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山本耀司の書籍『YAMAMOTO&YOHJI』 - アーティスティックな視点でみるデザイナーの歴史

  • 2014.12.3
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ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto) デザイナー山本耀司の足跡を紹介した本『YAMAMOTO & YOHJI』が、Rizzoli社より発売された。

1972年の東京コレクション、そして1981年のパリコレクションでデビュー以来、革命的なシルエットと革新的な美学により、アバンギャルドファッションの最先端を走り続けて来た山本耀司。「アンチテーゼ」という独自のアプローチにより、山本は従来の「モード」の概念を変革し続けてきた。

発売された本書には数々の貴重な寄稿や未発表の写真が収められ、様々な視点から山本耀司のキャリアを紹介している。中でも、今回は山本のアーティスティックな側面がクローズアップされており、映画、演劇、オペラ、ダンスなど芸術とのコラボレーションを数多く行った経緯を紹介。パリコレでのショーや、フィレンツェ、パリ、アントワープ、ロンドン、ホロンなど世界中で開催されたソロの展覧会等を通して、観客とのコミュニケーションに挑んだ事柄が綴られている。

またブランド、ライセンス、Y-3サルヴァトーレ フェラガモエルメスマンダリナダックとのコラボレーションなど、ヨウジヤマモト社の歴史にもフォーカス。女優のシャーロット・ランプリングからの手紙、映画監督ヴィム・ヴェンダース、アートディレクターのマーク・アスコリ、M / M(パリ)、カーラ・ソッツァーニら、ヨウジヤマモトの長年の友人たちからのコメントも掲載されているほか、ロール・アドレールのエッセイも登場する。

書籍は写真も充実しており、パオロ・ロベルシ、ニック・ナイト、クレイグ・マクディーン、デビッド・シムズ、イネス・ヴァン・ラムズウィールド&ヴィノードマタディンらの作品や、「マグナム」として有名なマックス・ヴァドゥクル、フェルディナンド・シアナによるY's の貴重な写真も。ベルトランド・マリニャック、ドナータ・ヴェンダースによるバックステージ写真も共に収録されている。

『Talking to Myself by Yohji Yamamoto』(山本耀司、Carla Sozzani 編)、『My Dear Bomb』(山本耀司、満田愛 著)に続き、発売された今回の書籍。白い装丁、黒い装丁に続き、本書の装丁は赤が選ばれた。

「赤はとても強い色。私が好む赤はポピーの花の赤。赤は様々な言葉:リップスッティク、聖餐、血、日本の国旗、日の出、エネルギー、を連想させる。赤は着物の下に着る下着の様に親密な色でもある」。

― 山本耀司(2001 年)

『YAMAMOTO & YOHJI』は、山本耀司が今も昔もファッションとカルチャーの中心にいる事を改めて感じさせられる一冊だ。

【書籍情報】
YAMAMOTO & YOHJI (英語版) 12,800円+税
発行所:Rizzoli
頁数:428(23x33cm)
取扱い:ヨウジヤマモト青山本店、Ground Y 渋谷パルコ店、s'yte Website、その他全国の書店

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