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お得とも限らない!? オール電化にしてわかったメリット&デメリット

  • 2017.2.27
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こんにちは、金融コンシェルジュの齋藤惠です。

電気料の値上がりや電力自由化をきっかけに、オール電化の導入を検討している世帯が増えているそうです。

家中のエネルギーを電力一本にしぼるという方法は、果たしてどんなメリットがあるのでしょうか? また、デメリットになり得る部分はないのでしょうか?

実際にオール電化を採用している家庭に、話を伺ってみました!

●オール電化にしてよかったこと

・ガス料金の心配がいらない
・深夜電力の使用により、電気代を節約できる
・ガス漏れなどによる火災リスクが軽減できる
・IHにより楽に掃除ができる

オール電化を採用した人の一番の理由は、やはり料金の割安感 にあるようです。

プランによって実際の料金は違ってきますが、ガス代がかからず深夜料金で電気を使用できれば、毎月の光熱費がぐっと抑えられる家庭が多いのではないでしょうか?

また、IHによってガス漏れや火の消し忘れなどの心配も少なくなることから、高齢者によるオール電化リフォームが増えている ようです。

さらにオール電化にプラスして太陽光発電を導入し自宅のエネルギーを自給しようという動きも少しずつ広まっているのだとか。

中には自給した電力を売る ことで収入を得ているという人も!?

●オール電化にして悪かったこと

・昼間の電気代が割高
・災害時や停電時にすべてのエネルギーが止まってしまう
・初期費用が高額
・IH対応の調理器具しか使えない
・お湯はタンク貯水から供給されるため、そのままでは飲めない

電気の使い方については家庭によって事情が変わるため、やはりオール電化に適さない家庭もあるようです。

例えば、昼間でもたくさん電力を必要とする家庭はかえって電気代が上がってしまう恐れがあります。

また初期投資がかかる点や調理器具を一新しなければいけない点を考えると、築年数の古い家やガス使用で道具がそろっている世帯がオール電化に切り替えるのはコスパが悪い と言えるかもしれません。

さらに衛生面にも少々懸念が。貯水されたお湯はすぐに使えるのでシャワーとしては魅力的ですが、飲み水には適しません から煮沸して使う必要があります。

●周りに流されずに、わが家をシミュレーションしてみよう!

オール電化を採用したことで家計や生活にプラスとなった人はたくさんいるようです。

しかし、周りが得をしているから必ずしもわが家も得をするとは限らないのがオール電化の落とし穴であることがわかりました。

オール電化の採用を検討している人は、メーカーや業者さらには家族一人ひとりとじっくり話し合い、わが家にメリットがどれほどあるのか? またデメリットはどれほど抑えられるか? を明確にシミュレーションしてから適合性を決断することが大切です。

焦る必要はありません。じっくり何度も考えてみましょう。

●ライター/齋藤惠(金融コンシェルジュ)
●モデル/赤松侑里(さゆりちゃん)

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