに遊べる”機会は増えている?

「性別を気にせず、自分が好きなおもちゃで遊んで欲しい」と思っても、周囲からの目が気になり、不安になってしまうことは、やはりあるのでしょう。

けれど筆者のまわりでは、性別を気にせず遊べる環境も増えてきているのでは、と感じられることもあります。

たとえば筆者の子どもが通う園では、おままごとで使うエプロンには、いろいろな色があります。

ピンクのエプロンをしていた男の子が、次の日には青のエプロンをしていた、ということもありました。

知育玩具で有名な『ボーネルンド』のおもちゃは、売り場のスペースが大きく取られているお店を見かけることが増えてきました。

カラーリング・PRとも、男女の区別なく選べるようなものが多いですよね。

ボーネルンドでは、“STEM”についても女の子が除外されないケースが見られます。“STEM”は、それぞれ「Science」「Technology」「Engineering」「Mathematics」の頭文字で、ざっくりと言ってしまえば“理系”という感じです。

これまでは、理系といえば男の子がイメージされることが多かったですよね。性別だけを根拠に分けてしまう考え方は、そろそろ時代遅れになってきているのかもしれません。

子どものことを思えばこそ、不安になったり、オススメしたい・したくないおもちゃができたりもしますね。

けれどまずは、子どもの可能性や気持ちをつぶしてしまわないことを大切にしたいです。

子どもの言葉を“屁理屈”と笑わず、向き合ってあげられるような保護者でいたいですね。

●ライター/佐原チハル(フリーライター)
●モデル/貴子(優くん、綾ちゃん)

の記事をもっとみる