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フレンチカントリーインテリアにするためのポイント3つ&実例をご紹介♡

  • 2017.2.16
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北欧インテリアや男前インテリアに注目が集まっている中、一定の人気を保っているテイストが「フレンチカントリー」。ナチュラルテイストをベースに、レースやアンティークを飾ったガーリーでロマンティックな雰囲気のお部屋です。ただし、味付けは他のインテリア同様幅広く、素朴感を強めてガーリーテイストを少なくしたものや、カフェスタイルと融合させてフレンチ色が薄まったものなど、いろいろなパターンがあります。それでは、フレンチカントリーインテリアの実践例をご紹介しましょう。

フレンチカントリーとは?

フレンチカントリーテイストと一言で言っても、その趣はけっこう幅が広く、色々なイメージがあります。ふんわりとやわらかなロマンティックガーリーテイストから、ワイルド感のあるラスティックなカントリー風情のものまで「フレンチカントリー」と称しています。日本において、人気のフレンチカントリーはフェミニンで甘い印象のフレンチカントリーが主流。そのテイストらしく見せるには3つのポイントがあります。

お部屋をフレンチカントリーにするポイント

①インテリアカラーはホワイトに、くすみ感のある薄いベージュ、ブルーをプラス

ベースカラーを白にするとフレンチカントリーのイメージになりやすいです。ただし、白は広い範囲のインテリアに共通して使われるので、それだけではフレンチらしいというほどにまではなりません。全体に白ベースの中にくすみ感のある薄いベージュ(木製品)やグリーン、ブルーといった小物をプラスすると、フレンチカントリーの趣にぐっと近づきます。 

ナチュラルなベージュに白い小物をプラスしてもフレンチカントリー風になります。ただし、ここで注意しなくてはならないのは、そこに赤いギンガムチェックを使ってしまうと、アーリーアメリカンの雰囲気になってしまいます。ギンガムチェックを用いる時には赤色は避けます。 

②家具は丸みのあるデザイン

フレンチアンティークは猫脚に代表されるようななめらかな曲線を多用した家具になります。やわらかなカーブを描くロマンティックな家具が1つあるだけで、フレンチっぽく見えます。 

素朴な棚でも、カーブを描いてカットされた装飾の板がついていたり、縁がついていたりするような家具はフレンチらしい雰囲気です。もし、シンプルな家具があるなら、それにひと手間を加えて、カーブを描いたアイアンをつけたり、装飾のラティスをつけたりするとフレンチっぽくなります。 

③家具の塗装はシャビーシックに

実は様々なカラーでフレンチカントリー風にはできるのですが、日本ではシャビーシックな白い家具を使うと「フレンチ風」というイメージがあります。白以外でシャビーシックな雰囲気にするには、くすみ感のあるカラーを剥げかけた感じで塗装するとよいでしょう。 

白い家具や雑貨でも塗装が剥げかけたようなアイテムの方が特に味わいがあります。真新しい白のアイテムはエイジング加工してユーズド感を出すと、しっくり馴染むでしょう。

【お部屋別】フレンチカントリー インテリア実例

リビング・ダイニング

木綿の布はカントリーテイストに欠かせない物ですね。アメリカンにしろ、北欧にしろ、フレンチにしろ、カントリーのマストアイテムです。取り入れる際に注意したいことは、生成り色は全テイストにOKですが、ギンガムチェックの色は、国のイメージで違います。フレンチにはブルーやベージュを使う方が「らしい」雰囲気になります。 

窓に白い枠をつけると、フレンチテイストですね。青いチェックのカーテンもフレンチな印象です。花柄のクッションは英国的ですが、フレンチでももちろんありなので、雰囲気を出す小物としていい味がプラスされていますね。 

壁に横に渡した貼り板があると、ラスティックな雰囲気でカントリーな味わいになります。ここにミルクポットやアールのついたアイアンのデコレーションなどを飾ると一気にフレンチテイストになります。ドライフラワーもいいですね。 

SOHO的な楽し気なリビングです。雑然としているにもかかわらず、居心地のよさそうな気持ちの良いリビングになっていますね。小物の1つ1つ、フレンチ的な物を吟味して使うことで、表面的なおしゃれのインテリアではない、暮らしに馴染んだインテリアとして活きてきますね。 

ロマンティックな雰囲気は抑えられて、ラスティックでナチュラルな仕上がりのお部屋です。太いブラウンの柱や、梁がカントリーチックでなごみますね。エスニック調の柄のファブリックも似合っています。 

ナチュラルで明るいフレンチカントリーです。節目のある床板がワイルド感を出して、カントリーな味わいを表現していますね。テレビにレースをかけているところが、インテリアに統一感を出していい感じです。 

