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朝活で今日を特別な日に。広尾で整える一日のはじまり

  • 2017.2.15
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東京・広尾の「香林院(こうりんいん)」で行われる平日の朝坐禅。毎回10名以上が訪れますが、そのなかには出勤前に立ち寄る人の姿も。一日をリズム良く始められるという評判を聞き、さっそく早朝の広尾へ向かいました。朝坐禅の後は、しっとりサクサクのパンオーショコラでエネルギー補給も。心と身体の両方が満たされる一日のはじまりです。

静かな住宅地にひっそりと佇むお寺

広尾駅から徒歩3分。まだ温まっていない朝の清々しい空気を身体で感じながら、開店準備前の静かな商店街を通りぬけます。
寺社が集中している一角が見えてきたら、そのうちのひとつが今回の訪問先「香林院」です。

4つのお寺が集中してるため、迷ってしまうことも。
分かりやすい道順は山門をくぐったら、塀づたいに左へ。
すると右手に香林院が見えてきます。

落ち着いた和の空間にほっこり

香林院の右手側の建物に入ると、入り口からお線香のいい香りがしてきます。
懐かしい気持ちに心が緩んでくるのを感じつつ、そのまま建物の奥へ。
荷物を置き身軽になったところで、いよいよ隣の坐禅室に入ります。

坐禅室入り口の横に置かれている、金嶽(かねたけ)住職が作成したプリント“朝坐禅のやり方”には、座る姿勢や呼吸法などが細かく書かれており、とても参考になりますよ。
持ち帰れば自宅でも実践することができますね。

静かに始まる朝坐禅のひととき

庭に面した和室に入ると、スーツ姿の人や学生さん、それに外国人の姿が。朝の光を浴びながらゆっくりと、そして静かに坐禅までの時間を過ごします。
午前7時になると住職が入られ、鈴(りん)の音と共に坐禅がスタート。
約25分間の坐禅を2回行いますが、1回目の坐禅後に退室することも可能です。自分の予定に合わせて参加できるのが、通いやすいポイントですね。

ぼんやりしていた意識もだんだんはっきりとし、呼吸に集中してきたころに坐禅会が終了。読経はないので始まりから終わりまで一貫して、静かな雰囲気で行われます。

坐禅後に過ごすのんびりなお茶時間

坐禅後はすっきりな表情で出勤する人もいれば、お茶を飲みながら金嶽住職と団らんする人も。12歳でお坊さんになった経歴を持ち、その理由や当時の様子などを気さくに話してくれますよ。
ほっこりと穏やかな空気に包まれ、思わずどうしたら坐禅の際に無心になれるのか尋ねました。

「“心に何もない状態=無心”ではないんですよ。」と優しく話す、ご住職。「大切なのは受け入れ、流すこと。例えば坐禅中に鳥が鳴いてれば、あ~鳥がいるなと認識するのは良いですが、そこから連想させないこと。意識を留めないのがポイントです。」
閉め出さずに流せばいい、という一言に気持ちも軽くなります。

この日はドイツ出身のフランクさんも朝坐禅に参加。
坐禅をした日は気持ちよく過ごせると、週3回通っているそうです。香林院の朝坐禅は、予約不要で誰でも参加可能。
平日は朝7時から約1時間。坐禅が始まると入室はできませんので、初めての際は早めに向かわれることをおすすめします。
日曜日も坐禅会が開かれ、こちらは午後17時から。
どちらの坐禅会も通いやすいようにと無料で行われています。

坐禅後は朝ごはんでエネルギー補給

朝坐禅で寝ていた意識が起き始めたら、今度は朝ごはんでエネルギーをチャージしましょう。
広尾駅から徒歩1分にある「café early bird(カフェ アーリー バード)」は朝から活動する人を応援している、8時オープンのお店。
トーストやサラダなど5種類以上の朝食メニューが食べられます。外はサクサク、なかはしっとりのパンオーショコラは朝からしあわせな気持ちになれる人気メニューです。

アイスグレーの壁とウッドテーブルがしっくりと合い、落ち着いた空間の店内。ゆるやかなテンポで流れるボサノバも心地よく朝にぴったりです。朝ごはんを食べた後も、まだまだ時間はたっぷりあります。
一日の仕事のスケジュールを考えたり、お休みならぷらぷら街歩きをしてみたり。
坐禅で気持ちよく目覚めた一日は、きっと特別な一日になりますよ。

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