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いくら包む? お礼はしてる?  気になる「お年玉」のアレコレ

  • 2016.12.31
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今も昔も、子どもにとってお正月の楽しみといえば、お年玉。

© bee* - Fotolia.com

いざ、あげる身になってみると、“何歳ぐらいから?”、“どのぐらいの金額を?”、“もらったお年玉の管理は?”など、いろいろと気になるところ。

なかなか聞きづらいお年玉のアレコレを、未就学児~中学生の子どもがいるママ3名に教えていただきました。

■我が家のお年玉ルール
~ 小3・年長(5歳)の子がいるAさんの場合~

- Aさんのお子さんは、何歳くらいからお年玉をもらっていますか?

Aさん: 3歳くらいからです。祖父母や親戚から5,000円前後包んでいただいています。

自分たちから子どもへのお年玉は、小学校に入るまでは5円玉や10円玉などの小銭をじゃらじゃら入れて渡していました。小さいうちは、お札よりコインのほうがうれしいみたいです。

上の子が小学生になり、自分で買い物をするようになってからは、コインのなかに100円玉や500円玉をまぜて渡していますが、下の子はまだ小銭ばかりです。

― 親戚の子にあげるお年玉はどうしていますか?
Aさん: 義兄の子ふたりには、小学生のうちは5,000円、中学生から10,000円をあげていました。今では、ふたりとも成人したのであげていませんが、逆に自分の子どもたちにお年玉をくれるようになり、ありがたいやら申し訳ないやらです。

これまで、夫や自分の兄弟の間で、お年玉について話をすることもなかったので、どんなかたちでいとこたちにお返しをするのがよいのか、ちょっと悩ましかったりします。

―親戚からいただいたお年玉の管理はどうしていますか?

Aさん: 私が全額回収して、子どもたちそれぞれの「お年玉袋」に入れて隠しておいたのですが、先日長女に見つかってしまい…。早めに銀行口座を作ってかんたんに使えないようにしなきゃ、と考えているところです。

■我が家のお年玉ルール
~中1・小4の子がいるBさんの場合~

―Bさんのお子さんは、何歳くらいからお年玉をもらっていますか?

Bさん:小学生になってからです。祖父母から5,000~10,000円ほどいただいています。小学校に上がるまでは、ちょっとしたプレゼントをいただいてました。

自分たちから子どもへのお年玉は、小学1年生は1,000円。2年生は2000円…と、学年に応じてアップし、5年生~中学生の間は5,000円。高校生になったら10,000円にする予定です。

―親戚の子どもにはいくらあげていますか?

Bさん:実姉の子の未就学児ふたりには、現金ではなくプレゼントをあげています。実は“小学校に入る前はモノ、小学校に入ったら1,000円から学年に応じてアップ”のルールを、姉とも共有しているんです。

姉妹で、子どもの人数が一緒なので、もらいすぎたり、あげすぎたりで不公平感が出ないように。また、お年玉はあくまで“子どものお小遣い”、高額すぎると管理が大変になるから、との思いもあります。

―では、お年玉の管理は子どもたちがしているのですか?

Bさん:そうなんです。上の子が小学校3年になったときから、お年玉は全額子どもに管理させています。

とはいえ、現金で持たせているのではなく、いただいたお年玉はいったん私が預かって子どもの口座に入れ、キャッシュカードは私が持つようにしています。だから、子どもが勝手に使うことはできません。たとえばゲームを買いたい、友だちと遊園地に遊びに行きたいなど、まとまったお金がほしいときに、「お金をおろしてほしい」と、私に交渉させるのが我が家のルールです。

小学校3年生からお金の管理をさせるのは早いかな、と思いましたが、金銭感覚が身についたようで結果オーライです。残高とにらめっこしながら予算を組んでいる子どもの様子は、ほほえましいですよ。

■我が家のお年玉ルール
~中2の双子がいるCさんの場合~

―Cさん宅の双子くんは、何歳からお年玉をもらっていましたか?

Cさん:たしか、子ども本人がお年玉をいただくようになったのは、小学生になってからだと思います。それまでは、祖父母や親戚は、親である私たちに「子どものために使ってね」と10,000円くらいのお年玉を渡してくださっていました。

ちなみに、我が家は親から自分の子にお年玉をあげる習慣がありません。おそらく、子どもたちは「お年玉は祖父母や親戚からいただくもの」と認識していると思います。

―では、Cさんが親戚の子にお年玉をあげるのは、何歳になってから?

Cさん: お年玉をあげる相手が未就学児の甥っ子ひとりだけなのですが、その子が「ありがとう」と言えるようになってから、プチギフトと小銭袋を渡しています。

プチギフトは、知育ブロックや鉄道のレール、絵本など、あまり大げさになりすぎないものを選んでいます。

甥っ子が小学生になったら、1,000円からスタートして、学年に比例してアップさせていくつもりです。

―まだお子さんがいない親戚からもお年玉をいただいたときは、どう対応されていますか?

Cさん:もらいっぱなしはちょっと気が引けるので、子どもたちがいただいたお年玉の金額を毎年メモに残し、いずれお子さんが生まれたときは同じ額を渡せるように備えています。

ただ、結婚する気配がない親戚もいるので、そんな相手には、会うときに手土産を渡したり、誕生日に贈り物をしたりして、少しでもお返しできるようにしています。

―お年玉の管理はどうしていますか?
Cさん:小学生までは親がすべて回収し、その一部を子どもが自由に使っていいお金として渡していました。中学年で3,000円、高学年で5,000~10,000円程度、残りは貯金していました。

中学生になってからは全額、30,000円前後をすべて渡しています。子どもが一度に手にするお金としては大きいかもしれませんが、年単位で考えれば、妥当な額かなと思っています。

使うときは親に一声かけるのがルールですが、基本的には何に使ってもOK。1枚5,000円のトレーディングカードを買ってきたときはさすがに文句を言いたくなりましたが、「子どもが自由に使っていいお金だから」と自分に言い聞かせてなんとかこらえました。

双子でもお年玉の使い方は真逆。兄はお年玉を手にした瞬間、趣味にありったけつぎ込み、弟は堅実に貯めているんです。この違いも面白いなと思いながら見守っています。

今回お話をうかがった3名のママの声を聞くかぎりでは、お年玉はいただくのも、あげるのも3歳~4歳くらいが目安。金額は少額またはプチギフトからスタートし、小学生から1,000円程度で、学年に応じて徐々にアップするのが、ちょうどよいと感じているようでした。

一方、お年玉の管理方法は各ご家庭によってさまざま。小さいうちは親が管理するにしても、ある程度の年齢になったら、お年玉をきっかけに、お金の使い方やルールについてお子さんと話し合ってみてもよさそうですね。

(コミヤ カホル)

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