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野菜不足も同時に解消! ママ料理家が教える時短ごはん3つのコツ 【毎日おいしい時短ごはん Vol.2】

  • 2017.3.1
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© yonibunga - Fotolia.com

慌ただしく帰宅してからごはんの用意をすると、主菜を作るのが精一杯になって、つい野菜の副菜を省略しがち。「野菜不足にならないかしら」と心配になります。

「野菜を洗って、切って、加熱して・・・という作業は手間がかかるので、つい省略したくなります。そんな時こそ、野菜料理でも『サキドリ』と『作りおき』を活用しましょう」と料理研究家の田内しょうこさんは話します。

今回は時短調理の3つのコツとおいしい時短レシピをご紹介します。

『忙しいママでもできる! 毎日の時短ごはん』(辰巳出版株式会社)

【田内しょうこ プロフィール】
アメリカ・カリフォルニア州の女子大を卒業後、出版社勤務を経てフリーに。雑誌・ウェブなどメディアで料理レシピを提供するほか、企業向けセミナー、育休ママ向け時短料理ワークショップ、時短料理教室、食にまつわる取材やライティングなど幅広く活動。著書に『時短料理のきほん』(草思社)、『忙しいママでもできる! 毎日の時短ごはん』(辰巳出版株式会社)などがある。
Blog:http://tauchishoko.seesaa.net/
Twitter:@oyakogohan

■コツ1:スライサーを活用して「野菜の塩もみ」を常備

スライサーは目新しい調理器具ではないけれど、意外とうまく使いこなしている人は少ないかもしれません。「スライサーを使って野菜をまとめて切り、塩もみを作りおきしておけば、そのまま食べることもできるし、料理にも使えます」と田内さん。子どもがお手伝しやすい作業なので、子どもにまとめて切ってもらえば大助かりです。

田内さんのおすすめはきゅうりの塩もみの常備。冷蔵庫にそれがあれば、そのまま食べられるだけでなく、しらすあえ、ちらし寿司、ヨーグルトサラダ、サンドイッチの具、冷汁などいろいろな料理にも使えます。「きゅうりの塩もみのサンドイッチはヘルシーだし、子どものおやつにもおすすめです」。

■コツ2:切った野菜を「サキドリ」で常備

2つ目のコツは、野菜を時間のある時や、ついでの作業で多めに切って冷蔵庫に常備しておくことです。

「それだけ?」と思ってしまいそうですが、「切った野菜がある、という安心感は思ったよりずっと大きいので、ぜひ試してください」と田内さん。切った野菜があると「みそ汁の具材にしよう」などと、野菜のちょい足しも気軽にできて、野菜の摂取量も増えそうです。

「例えば大根を4cm程度の長さにまとめて切って保存しておけば、汁物の具材にすぐに使えるだけでなく、加熱して味つけすれば立派な一品になります」と、簡単なレシピを紹介してくれました。

●大根とツナ煮

【材料】 4人分
大根のまとめ切り2カップ分
ツナ缶(オイル漬け) 1缶
水1・1/2カップ

(A)
酒大さじ2
しょうゆ 大さじ1
みりん大さじ1

【作り方】
1. 鍋に水と大根を入れて火にかけ、煮立ったら(A)とツナを缶汁ごと加えて中火で5分ほどに煮る。
2. 鍋に入れたまま冷まし、食べる時に再び温める。

傷みやすい印象のある切った野菜も、保存容器やビニール袋に入れて保管しておけば4、5日ほど日持ちします。

■コツ3:ゆで野菜を常備すれば、そのまま料理に使える

田内さんによると、切った野菜だけでなく、ゆで野菜も常備しておくと便利だそうです。「少量しか使わない時に、ついでに多めにゆでて保管しておけば、簡単に野菜の副菜が一品できます」。

ゆでて保存に向く野菜は、キャベツ、白菜、ほうれん草などの葉物からにんじん、さつまいも、じゃがいもなどの根菜類などだそうです。

ゆでたほうれん草を使った、子どもに人気の一品のレシピを紹介してもらいました。

●ほうれん草のチーズ焼き

【材料】 4人分
ゆでほうれん草 6株分
冷凍コーン大さじ山盛り3
マヨネーズ大さじ2
ピザ用チーズ適量

【作り方】
1. ゆでほうれん草はざく切りにする。
2. ほうれん草、コーンをマヨネーズであえる。
3. 耐熱皿に 2 を入れ、ピザ用チーズをのせてオーブントースターか魚焼きグリルで焦げ目がつくまで焼く。

「塩もみ」「切った野菜」「ゆで野菜」を常備、というちょっとした心がけで「冷蔵庫にすぐ使える野菜がある」と、心に余裕を持ってごはん作りができますね。

協力:『忙しいママでもできる! 毎日の時短ごはん』(辰巳出版株式会社)

(まちとこ出版社)

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