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働くママ率でわかる!? 共働きに理解があるのはどの都道府県の出身者か

  • 2017.2.16
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こんにちは。婚活コンサルタントの菊乃です。

「東京って保育園に預けるのも大変なんでしょう~」「山形には待機児童なんていないよ」と、地元山形の同級生に言われたため、調べてみました。

北海道17人、青森県0人、秋田県38人、山形県77人、福島県85人、栃木県23人、群馬県8人、 新潟県0人、富山県0人、石川県0人、福井県0人、岐阜県8人、静岡県97人、三重県27人、京都府15人、和歌山県7人、鳥取県0人、島根県14人、岡山県20人、広島県0人、山口県33人、徳島県41人、香川県0人、愛媛県0人、高知県2人、佐賀県11人、長崎県0人、大分県0人、宮崎県0人と、29の都道府県は100人以下(平成25年4月1日)。

一方、東京都8,117人、沖縄県2,216人、神奈川県1,462人、千葉県1,340人、大阪府1,350人です。

●共働きへの理解度は都道府県によって異なる

待機児童が多くて保育園が激戦というのとは別の問題もあります。共働きへの理解度です。

「子どもが小さいのにお母さんが働くなんてかわいそう」と言う方がいることに傷つく、というママ向けコラムを読みました。

そんなことを言う人がいることと、傷つく方がいることがいまいちピンと来なくて。同級生のお母さんが専業主婦というのが、クラスに片手で数えられる程度しかいなかったことを思い出しました。

調べると、共働き世帯数って都道府県によって全く違う のですね。全国平均45.5%、東京44.3%(37番目)。

●ママも働く率が高いところ

福井県58.8%、山形県57.4%、石川県55.0%、島根県54.7%、富山県53.9%、長野県53.9%。

●働くママ率が低いところ

奈良県39.1%、兵庫県39.3%、大阪府39.8%、北海道40.6%、神奈川県41.4%。

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関西だと共働きは少数派。それだと「なぜ働くの?」って聞かれるかもしれませんね。逆に共働きのほうが多ければ、「どうして働かないの?」って聞かれるかもしれない。

女性の就業率は年齢別でみると、20代で高くなり、出産育児で離職して30代で下がり、また40代で仕事を始めて高くなる傾向があります。

専門用語ですが、これを『M字カーブ 』と言うそうです。

しかし、出産育児でも離職せず働き続ける女性が多ければM字の谷は浅くなりますが、離職する女性が多ければM字の谷は深くなります。

出産・育児でも働き続ける女性が多い地域かどうかをM字の谷の深さ から調べることができます。

(出展:全国知事会「女性活躍の場の拡大による経済活性化のための提言」2012年7月)

●出産・育児中でも働き続ける女性が多いエリア

1位:高知県、2位:島根県、3位:山形県、4位:宮崎県、5位:青森県。

●出産・育児で離職する女性が多いエリア

1位:神奈川県、2位:奈良県、3位:東京都、4位:千葉県、5位:大阪府。

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「子どもが小さいならママは専業主婦」と言う方は、どこの出身でしょうか? そういう人がいたら、「そういう土地で育ったんだからしょうがない 」と受け流しましょう。

どの考え方・働き方が「正しい」ではなくて、「自分とは違うなぁ」という考え方の人に出会ったとき、「あ~、あの人はそういうエリアで育ったからそういう考え方になるんだな」と受け流すきっかけの一つになれば幸いです。

【参考リンク】
・保育所関連状況取りまとめ(平成25年4月1日) | 厚生労働省(PDF)(http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11907000-Koyoukintoujidoukateikyoku-Hoikuka/0000022681.pdf)
・データでみる働く女性の実情 | (2014.4.11)共立総合研究所 調査部 陸田いずみ(PDF)(https://www.okb-kri.jp/_userdata/pdf/report/154-focus3.pdf)

●ライター/菊乃(婚活・恋愛コンサルタント)
●モデル/神山みき(れんくん)

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