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カンヌ国際映画祭でグランプリ受賞。映像美にきっと夢中になる「グザヴィエ・ドラン特集」

  • 2017.2.8
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美しくも斬新な映像に日本にもファンが多い映画監督で俳優のグザヴィエ・ドラン。新作発表を記念して、『Mommy』『わたしはロランス』といった彼のつくりだす世界観を堪能できる7作品を2週間にわたって上映する「グザヴィエ・ドラン特集」がユジク阿佐ヶ谷にてスタートします。

「グザヴィエ・ドラン特集」が11日よりユジク阿佐ヶ谷で開催

若きカリスマと呼ばれ、きらきらと儚い繊細な心を美しくも斬新な映像センスで表現した作品を数々発表しているカナダ出身の映画監督・俳優のグザヴィエ・ドラン。最近では2014年に公開された『Mommy』の澄んだブルーが映えるあのポスター、見かけた方も多いのはないでしょうか?私はそのポスターに心惹かれ鑑賞した1人です。インスタグラムからヒントを得たという1:1のアスペクト比での映画製作に挑んだ本作品は、淡くやわらかな色彩で主人公の日々が美しく描き出されており、近年観た映画の中でも特に印象に残りました。

そんなグザヴィエ・ドランが第69回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した監督作『たかが世界の終わり』の公開を記念して、阿佐ヶ谷の小さな映画館”ユジク阿佐ヶ谷”にて、「グザヴィエ・ドラン特集」を開催するそう。グザヴィエ・ドランを語るうえでは欠かせない7作品が、2週間にわたって上映されます。監督や作品が気になっていた方はもちろん、知らなかった方も、下記の案内の中でぱっと見て響いた表情やキャッチフレーズがあれば、是非ユジク阿佐ヶ谷の公式ホームページにて詳細をチェックしてみてくださいね。

3,000円で当日3回分の上映が鑑賞できる、ちょっとお得な券も用意しているというユジク阿佐ヶ谷。寒い日が続く2月、たまには思い切って1日映画館にこもって、大きなスクリーンでグザヴィエ・ドランのつくりだす美しい世界観に浸ってみるのもいいかもしれません。きっと、想像しているよりずっと贅沢な時間が流れていくはずです。

「マイ・マザー」

19歳にしてカンヌ映画祭で三冠を獲得した、鮮烈のデビュー作。
©2009 MIFILIFILMS INC

上映日 : 2/11(土)13(月)15(水)17(金)18(土)20(月)22(水)24(金)
上映日時 : 13:10〜

「胸騒ぎの恋人」

「マイ・マザー」から1年。同じ彼を好きになってしまった男女の奇妙な三角関係を描く、カラフルなラブストーリー。
©2010 MIFILIFILMS INC

上映日 : 2/11(土)13(月)15(水)17(金)18(土)20(月)22(水)24(金)
上映時間 : 15:10〜

「神のゆらぎ」

グザヴィエ・ドラン自ら出演を熱望した秀逸な脚本による、サスペンスタッチのヒューマンドラマ。
©2012 Productions Miraculum Inc.

上映日 : 2/12(日)14(火)16(木)19(日)21(火)23(木)
上映時間 :13:00〜

「トム・アット・ザ・ファーム」

カナダ・ケベックの雄大な田園地帯を舞台に一瞬たりとも目を離すことのできないテンションで描き切る、息の詰まるような愛のサイコサスペンス。
© 2013 – 8290849 Canada INC. (une filiale de MIFILIFIMS Inc.) MK2 FILMS / ARTE France Cinéma ©Clara Palardy

上映日 : 2/12(日)16(木)19(日)23(木)
上映時間 : 15:10〜

「エレフェント・ソング」

彼は何を知っているのか?そして、何を求めているのか?
©bastien Raymond

上映日: 2/14(火)21(火)
上映時間 : 15:10〜

「Mommy/マミー」

まだ僕は幼すぎて、ただすべてを欲しがっていた。
© 2014 une filiale de Metafilms inc.

上映日 : 2/11(土)~24(金)
上映時間 : 17:10〜

「わたしはロランス」

彼は、女になりたかった。彼は、彼女を愛したかった。

上映日 : 2/11(土)~24(金)
上映時間 : 19:50〜私は、グザヴィエ・ドラン監督の作品が持つ映像美や紡ぎだされるセリフの美しさに触れると、心が洗われたような気持ちになります。
最近、代り映えしない景色につまらなさを感じ、なんだか色までくすんで見えた瞬間がありませんでしたか?もしちょっとどきっとした方がいたら、是非今回の機会に映画館でグザヴィエ・ドランの作品を鑑賞してみてください。スクリーンいっぱいに広がる色とりどりの景色や感情、表情に浸る時間を過ごしたら、映画館から出た瞬間、さっきまで知らなかった新しい色があなたの日々に加えられるかもしれませんよ。
writer / taso photo / ユジク阿佐ヶ谷

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