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わが家はどっち? 生命保険で「掛け捨て」か「貯蓄型」かを選ぶポイント

  • 2017.2.1
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こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。

生命保険には難しい言葉や、誤解を招いてしまう言葉が使われているので、どうしても「自分たちは損をしているのではないか?」と思ってしまうことがあるかと思います。

そこで、生命保険の「掛け捨て」と「貯蓄型」、どう選択したらいいのかについて、現役の保険会社の方に話を伺ってきました。

●掛け捨てと貯蓄型の違い

生命保険の「掛け捨て」と「貯蓄型」という言葉で戸惑ってしまったり、勘違いをしてしまったりする方が多いのではないかと思いました。そこで、この2つの意味を明確に教えていただきました。

・掛け捨て……保険料としていただいている分は、“何かあったときの保障”のみの値段

・貯蓄型……保険料だけでなく積み立ててお金を貯めているので、“保障+貯蓄”の値段

『「掛け捨て」というのは、お金を積み立てることを保険会社に任せないで、万が一何かあったとき(病気など)の保障の部分だけをお支払いしていただくものです。「貯蓄型」は、保険料の他に、定期的なお金の積み立てが入ります。銀行で積み立てるか保険会社に積み立てるかという部分になります』(某生命保険の保険外交員談)

●自分の家庭に合う保険を知るためには?

生命保険を掛けるときに、一番悩んでしまう点が「自分たちはどちらがいいものなのか」ということだと思います。

保険の外交員さんは、貯蓄型を勧めることが多いようです。しかし、勧められっぱなしで契約をしてしまうと、家計を圧迫することになってしまう事態になることもあります。

大切なのは、自分の家庭の状況を把握した上で、決めることです。

『基準になるのは、家族構成とライフスタイルです』(前出の保険外交員談)

●掛け捨てに向いている家庭

・できるだけ保険料を抑えたい
・貯蓄は保険以外でと考えている
・遺族に残す ことが目的(葬式費用など)
・子どもが小さく、お金がかかる

●貯蓄型が向いている家庭

・強制的(給与天引きなど)にお金を貯めていきたい
・ある程度貯金もしたいし、保障もほしい
・自分では運用とかができないので貯蓄面も任せたい

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『生命保険は、自分に何かあったときに、残された家族が子育てをしながら、遺族年金と死亡保障金と、毎月の賃金で生活していけるかどうかを考えて、選んでもらいたいと思います』(前出の保険外交員談)

●掛け捨て型と貯蓄型の両方に加入する方法もある

20代〜30代夫婦で、まだ子どもが小さいという家庭では、両方に加入するという方法をとっていらっしゃるところもあるそうです。

もし、万が一のことが夫に起こった場合、残された妻は子どもを抱えて働かなくてはなりません。しかし、夫が妻に残してくれるものが大きいとしたら、妻の負担は軽くなりますね。

そのため、夫の保険は掛け捨てにして、手厚い保障を妻に残すというやり方です。

また、妻の保険は貯蓄型にしておいて、保障もあるが、家族で使えるお金を貯めるという賢いやり方をされているご家庭もあるようです。

●おわりに

自分の家庭ではどのような生命保険が合うか、そこを知るためには、現在の家庭の状況(生活の基準)と、家族構成が基本 となります。

そこに公的年金がいくら入ってくるのかを外交員さんに試算してもらってから決めるのが一番だということでした。

万が一のときに、妻と子どもが生活に困らない・そして今も生活に困らないという金額を保障に回すようにと考えることがポイントになります。

【参考リンク】
・公的年金制度の概要 | 厚生労働省(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/nenkin/nenkin/zaisei01/)

●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)
●モデル/神山みき(れんくん)

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