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素手で口を覆うのはNG!? 正しい“咳エチケット”4つ

  • 2014.12.9
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【ママからのご相談】

先日、娘がくしゃみをするときに、腕を曲げて肘の内側あたりに向かってくしゃみをしていました。「そういうときは手でお口を隠すんだよ」と教えたところ、「幼稚園の先生がこういうやり方を教えてくれたから」と言います。お行儀が悪いように思うのですが、どうでしょう?

●A. とっさのくしゃみや咳は袖や上着の内側でカバーするのが正しい咳エチケットです。

ご相談ありがとうございます、フリーライターのパピルスです。

インフルエンザの流行が気になる時期になりましたね。筆者も、「咳やくしゃみをするときには手で口を覆って」と教えられ、実践してきました。すると、とっさの場合は素手で口を覆うことになります。

しかし、実はご相談者様の娘さんがやっていたように、“腕を曲げて肘の内側で口元を隠す”という方法がとっさの場合の正しい咳エチケットなのです。

●素手で口を覆うのは不適切?

とっさの際に両手で口を覆って咳やくしゃみをしている方も多いのではないでしょうか? しかし、素手で口を覆って咳やくしゃみをした場合、手のひらにウィルスが付着してしまいます。すぐに手を洗えればよいですが、ウィルスが付いたままの手であちこち触ることは、ウィルスをあちこちに擦り付けていくのと同じです。

例えば、電車の中などではすぐに手を洗えませんし、ウィルスの付いた手でつり革を持つとそのつり革にウィルスが付着してしまうので、適切な方法とは言えません。もしも、両手で口を覆うのであれば、ティッシュやハンカチを手に持って口を覆うようにするのが正しい咳エチケットです。

しかし、くしゃみが突然出そうになったときとっさにティッシュやハンカチが用意できるでしょうか? 難しい場合もありますね。そういったときに、素手で口を覆うよりも良いとされているのが、“袖や上着の内側で口元を覆う”という方法です。

この方法では、ウィルスを広範囲に飛散させずに済みますし、素手のようにあちこち触ってウィルスを付着させずに済むからです。

●正しい咳エチケット4つ

正しい咳エチケットをまとめると……、

・1……マスクをする

・2……ティッシュやハンカチで口と鼻を覆う。使用したティッシュはすぐにゴミ箱へ

・3……とっさのときは袖や上着の内側で口と鼻を覆う

・4……万が一素手で口と鼻を覆った場合は、すぐに石鹸で手を洗う

このようになります。

マスクをしている場合は、マスクになるべく触らないことがポイントです。マスクの表面にはウィルスがたくさん付着していますから、触らないように気を付けて外し、ゴミ箱に捨てましょう。そしてすみやかに手を洗いましょう。

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冬は風邪に加え、インフルエンザが流行する季節です。電車・バス内や人ごみ、教室などで無防備に咳やくしゃみをしないように、日頃からお子さんにも咳エチケットについて教えておくと共に、大人も気を付けていきたいですね。

ご相談者様の娘さんは、幼稚園で教えられた咳エチケットを実行できていて素晴らしいですね。それでいいんだよと、褒めてあげてくださいね。

(ライタープロフィール)

パピルス(フリーライター)/初めましてパピルスです。23歳で結婚して転勤族の妻、いわゆる「転妻」に。以来関東、関西、四国を平均2年毎に転々とする引越生活に突入。途中、夫の長期出張に帯同し、乳飲み子を抱え3か月毎にウィークリーマンションを転々とする日々も1年間経験。独身時代からの引越と長期滞在を合わせると、10都道府県、13市町村に居住。引越は合計8回に。自身の引越経験を元に、引越準備や引っ越し後の生活の作り方、人間関係、親子関係などを中心に執筆活動中。1児(男の子)の母。

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