すこしアンニュイな雰囲気のあるブルーがかったお部屋がロマンチックですね。古材風の天板の長いテーブルやシンプルなソファなど、ラスティックな印象のフレンチカントリー風味です。窓枠の上の装飾やテレビボードにロマンティックな要素がありますね。 

素朴感のあるフレンチテイストです。白い腰壁がカントリー調です。ここにマリンテイストを加えると、西海岸やハワイ風になるのですが、素朴なベージュを合わせて、アンティークの鳥かご風のプラントハンガーやラタンのペンダントライトなどがフレンチカントリーテイストにしています。 

田舎風の造りのダイニングセットに、座面が広い白のソファが本物のフランスの片田舎を思わせます。白レースのカフェカーテンもフレンチっぽいですね。 

シンプルな家具が北欧調なのですが、ラティス風のついたてや、アンティーク風のスツールがフレンチアイテム的で、すこしフレンチアンティークの香りを漂わせています。 

ベージュが基調となってナチュラル感のあるインテリアです。フレンチ風なアイテムは画面右側にある、アールを描いたアイアンフレームです。このアイテムがあるとフレンチな香りになります。また、壁に掛けられた十字架アイテムもフレンチカントリーのエレメンツです。 

白くペイントされたアイアンのパーテーションがフレンチな味わいを醸し出していますね。白で揃えた家具の中に、薄いベージュの天板のテーブルや窓枠がカントリー風情を出す、いいアクセントになっています。 

フレンチカントリー版の男前インテリアというような趣ですね。ラフな風情の古材テーブルやカウンターもクールです。ロマンティックやシャビーシックなどのフレンチカントリーから遠い雰囲気ですが、フレンチアンティークなお部屋でもあるのです。

キッチン

白を基調としたキッチンに薄いブルーの差し色があって、シャビーシックなインテリアです。アンティークな雰囲気の電化製品やナチュラル素材で、フランスの田舎のキッチンを連想しますね。 

白い食器はフレンチテイストらしいアイテムです。これらが並んでいるだけでフレンチな雰囲気になりますね。ナチュラルなかごやホーロー容器もフレンチテイストなアイテムです。 

カフェスタイルですが、フレンチカントリーテイストですね。飾り曲線を描いたアイアンの棚受けや、シャビーシックな調味料棚がフレンチな味わいをしっかり漂わせています。 

北欧のオブジェなども飾ってありますが、ベージュのギンガムチェックのカーテンや、白いバケツのフラワーベース、木製のカーテンボックスなどが何気なくフレンチカントリーな雰囲気を醸し出しています。 

ホーロー容器はフレンチカントリー的なアイテムです。1つよりも3つセットで並べて置いて使うとおしゃれな雰囲気になります。 

賑やかに雑貨が置かれているのに、雰囲気に統一感があってちぐはぐな感じがしないですね。生活感があるのに、とってもおしゃれでステキなキッチンです。セラミックのシンクやおしゃれな蛇口に雰囲気がありますね。 

冷蔵庫もナチュラルな木製風になっていて、お部屋になじんでいます。ナチュラルなキッチンに、白い飾りシェルフなどが、フレンチテイストをプラスしています。 

アンティークなアイテムが所狭しと並んで、まさにシャビーシックなキッチンコーナーです。 

白とベージュを基調としたナチュラルキッチンにブルーの小物などを差し色に入れて、おしゃれな雰囲気に仕上がっています。北欧風と混ざっているようですが、ミルクピッチャーに飾ったドライフラワーやホーローの水切りボウルなどがフレンチテイストを出しています。

その他のお部屋

ベッドルーム

シャンデリアやレースのカーテンなどのアイテムがロマンティックな雰囲気を出して正統派フレンチインテリアという風情です。ベッドサイドのテーブルが、シャビーシックな味わいですね。 

窓のフェイク扉などがヨーロッパのカントリー調で、おしゃれです。シャビーシックなペイントで雰囲気が出ていますね。 

洗面所

白い壁で囲まれた洗面所にアンティークなシンクがとりつけられた、フレンチカントリー風のバスルームです。シャビーシックなスツールや装飾のついた白い棚も雰囲気を補完しています。 

ランドリールーム

サッシ窓に木枠のフレームをつけてカントリーな風情に。太めのストライプがパリを思わせますね。ホーローの洗面器も味わいを出しています。 

玄関

腰壁のナチュラルな雰囲気がカントリーな風情です。ドライフラワーや白いボックスがフレンチな雰囲気を醸し出しています。 

お部屋

コレクションボックスや白くペイントされたアンティークミシンなどがフレンチカントリーな味わい。素朴感を大切にして、ロマンティックとラスティックな雰囲気が合わさったような雰囲気ですね。

