『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』

『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』2017.02.04ジバラ映画鑑賞記

ティム・バートン監督の最新作は、愛おしさに満ちたダーク・ファンタジー

以前は、お正月映画特集なるものが雑誌で組まれていたこともあったけれど、最近はあまり見かけなくなった。というのも、正月休みに合わせて公開する大作も映画館に行く人も減少傾向だからだろう。正月気分も束の間、あっという間に2月。巷ではバレンタインの話題で盛り上がっている。バレンタインといえばチョコレート、チョコレートといえば『チャーリーとチョコレート工場』……と、こじつけ感もありますが、今回は、奇才・c監督の最新作『ミス・ペレグリンと奇妙な子どもたち』の作品についてご紹介したいと思います。

©2016 Twentieth Century Fox

真骨頂である壮大なダーク・ファンタジー

『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』(2016年)が記憶に新しい、ティム・バートン監督の最新作は、またまた時空を超えて、観る者を驚きに満ちたワンダーランドへと誘ってくれる。一人の少年と現実世界では生きられない奇妙なこどもたちにフォーカスした成長と友情と冒険ストーリーが描かれている今作は、全米でロングセラー(300万部以上の売り上げを記録)のランサム・リグズの小説『ハヤブサが守る家』を原作に、バートン監督ならではの想像力や描写、不気味さとユーモラスのエッセンスが表現されている。

©2016 Twentieth Century Fox

映画鑑賞と評価

<映画&漫画好きライターAori’s Comment>

始まり方から、おどろおどろしい感じ。BGMもなかなかよく、これは期待できるのではとワクワク。「ああ、知ってるこの感じ」、バートン監督はいじめられっ子とか、孤独な少年とか、はみ出し者が好きだなあ。主役は巨匠マーティン・スコセッシの作品に出てから引っ張りだこのエイサ・バターフィールド。あの小さく可愛らしかった彼が大きくなっている。そして主人公のおじいちゃん役のイギリスの名優、テレンス・スタンプも物語に深みを持たせていたり、テレビドラマ「ウォーキング・デッド」のスピンオフ、「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」の主人公の母親役の女優が、本作でも主人公の母親役だったところは個人的に気になった。というか俳優陣の演技がこどもたちも含めて全体的に良い! サミュエル・L・ジャクソンら悪役のバカっぽいけど結構グロい感じや、『スリーピー・ホロウ』を思い出させるホローガスト、急に出てきちゃうガイコツ軍団など、ビクッと驚いてしまうキャラクターも見逃せない。監督が伝えたかったのは、観たまんまだけど、どんな子(人)でも、自分だけの個性があって、それを大事にしていい、それを受け入れてくれる人はこの世に必ずいるということなのかなと思った。

久々のバートン節炸裂!
娯楽映画としては良い映画
評価:★★★(3)

編集ライター/Aori Ota
近況:怖がりなのに、自宅のプロジェクターでゾンビ映画を観るのにハマっています。今作も、観ている途中に何回もビクッとしてしまった

<ジバラ映画鑑賞家 Miyaan’s Comment!>

絵本の読み聞かせのように、お祖父ちゃんが話してくれた壮大なストーリーは本当なのか? 痴呆症の始まりや空想癖からの何かなのか? と葛藤する少年の思い出と悲しい現実から始まる物語のスタートは、まるでサスペンス。奇妙なこどもたちの存在を知り、ミス・ペレグリンと出逢うまでの経過、それからのストーリー展開やCGを駆使した映像は、バートン監督ならでは。ただ、個人的には、「これって、どこかで観たような……、スペクタクル・ファンタジー?! 」と突っ込みたくなる後半の描写が気になった。『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズや『ナルニア国物語』を観た人&好きな人には理解いただけるかも(笑)。ちなみに、今作はキャストも豪華だけれど、製作スタッフも強者揃い! 特に、製作総指揮。バートン監督作品に縁の深い『ビッグ・アイズ』のデレク・フライとカッタリー・フラウエンフェルダー、『ダーク・シャドウ』のナイジェル・ゴステローに加え、『ヴィンセントが教えてくれたこと』などの制作に携わったイヴァーナ・ロンバルディの4人が名を連ねている。内容はもちろん、キャストやスタッフにも注目するとより楽しめる作品かも。

好奇心と冒険心を触発!
キミョかわのキャラに釘付け
評価:★★★(3)

ジバラ映画鑑賞家/Miyaan
近況:オンデマンドで映画が楽しめることもあって、休みの日には、1日に2~3本を立て続けに鑑賞してしまうこともある自分が怖い。

最後に、これから劇場へ観に行く人へ。
①オフィシャルサイトにアップされている予告編は9種あるので、事前にチェックしてみるのも面白いかも
②キミョかわのこどもたちの個性は様々。中でも、白装束の見た目が印象的なツインズには驚かされます!

【作品情報】
『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』
2017年2月3日(金) 全国ロードショー
20世紀フォックス映画
(C)2016 Twentieth Century Fox
公式Facebook:www.facebook.com/20thFOXjp/
ハッシュタグ:♯キミョかわいい

監督:ティム・バートン
製作:ピーター・チャーニン、ジェンノ・トッピング
脚本:ジェーン・ゴールドマン
キャスト:エヴァ・グリーン、エイサ・バターフィールド、サミュエル・L・ジャクソン、エラ・パーネル、ジュディ・デンチ、他
http://www.foxmovies-jp.com/staypeculiar/(Text:Miyaan)

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