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東京it girlsの着回しリレー/No.82 点子

  • 2017.1.25
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今回の着回しリレーは、アーティストの花代さんを母に持ち、モデルや女優、クリエイターとマルチな活躍を見せるイットガール、点子が担当! 「メゾンキツネ」のボーダーワンピを主役にした、インディペンデントな着回しを提案してくれることに。ドイツ、日本を経て、現在はロンドンに留学している彼女。母譲りのセンスがいきるヴィンテージライクな着こなしや、ベールに包まれたカバンの中身をたっぷりチェック!

洋服を購入するときのポイントは、一生着ていたいと思えるかどうか。「流行に左右されない、カットのきれいなものが好き。このレザーのコートはロンドンの古着屋で見つけたんだけど、どの時代に着ていてもおかしくない普遍的な良さがあると思う。着てるとマトリックスみたい!って言われちゃうけど(笑)」。首元のスカーフは、ママの「シャネル」のブラウスに付いていたリボンタイ。エンジ×黒でメリハリを演出しつつ、ワンピースとサンダルを、ボーダー柄でリンクさせたところもポイント。

着回しアイテム:リブワンピース¥38,000/MAISON KITSUNE(メゾン キツネ カスタマーセンター) その他/モデル私物

印象的なグラディエーターサンダルは、ママが昔に履いていたという「ミルク」の80年代(!)もの。「デザイナーのひとみさんと親交があったらしく、家には当時のミルクのアイテムがたくさん! 元は真っ赤なサンダルだったけど、ママは黒いスプレーでカスタムしてたみたい」。経年変化によってコーティングが剥げ、味のある風合いに。

すべて/モデル私物

私服の大半は、ママのお下がりと大好きな古着で構成されているという彼女。「ジャケットはラフォーレ近くの蚤の市?で見つけた古着。マフラーはママが私を妊娠中に編んだものだから、20年以上前のものかな? ずっとしまってあったんだけど、可愛いから引っぱりだしてきたの(笑)」。イメージしたのはウェス・アンダーソンの映画に出てきそうな女の子。はずしで取り入れたアディダスに淡いピンクのメッシュタイツを合わせ、点子ならではの遊びのあるスタイルに昇華させていた。

着回しアイテム:リブワンピース¥38,000/MAISON KITSUNE(メゾン キツネ カスタマーセンター) その他/モデル私物

「こういうレトロなマルチボーダー柄って大好き! キラキラのラメ糸が編み込まれていたり、リブのレトロな質感もすごく合ってる」と点子も太鼓判を押す、「メゾンキツネ」のワンピース。さらっとした薄手のリブニット素材だから、夏までしっかりと活用できそう。エンジのほか、大人なブラックの展開もあり。

着回しアイテム:リブワンピース¥38,000/MAISON KITSUNE(メゾン キツネ カスタマーセンター) その他/モデル私物

ラストの相棒に選んだのは、親子三世代(!)に渡って着続けている「クレージュ」のジャケット。「私はママから譲り受けたんだけど、元はおばあちゃんが着ていたものみたい。少しシミがついているけど大切に使っています」。そしてワンピとトーンを合わせるように、足元は真っ赤なウエスタンブーツに。「これも友達からのお下がり(笑)。それ可愛いねって言ってたら、引っ越しのタイミングでくれたの!」。もらいものを上手く活用しながら、自分だけの個性的な着こなしを完成させるテク、ぜひ見習いたい!

着回しアイテム:リブワンピース¥38,000/MAISON KITSUNE(メゾン キツネ カスタマーセンター) その他/モデル私物

肩にかけたバッグは、個性的なヒーローマスクをモチーフにしたもの。「ステラ・マッカートニーのものなんだけど、ちょっと変わったデザインで面白いよね。ストラップのチェーンが切れちゃったから、ほかのベルトに付け替えて愛用しているの」。一見ポップに見えて、実はどんなスタイルにも馴染むところも気に入ってるそう。

着回しアイテム:リブワンピース¥38,000/MAISON KITSUNE(メゾン キツネ カスタマーセンター) その他/モデル私物

点子のカバンの中身でまず目に飛び込んでくるのは、パティスミスの自伝「ジャストキッズ」の印象的なカバー。「つい最近パパにもらったの。この本で描かれている彼女は、年齢とか境遇とか自分と重なる部分が多々あって……。女性目線で語られてるのですごく面白いんです。お財布はママから16歳の誕生日にもらったヴェルサーチで、がま口のコインケースと併用して使ってる。リコーのデジカメもママのお下がり。日付機能があったりと、オールドスクールなところがいいの。あと手帳も必需品ね。学校のノートとして使ったり、人から聞いた話を忘れないようにメモ。小さい頃から溜めておいたものを、ずっと下ろして使ってる(笑)。あとリップもマストで、お気に入りはマックのグロスタイプ! いまは真っ赤なルビーウーを愛用中」。

すべて/モデル私物

母の花代さんの被写体として、幼い頃から雑誌などでフィーチャーされる機会も多かった点子。生まれ育ったドイツから日本へ移ってからは、ごく自然な流れでモデルや女優活動をスタートすることになったという。写真家、ミュージシャン、芸妓……と異色の経歴を持つ母の花代さん。そのDNAは確実に彼女に受け継がれているようで、国立劇場で母と共に日舞を披露したり、写真や映像、インスタレーションを使って世界観を発表したりと、表現を通じて特別な母娘関係を築いてきたようだ。そんな彼女はいま、キュレーションを学ぶためにロンドンの名門セントマーチンズに留学中。「将来のことはまだわからないけど、もう少し深くアートについて勉強したいなっていう思いはあるの。最近はドキュメンタリーを観ることにはまっていて。政治、平和についても考えることもが多いかな」。吸収した様々なことが、今後どんな形に実を結ぶんでいくのか。楽しみに見守りたい。

PHOTO : MUNEHIRO SAITO TEXT : YURI TANAKA MODEL : TENKO

参照元:VOGUE GIRL

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