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下町・谷中の「織物工房 le poilu」で、ほっこり素材のコースターやマフラーを作りませんか?

  • 2017.1.16
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「織物工房 le poilu(ル・ポワル)」は、織物作家のミヤさんが開く織物工房です。予約制でコースター、ミニマット、マフラーを製作する織物体験レッスンを受けることができます。今回は初心者におすすめのコースターづくりを体験しました。

織物作家さんが開く、織物工房

東京メトロ千代田線根津駅の1番出口から徒歩5分。静かな住宅街に「織物工房ル・ポワル」は佇んでいます。

温かみのある木で建てられた店内へとおじゃますると、織物作家のミヤさんが迎えてくださいます。ミヤさんは大学時代で専攻した織物の魅力にとりつかれ、以来、織作家として活動を続け、2008年にお店をオープンしました。

織物というと伝統工芸のイメージがありますが、ミヤさんはテキスタイルアートと呼ばれる分野で活躍しています。毎シーズンテーマを決めて、さまざまな素材の糸や技法などを使い作品をつくっています。

全国の作家さんの作品を応援

店内には工房だけでなく、ショップも併設されています。ミヤさんの作品だけでなく、全国で活動する作家さんたちが、情熱や愛情を注いで作品をつくる、木のスプーンやオーガニックコットンの靴下など、たくさんのアイテムが並んでいます。

商品を眺めていると、ミヤさんがその魅力を余すことなく、たっぷりと伝えてくださいます。

コースターづくりを体験

お店では織物の楽しさをもっと多くの人に知ってもらいたいという熱い想いから、営業日の13時半から予約制で体験レッスンを開いています。織物作家さんに教わることができる機会はなかなかないので、うれしいですね。

初めての人には「織物体験レッスン」(各4200円、材料費込み)がおすすめ。今回はコースターづくりを体験しました。

まずはコットンの糸を使い、たて糸づくり。ミヤさんから糸の本数、長さ、通し方を教わり、整経台にぐるぐると巻きつけていきます。

使用する機織は、小さくて自宅でも使いやすいと作家さんにも人気のリジット機織です。たて糸を玉どめしてセットして、織りの準備を整えます。

いよいよ織りの作業です。織物の基本といえば、たて糸とよこ糸を交互に編み込み、シュー、トントンとリズム良く、均一な力で美しく織っていくこと。よこ糸を通し、筬を引き寄せ、一段ずつ丁寧に織っていきます。

コツは30度によこ糸を入れ、引き寄せたときに端で均一に“トントン”と力を入れること。この作業が体験してみるととても難しく、たて糸が目立ってしまったりスカスカになってしまったりします。

ミヤさんが様子を見ながら立て直してくれますが、基本は黙々と作業します。そのうちにどんどん作業に没頭し、慣れてくると見た目でわかるほど、織り目が美しくなっていきます。

体験の目安時間は3時間から

こちらが、出来上がったコースターです。初めてだと見た目がちょっと不恰好かもしれませんが、時間をかけた分だけ、喜びはひとしおです。

作業時間の目安はコースターで3時間ですが人によってまちまちなので、時間には余裕をみて体験してくださいね。

本格的に織物を習いたい人には、「本コース(週1回 1度につき2時間)」(9050円)も用意されているので、ぜひ体験を。

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