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恵方巻きは手作り! 親子で“節分”を思いっきり楽しむアイデア3つ

  • 2017.1.25
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こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。

2月に入ってすぐにやってくる節分は、『邪気を追い払い、福を呼び込む』ことができるとされています。日本の年中行事の中でも大切な日ですね。

「豆まきはどうしよう」「片付けが大変」「園でやってくるし……」など、親としてはやってあげたいけれど、二の足を踏んでしまうこともあるかもしれません。

今年は、親子で楽しむことを中心にやってみませんか! “手作り+一緒にやる ”で2倍楽しい節分を過ごすアイデアをご紹介させていただきたいと思います。

●(1)豆をまくときに「○○鬼出て行け~!」と声に出す

「鬼は外、福は内!」のかけ声で行う豆まきは、室町時代に中国から伝わった行事で、病気や災いを鬼に見立てて行われた厄払いです。

そこを利用した豆まきをしてみてはどうでしょう。自分の中にある、追い出したい悪い癖や苦手なことを明確にして行ってみるのです。

【例】
・泣き虫鬼
・嘘つき鬼
・ずるい鬼
・お漏らし鬼
・宿題をしない鬼

などといった、自分の苦手なことややめたいと思っているのにできないことってあると思います。それを自分の中から追い出すという考え方をします(ここまでは園でもやると思います)。

自宅では、子どもだけでなく、親も同じようにやってみましょう。

「○○鬼出て行け~!」と声に出せば、言葉に魂が宿り、自分の嫌なところや苦手なところが追い出され、良くなる方向へ向かっていくことにも繋がります。

まく豆は、片付けのしやすい殻つきの落花生 がおすすめです。まいた後に家の中の福豆を拾いに行くのも楽しいしラクです。

我が家では、長男は1歳から現在(12歳)まで、一番楽しんでやっています。

●(2)鬼に豆をぶつける

園に通っているお子さんがいる場合は、鬼のお面を作って持って帰ってくることでしょう。それを活用してもいいですし、市販のものか、子どもに絵を描いてもらって、玄関と窓の箇所分用意します。

豆をまく前に、そのお面を玄関や窓わくに貼り付け、「鬼は外!」のときに、そこにぶつけるようにします。

子どもにしたら、的があるとただまくよりもおもしろく感じるのは当然です。

お面は取れても取れなくてもOK。カーテンをさっと閉めたときに外してもいいですね! 鬼退治した気分を味わえます。

●(3)恵方巻きは自分の好きな具で!

恵方巻きは、その年の幸運がやってくる方角を向いて、ひと言もしゃべらずに1本を食べきらなければなりません。2017年は、北北西です。

売られているものですと、太すぎたり長すぎたりして、小さい子どもには難しいです。それに途中で飽きてしまうこともあるのではないでしょうか。

なぜあんなに太くなってしまうかというと、恵方巻きには7種類の具が入っているからです。これは七福神を表しています。

理想は、福を呼び込んで、しかも家族みんなが食べきれるという点でしょう。

そんなときにおすすめなのが、簡単巻き寿司 です。手巻き寿司の具とまではいきませんが、自分・家族が食べたい具を7つ選んでご飯を少なめにして巻いたらどうでしょう。

用意するのは、下記のもの。

・のり(子ども用は長方形のような感じで長さを短くして)
・酢飯(炊いたご飯に、酢飯の素を混ぜるだけで簡単にできます)
・巻きす(ラップなどでも代用可)
・好きな具7~10種類(かにかま・卵焼き・きゅうり・レタス・焼き肉・まぐろなど)

これなら、家族でワイワイ楽しみながら、自分専用の恵方巻きが作れます。

それなりにボリュームがありますので、その他のおかずがなくてもOKですよ! お味噌汁があったら体を温められますが、なくても構いません。

普通のお皿を使ってしまうと洗うのが大変です。恵方巻きが自分で作りやすいように大きめの紙皿を用意すると、片付けもラクになります!

●おわりに

節分は、立春(暦の上では「春が始まる日」)の前の日に行う行事です。家や人に付いている邪気を家族で払って、家内安全など家族の健康祈願や厄を落とします。

昭和時代は、どこの家庭でも行われていましたが、現在は豆まきをする家庭は少なくなりました。

楽しい節句であることを親が示してあげれば、子どもも受け継いでやってくれるようになります。皆さまのご家庭でも楽しい節分を過ごしていただければ幸いです。

【参考文献】
・『日本人なら知っておきたい 江戸の暮らしの春夏秋冬』歴史の謎を探る会・編

●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)
●モデル/椎葉咲子(苺乃ちゃん、胡桃ちゃん)

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