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強い女の映画とは? フィガロ厳選の映画がTSUTAYAに。

  • 2017.1.20
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編集部の映画マニア、編集KIMがセレクトする

レンタルDVDコーナーが期間限定でTSUTAYA&蔦屋書店に登場!

いま観るべき映画って? 「リアルで強い!女たちの映画が刺激的」「時代の寵児、グザヴィエ・ドランを知らなくちゃ!」「必ず感動をくれる、名作揃いのLGBT映画」。この3つのテーマでフィガロ編集部イチの映画マニア、編集KIMことフィガロジャポン副編集長・森田聖美が全19作品をセレクト。そんな編集KIMに、いま、おすすめの映画を聞いてみました!

フィガロジャポンで約20年過ごしております編集KIMです。2017年最初の大特集は「ドラマティックな映画が観たい❤」。ということで、おすすめ映画のセレクションをさせていただきました!

2017年は、強く生きる女の姿を描いた作品がたくさん公開されます。たとえば、ジャクリーン・ケネディが夫であるJFKを失った運命の日を描いた『ジャッキー/ファーストレディ最後の使命』。実話が注目され、話題を集める現代、悲劇のプリンセス『ダイアナ』、人生を切り拓いたデザイナー『ココ・アヴァン・シャネル』、自身の不幸を通して艶やかにクリエイションした『フリーダ』など、その生き方や作品が、いまを生きる私たちにもリアルに伝わってくる旧作をまず観ていただきたいと思いました。

ただし、フィクションであっても、スクリーンの中の女が美しく強いものは見逃してほしくない。繊細に女性の生き抜く力を描いた『ルーム』、『彼女を見ればわかること』、『ニキータ』などもセレクトしました。

フィガロのような雑誌を好んでくれている方々にとって、いまいちばん興味がある映画作家は、グザヴィエ・ドランではないでしょうか。今年は新作『たかが世界の終り』も2月に公開されますし、フランスの名優たちを扱い、ルイ・ヴィトンのモデルまで務めるイケメン若手監督が、過去にどんな作品を撮っていたか、演じていたか、は、ぜひ知っていただかなくちゃ! ゲイであることをカミングアウトしている彼は、母親との確執を描く作品が多いです。『マイ・マザー』『Mommy/マミー』など、「愛憎」は――「博愛」や「寛容」よりも――ずしんと、心が切り裂かれるようなドラマを内包していることに気づかされます。内容は重くても『わたしはロランス』『胸騒ぎの恋人』など、画面の色彩や美しさに魅せられる、どこかおしゃれなドランの感覚も楽しんでください。

私は、「編集KIMのシネマに片想い」という連載をmadameFIGARO.jpに持っています。その初回でテーマに選んだのが、LGBTでした。LGBT映画は名作が多いのです、昔から。以前はこの4つのアルファベットの言葉がなかったけれど、現在はカミングアウトする人も増え、壁や偏見に立ち向かうからこそドラマが自然と生まれるこのジャンルに名作アリ!と、良作をこのコーナーに求める人も多くなったのではないでしょうか。『ブロークバック・マウンテン』は真実の愛、『トランス・アメリカ』は受け入れること、『アデル、ブルーは熱い色』はアイデンティティ探し、と、まっすぐにメッセージを伝えてくれる作品です。

いい映画との出会いは、人生の贈り物です。DVDを借りて家での素敵な2時間をお過ごしください。
1月20日(金)より、代官山 蔦屋書店をはじめ、順次TSUTAYA店頭のDVDコーナーにて、今回厳選した19作品を特集しています。

 

 

フィガロジャポン3月号「ドラマティックな映画が観たい♡」 発売記念
編集KIMがスペシャルセレクト!レンタルDVDコーナー期間限定ポップアップ。

期間①:1月20日(金)~2月3日(金)
代官山 蔦屋書店、湘南 蔦屋書店、TSUTAYA 赤坂店、SHIBUYA TSUTAYA


期間②:1月21日(土)~2月4日(土)
函館 蔦屋書店、TSUTAYA BOOK STORE TENJIN


期間③:1月27日(金)~2月10日(金)
TSUTAYA TOKYO ROPPONGI 

また、2月3日(金)には、フィガロジャポン3月号「ドラマティックな映画が観たい♡」の発売を記念して、TSUTAYA TOKYO ROPPONGIにて「女のドラマティックナイト」をお題に、漫画家・コラムニストの辛酸なめ子さん、映画配給会社キノフィルムズの武部由実子社長をゲストに迎え、編集KIMも登場するトークショーを開催します! 詳細はこちら

編集KIMが3つのテーマで選んだ作品リストは下記。コメントとともにご紹介。

★リアルで強い!女たちが刺激的な映画9本。

女は意志的に強くなるもの!苦行に涙。
「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」

母性あふれるひとの恋愛って、彩り豊か。
「ダイアナ」

愛のために悪に手を染める、繊細な女心。
「ニキータ」

この中に、あなたに似た女性が必ずいる。
「彼女を見ればわかること」

小さな工夫と特技で成功、それが女子流。
「ジュリー&ジュリア」

舌を掴み、心を掴み、シアワセを掴む。
「大統領の料理人」

母だから耐えられること、の究極がある。
「ルーム」

ココ・シャネルのエスプリと執念に感服。
「ココ・アヴァン・シャネル」

愛と芸術のため、絶対的に鮮やかに生きた女。
「フリーダ」

 

★時代の寵児、グザヴィエ・ドランを知るための5本。

弱者はときに強者……キワの心理が刺さる。
「エレファント・ソング」

無邪気すぎる我が子を、愛しすぎる母の痛み。
「Mommy/マミー」

画面の色が美しくて、登場人物が7色に輝く。
「わたしはロランス」

レトロなフレンチシネマの現代的解釈。
「胸騒ぎの恋人」

母性って、母性って? と、何度も問われる。
「マイ・マザー」

 

★必ず感動をくれる、名作揃いのLGBT映画5本。

偏見から解放されて、本質だけ見つめよう。
「チョコレートドーナツ」

人は寄り添って生きる生き物だ、と実感。
「トランスアメリカ」

本当の愛を知りたい人なら、感動必至。
「ブロークバック・マウンテン」

自分探しの物語は、痛く、深く、優しい。
「アデル、ブルーは熱い色」

ドン底かどうかは、その人の気持ち次第。
「ダラス・バイヤーズ クラブ」

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