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ちょっと待って、時短ママってプレミアムフライデーを利用しても大丈夫?

  • 2017.2.24
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© Monet - Fotolia.com

プレミアムフライデーって何?
今日、2月24日に初めて実施されるプレミアムフライデー。月末の金曜日の仕事をいつもより早く終わらせて帰ることで、2,5日の週末を楽しんでもらおうと経済産業省が推進し、関ジャニ∞がナビゲーターを勤めたことでも話題になっています。

しかし、このプレミアムフライデー。職種や勤務形態によっては利用が難しい場合もあるようです。

例えば、接客業や営業職をしている人は、相手都合で仕事が進むため、気軽に休むのはなかなか難しいもの。実際に、大手の保険会社などは、「顧客対応を優先するため」という理由で当面参加する予定はないと発表しています。

時短ママが利用すると総勤務時間数が足りなくなる可能性も
また、そもそも時短勤務で働いているワーキングマザーにとっては、いつもより数時間早く帰ることで、月の総勤務時間数が規定に満たなくなってしまうという声も。実際に、都内で働く時短勤務のママたちにプレミアムフライデーを利用するかどうか取材をすると、さまざまな意見が集まりました。

「ただでさえ業務を終えることで精一杯なので、働く時間が減ることで、逆に業務が溜まってしまい困るなと思いました。だから、プレミアムフライデーは休もうとすら思っていませんでした。ただでさえ時短勤務で周囲に迷惑をかけているので」。(35才女性/企画職)

「5才と1才の子どもがいて時短勤務をしています。営業職をしているのですが、日中しか働けないこともあり、クライアントとの打ち合わせは最優先。プレミアムフライデーの日もちょうど16時から打ち合わせが入っていたのでそもそも使うつもりはありませんでした」。(34才女性/営業職)

「経理の仕事をしています。普段は残業もほとんどしないので、プレミアムフライデーを利用すると月の総勤務時間数が足りなくなってしまいます。でも、せっかく周囲も早く帰るとのことだったので、午後半休を取ってみんなと一緒に帰ろうとおもったら、上司から『プレミアムフライデーだから取る必要はないだろう』と言われてしまい…。ちょっと面倒だったので、結局半休は使わず通常と同じように勤務します」。(40才女性/事務職)

「人事の仕事をしています。自分自身が毎月の総勤務時間数がギリギリなので、いろいろと耳が痛いですが…。
ただ、会社にせっかくフレックス制度があっても、時短中だとなかなか使いづらいなぁと思っていたので、会社が月に一度でも推奨して、みんなが帰りやすいムードになるのはよいかなぁと思います。毎月1回1時間半くらい早く帰るくらいの工夫はできそうかな、と思います」(40才女性/人事職)

フレックス制度や有給はちゃんとあるものの、仕事量や職種、雇用形態によっても利用できるかどうかは全く別の話。もちろん、条件に関係なく会社全体で啓蒙できることが一番理想的ですが、課題はたくさんありそうです。今日初めて実施されるプレミアムフライデー、今後浸透していくのでしょうか。
(ウーマンエキサイト編集部)

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