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実録! がんばりすぎるワーママに聞いた、タフな心を維持する方法

  • 2017.1.19
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やるべきことが山のようにあって、自分の時間なんてまったくない…。そんな毎日をすごしていると、心身ともに疲れがたまります。ときには、「心が折れそう…」なんて感じる瞬間もあるのでは?

そこで今回は、ワーママとして忙しい日々を送る女性たちに、タフな心を維持するコツを教えてもらいました。目の前のことだけで精一杯! 油断するとパンクしそう…という人は、真似をしてみてはいかがでしょうか?

(c) naka - Fotolia.com

■自分で自分を追いつめていたかも…
「子どもの健診の待ち時間に、ふと本棚にあったマンガを手に取って開いてみたんです。

そのページには、忙しくてゆとりをなくした主人公の女性が、玄関で『あの靴を履かないといけないのに! このストッキングじゃダメ!』というようなことを言いながら、イライラしているシーンが。

すると、一緒にいた男性が『靴はこっちでも良いでしょ?』とやさしく提案。それで主人公の女性が少し落ち着く…という内容だったと思います。

当時の私は育休が終わったばかりで、仕事と家庭の両立に疲れ、イライラしてばかり。このシーンを読んで、そのイライラの原因は『こうしなくちゃならない』という私の考え方なのかも? と思い至りました。

それ以来、こう思い込みそうになったら、別の方法を探したり、ときには『やらなくても大丈夫』とあきらめたりするように心がけています。そうすると、イライラが軽減される気がします」(Rさん/36歳/食品メーカー)
忙しくて時間がないときは、視野が狭くなってしまいがちです。そこから一歩引いてみて、視野を広げられると良いですね。

完璧を求めるのは悪いことではないと思いますが、それで自分を追いつめてしまうことも。特に家事や育児など、いくつもの役割を抱えて大変なときは、自分の中での合格点を下げることも大切かもしれません。

まずは60点くらいまで、思い切って合格点を下げてみてはいかがでしょうか?

■ネガティブな気持ちを切り替えるコツ
「私はとにかく、くよくよ考え込んでしまうタイプ。一度落ち込むと引きずってしまい、なかなか元気な状態に戻れず…夫に迷惑をかけたこともたくさんあります。

そんな私が少し『タフになったかな?』と感じたのは、『まあ、いっか』と声に出して言うようになってから。友人から教えてもらった方法なのですが、言葉にするって本当に効果があるんです。

『くよくよパターン』に陥りそうなときや、ちょっとうまくいかないな…と感じたときは、声に出して『まあ、いっか』。これで、何とか毎日乗り切っています」(Mさん/34歳/教育関連)
気持ちの切り替えは、本当に難しいものです。とはいえ、1日は24時間しかないし、くよくよして落ち込んでいる間、時間が止まってくれるわけではありません。

Mさんの場合、その切り替えスイッチが「まあ、いっか」とのこと。たしかに、声を出すと、気持ちを切り替えやすいと言われています。

朝起きた時点で「一日のスタート」として切り替えを行いたいなら、元気に「おはよう!」。お昼過ぎに疲れたな…と感じたら「よし! 元気出すぞ!」と一言。そして、Mさんのように「まあ、いっか」。

こういった声のスイッチを持っておくと、気持ちの切り替えに役立ちそうです。

■必要なのは「スマホ断ち」だった!?
「家事・育児・仕事に追われていると、『少しでも良いから、一人の時間がほしい!』と思いますよね。しかし、それが叶わないからイライラしたり、泣きたくなったりしていました。

でも、実は大事な『一人の時間』を奪っていたのは、ほかでもない自分自身だということに気づきました。きっかけは実母からの『せっかく私が手伝いに来ているのに、スマホばかり触って…』という一言。

たしかに、実母が手伝いに来てくれている日は、普段より自分のために使える時間が増えるはず。それなのに、その貴重な時間を、スマホ画面を見ることだけに費やしていたんです。

それ以降、少しでも時間ができたらできるだけスマホを触るのは控えて、本を読んだり、好きな音楽を聴いたりして過ごすようにしています」(Tさん/34歳/医療・福祉)
以前は、ちょっと時間ができればすぐにスマホでSNSやネットサーフィンをしていたTさん。その習慣を変えてから、イライラすることがずいぶん減ったそうです。

ネットゲームやニュースチェック、SNSなどを楽しむのも良いですが、これでは完全に一人で過ごしているとは言えないかも?

一日にほんの少しでも、「完全に一人になる時間」を作ることで気持ちが落ち着き、イライラや疲れが軽減できるかもしれません。

また、スマホを見る頻度を下げると、目の疲れ・頭痛・肩こりなどの予防・軽減にもつながりそうです。

「タフな心を維持する」というのは、簡単なことではありません。今回話を聞いた3人のワーママも、自分のことを「タフだ」とは思っていないようでした。

ただ紹介した方法で、少しは「タフになれたかも?」とのこと。まったく落ち込まない、イライラしないのは難しいかもしれません。

しかし、大切な家族、仕事、そして自分自身のために、少しだけタフになれる工夫を日々の暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか?


(森川ほしの)

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