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もしかしてイジメ? 子どものSOSサインを見抜いて解決に導くコツ

  • 2017.3.4
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こんにちは、ライターのNANARUKAです。

みなさんは、帰ってきたわが子を見て「なんか変だな」「いつもと違う様子だな」と感じたことはありますか?

次の瞬間には、「学校で何かあったのかな?」「お友達に何かされたり言われたりしたのかな」と考えてしまいませんか?

子どもの様子がいつもと違う場合、体調が優れない、心配事があるなどいくらでも理由は考えられますが、それが子どもからの“SOS”だった場合 、早とちりは本質を見逃してしまいますし、親が一方的に大げさに振る舞うことも子どもとの温度差を生み、事態をややこしくしてしまいます。

それではどんな声かけが望ましいのでしょう。

子どもの性格やタイミングを見極めた適切なコミュニケーションをとることで解決に至った3人のママさんに、どんな方法で子どもと関わったのかインタビューしてみました。

●子どもに隠し事をしてほしくないなら、親もホンネトークで包み込んであげましょう!

『うちは娘が仲良しグループ内で仲間外れにされていた時期があり、その1〜2か月は毎日元気がありませんでした。学校であったイヤなことを誰にも打ち明けられず毎日を送らなければならないことはとても孤独でつらいもの。

けれど親が「何でも話してね」と強く言ったところで、子どもがすべてを話してくるかというとそんな簡単なことではありません。「最近元気ないように見えるけど大丈夫?」「食欲ないみたいで心配だなぁ」。

そんな言葉をちょくちょくかけるうちに、娘は「気にかけてもらっている」という安心感を得ることができたのか、つらさを紛らわせるために話してくるようになりました 。

そして毎日雑談を続け、相談に乗っているうちに時期が過ぎ、また楽しそうに登校するようになりました。あくまでママの独り言で、「何かあればいつでも助けになるよ」という一歩引いたスタンスが大事。

無理矢理聞き出そうとすると、子どもはかえって自分の殻に閉じこもってしまいます。親だからといって上から目線で問い詰めるのではなく、“大事な親友が困っている”というシチュエーションを想像して子どもに接しています』(38歳ママ/9歳女の子の場合)

●学校での出来事が問題になっていることが明らかな場合は、先生との連携で乗り切ろう!

『小学校に入学して少したったころ、娘が学校に行きたくないと泣く日がありました。

聞けば、「授業の合間にトイレに立つことのないようにトイレは休み時間に済ませておきましょう」という先生からの話を真に受けた友人が、授業中にトイレに立った娘のことをひどく咎めたそうで、それ以来、授業中に尿意をもよおすことが怖くなり、その日からトイレにすごく敏感になって家族との外出も嫌がるようになってしまいました。

そこで、担任に事情を話し、先生のほうから時々声をかけてもらうようにしました。その担任は、席替えの際も娘の席を教卓の近くにしてくれたり、遠足や校外学習で出かける際も側に付いてくれたり、学校での様子を電話で報告してくれたりすることもあったので、私も娘もとても安心することができました。

とはいっても、先生はひとりの子のためだけに長い時間を割くことはなかなか難しいでしょうから、要望は最低限に留め、節度を守って相談すること が大切です』(40歳ママ/8歳女の子の場合)

●いざというとき、子どもが不安をすぐにはき出せるよう、普段から話しやすい関係を築いておこう!

『「男の子は外での出来事をなかなか話してくれない」と周りのママさん方からいつも聞いていたので、幼いころからその日あった出来事をお互いが報告し合うような会話を心がけてきました。会話する際のポイントは、親である自分の方から、いいことも悪いことも、失敗や反省点などもぶっちゃけること。

あえて“不完全な大人”をアピールする ことで、子どもも「失敗してカッコ悪い自分」「悪さをしてしまったいけない自分」を客観的に見て、その一部を(隠し事もあるでしょうが)時々は報告してくれていると感じます。

一時期、特定の子からしばしば乱暴な言葉をかけられるということがありましたが、そのときもすぐに話してくれました。普段会話をしていないのに、何かあったときばかり「何があったか言いなさい」「○○くんに何かされたの?」と質問攻めでは、本音を話してもらうどころか、親子の信頼関係が壊れてしまう ことにもなりかねません。

日々のコミュニケーションの積み重ねが、何かあったときの親子の救いになると思います』(45歳ママ/10歳男の子の場合)

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3つの親子のカタチ、いかがでしたか? ママにとって子育てに悩みはつきもの。子どもにとっても学校生活に悩みはつきもの。

それをいかに柔軟にスマートに切り抜けるかは、普段のコミュニケーションの質にも関わってくるのだなぁとしみじみ感じるインタビューでした。

親子といっても結局は人と人。尊重し合い、認め合う。このことは、この先のあらゆるシーンで親子の助けになるはずです。

筆者も、多感なお年頃に差し掛かっている子どもたちとの関係を、今一度見つめ直してみようと思いました!

●ライター/NANARUKA(フリーライター)
●モデル/赤松侑里(さゆりちゃん)

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