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春インテリアに加えたい♡プロに聞く、意外と知らない多肉植物の育て方

  • 2017.2.19
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近頃、ぷっくりとしたフォルムが可愛いとインテリア好き女子に人気の多肉植物。そのアレンジを手掛け、国内外で高い評価を受けている「TOKIIRO(ときいろ)」を知っていますか?盆栽とも、フラワーアレンジメントとも違う、植物の新たな魅力をご紹介します。

世界が注目する多肉植物アレンジの世界

「TOKIIRO(ときいろ)」は、多肉植物専門にアレンジを行う近藤義展さん、友美さんご夫妻のユニット名。日本国内だけでなく、台湾でも人気を博し、今後はNYなども視野に入れチャレンジ予定の注目のアーティストです。彼らの主な作品は赤や緑、黄色や紫といった色とりどりの多肉植物を、作家ものの器の中に寄せ植え、独特の世界観を作り出したもの。小さな器の中に、多肉植物の絶妙な色使いと質感を生かし、その生命力を表現しているアレンジは、まさに芸術作品。美しく存在感があり、インテリアのアクセントとしても最適です。千葉県浦安市には作品を購入できるアトリエ兼ショップ(不定休)があり、カフェも併設していて、遠方からもファンが訪れると言います。

多肉植物が紅葉?小さな器の中にも四季のうつろいが!

多肉植物の魅力のひとつは、その鮮やかな色。赤や黄色のものは、てっきりそういう色の品種なのかと思っていたら、実は紅葉しているのだそう。「TOKIIRO」は、漢字では「季色」と書きます。冬は紅葉、春は花芽、夏は緑、秋には冬支度をはじめる、そんな季(とき)のうつろいを感じられるアレンジを目指したことから名づけられました。今は真っ赤な葉も、夏になると緑色になります。しかも一般的な広葉樹とは違い、冬になっても落葉しません。小さな器の中で、四季の変化を感じられるのも多肉植物ならではの楽しみです。

植物を育てるのが苦手な人こそ多肉植物にチャレンジを!

最近では、ホームセンターでも多肉植物がたくさん売られていて、どれを選んだらいいのか迷う方も多いのでは?義展さんによると、育てやすさなどを考えるよりも、まずは自分の気に入ったものを見つければ愛着もわき、育てる意欲が芽生えてくるとのこと。
そして肝心なのが育て方。意外なことに置き場所は室内よりも屋外がいいのだそう。日当たりがよく、風が通り、長雨の当たらない場所に置けば、春には花芽をつけ、夏にはみずみずしい緑になり、秋から冬にかけては鮮やかに紅葉し、四季それぞれの楽しみ方ができます。水やりは、何日に一回などと回数を決めるのではなく、昨日より元気がないなと思ったらあげればいいとのこと。これなら植物を育てるのが苦手な人でも安心です(より詳しい情報を知りたい方はTOKIIROの公式HPへ)。「TOKIIRO」のアトリエのテラスにある多肉植物も、寒い中でも鮮やかに色づき、生き生きとしていました。

なぜか話しかけたくなる、まるで家族やペットのような存在!?

そしてもうひとつ、多肉植物を元気に保つ、不思議な方法を教えていただきました。アレンジメントは1つではなく、できれば複数を1か所に置くと、どんどん元気になるのだそう。「多肉植物は、そのほとんどが水分でできているところが、人間と似ていますよね。多肉植物同士言葉は話しませんが、彼らの言葉や独自の方法で交流しているのかもしれませんね」と義展さん。私はいつも植物を枯らしてしまうのですが、自宅にある「TOKIIRO」のアレンジメントは、買ったときのままとても元気です。購入から時間が経てば経つほど、どんどん愛着がわいてきて、まるでペットにするように、帰宅するとつい話しかけているおかげでしょうか?科学的根拠はありませんが、多肉植物には、そんな風に愛情が湧いてしまう不思議な魅力があります。ぜひ「TOKIIRO」の素敵なアレンジメントを自宅に招き入れてみませんか。
writer / カオリーヌ photo / カオリーヌ

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