フレンチカントリーに取り入れたいインテリアアイテム

アンティークなフォルムの白いミルクピッチャーやホーローのキャニスターはフレンチカントリーアイテムとして筆頭にあげられます。これらのアイテムがあるだけでフレンチカントリーのイメージになりますよ。アメリカンカントリーの場合には白ではなく、青や赤にするところが違います。 

曲線が美しいアイアン飾り。パーテーションとして使ったり、アートパネルのように壁に掛けたりして置きます。1品でフレンチカントリーな雰囲気になるので、何か足りないような気がするときには、ぜひ、こちらを飾ってみてください。 

白い脚のスツール。脚も座面も全部木製でできたスツールでも、脚がアイアンで座面が木製のスツールでも、とにかく脚の部分がシャビーシックなホワイトにペイントされたスツールを使うと、フレンチカントリーの風情がでます。 

白い板壁にナチュラルな雰囲気の窓枠、薄いくすんだブルーのブリキのじょうろ、ラダーなどのアイテムがあいまって、フレンチカントリーな雰囲気に。壁はわざと汚したままにしてあるところがキュートです。 

流木にかけたドライフラワーはそれだけでナチュラルなアイテムですね。ドライフラワーだけだとテイストの幅が広いのですが、フェイクの飾り窓枠やラダーなどと合わせるとフレンチカントリー的なアイテムとなります。 

アンティーク車輪。ロマンティックなフレンチガーデンに欠かせないのが、アンティークの車輪。これを無造作な感じで、鉢植えなどと一緒に並べておくと、ヨーロッパの田舎の風情になります。 

白いラタンチェアとラダーシェルフ。ラタンはリゾート風のアイテムに思えますが、実はヨーロッパで愛用されていたということで、白いラタンチェアは西洋アンティークをイメージさせます。ラダーシェルフもフランスの田舎の物置のような趣をだしてくれますよ。 

アンティークなシャンデリアはフランスやイギリスを連想しますね。特に猫足風の曲線が入ったこのシャンデリアはフレンチな味わいがあります。たくさんのガラス玉がついてゴージャスですね。扉の色と合っていて風情があります。 

アンティークレースもフレンチカントリーのアイテムとしてよく使われます。レースを使うと、ぐっとロマンティックな印象が強くなりますね。シャビーシックなカラーがお部屋にリュクスな風情をもたらします。 

ほうき&ちりとり。フレンチカントリーなお部屋にしつらえている人はこの2つのアイテムを玄関やリビングに飾っています。素朴なブリキの塵取りと、ほうきをそのままかけている場合もあれば、レースなどで飾っていることもあります。いずれにしろ、このアイテムがあるとフレンチカントリーインテリア風になります。 

浅めのデコレーションウォールシェルフもよく見かけるアイテムです。ガーランドを飾ったり、イニシャルオブジェや、フレンチアイテムなどを飾っています。 

アンティークの測りやホーローの計量カップは、フレンチカントリーキッチンでよくみかけるアイテム。アンティークの測りは100均アイテムでDIYすることも可能です。

ルーバーラティスという白い目隠しフェンス。フレンチカントリーでは、よくこのアイテムを壁に立てかけ、グリーンを飾ったり、オブジェを飾ったりしています。さらにアンティークな風情のあるチキンネットシェルフも雰囲気を出していますね。 

流木で作ったラダー。ネイティブインテリアやエスニック、ナチュラル、北欧などのインテリアでもラダーシェルフを飾りますが、麦のドライフラワーなどと一緒に飾るとフレンチカントリーテイストになります。 

車輪と共に、さびてアンティーク感のあるミルク缶を庭に並べるとフレンチカントリーやアイリッシュカントリーな風情になります。 

車輪とミルク缶を並べると、フレンチアンティークの雰囲気が一気にUPしますね。古材木板風の扉もフランスの片田舎を想像させますね。 

白いスツールプラスミルクピッチャー、バスケット、白い家具という組み合わせは、フレンチカントリーを表す鉄板アイテムです。 

まとめ

いかがでしたでしょうか?女子なら1度は夢見たことがあるスイートなお部屋に思わず目を奪われますね。一方、甘さを抑え気味にしてアンティークやナチュラルをメインにしたようなラスティックテイストのフレンチカントリーも味わい深いです。フレンチカントリーインテリアも手作りやDIYの物を積極的に取り入れているので、そういった意味では男前テイストと同じカテゴリーに入るでしょう。もし、興味がわいたら、ぜひ取り入れてみてください。 

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