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節約&ふわふわに! 実は簡単な「ダウンジャケット」の洗濯方法

  • 2016.12.27
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安価な製品も増えているダウンジャケットは、子どものアウターとしても大活躍ですが、問題は洗濯です。何度もクリーニングに出すのはもったいないけど、頻繁に着ると汚れが気になってくる…。

そんなママに朗報! 実は、ダウンジャケットを家で洗濯できる場合もあるのです。

■家で洗えるもの、洗えないものの見分け方は?

まず確認するのは、ダウンジャケットについている洗濯表示。「洗濯機マーク」や「手洗いマーク」があれば水洗い可能、家での洗濯OKです。

「洗濯機マーク」があるものは家庭の洗濯機で洗えますが、傷みなどが不安な場合は手洗いをおすすめします。

「ドライマーク」や「水洗い不可マーク」があるものでも、表地にナイロン・ポリエステルなどを使用している一般的なダウンジャケットなら、洗い方に注意すれば自宅での洗濯が可能です。

注意が必要なのは、レザー・フェイクレザーを使用しているダウンジャケット。これらは、色落ち・型くずれ・素材の劣化などが起こる可能性が高いため、自宅での洗濯は避けましょう。

また、ウール素材は縮みやすいため、こちらも自宅での洗濯は避けた方が良いでしょう。

■洗うときの注意点

ダウンジャケットの中に入っている羽毛はアルカリ性に弱いため、一般的な洗濯用洗剤を使うと素材が劣化することがあります。家庭で洗う際は、中性洗剤を使用すると良いでしょう。

必要以上に生地に負担をかけないことも重要なポイント。強い力を加えながら洗うと、生地が傷んでしまいます。洗うときはできるだけ優しく、こすり洗いも避けましょう。

また、生地の傷みを防ぐために、ファスナーやボタンなどの留め具類は留めた状態で洗います。

■洗濯機を使った方法

ダウンジャケットを洗濯ネットに入れ、バスタオルなどの大きなタオルで包み、タオルが外れないように縛ります。これは、ジャケットが浮きあがるのを防止するため。その状態で洗濯機へ入れて、「手洗いモード」「弱モード」などの優しく洗うモードで洗濯します。

長時間の脱水は避けたいので、手動で行いましょう。1分程度脱水したらジャケットを取り出して羽毛をほぐす、また1分程度脱水する…という工程を3回ほど繰り返すと、羽毛の偏りを防ぐことができます。

■手洗いの方法

手洗いする場合は、洗濯槽・タライ・バケツなどに30度程度のぬるま湯を入れ、洗剤を加えて混ぜます。洗剤液は洗いたいダウンジャケットが浸かるくらいの量が必要。濃度は、洗剤のパッケージに書かれている使い方を参考に調節しましょう。

続いて、ダウンジャケットを洗剤液に浸し、押し洗いしていきます。このとき、ジャケットをあまりクシャクシャと丸めず、なるべく形が整った状態を保ちながら洗います。

押し洗いは、ゆっくり優しく。40回程度押し洗いをしたら洗剤液を捨て、キレイな水に交換して濯ぎます。ここでも、力を入れすぎないように注意して。水を取り替えて2回、濯ぎ洗いを繰り返します。

濯ぎ終わったら軽く押してダウンの水気を軽く切り、さらにバスタオルなどではさむようにして優しく水気を吸い取ります。

ここで時間をかけすぎると羽毛が偏る原因になるため、手早く水気を切り、その後軽く振りさばいて羽毛をほぐしましょう。洗濯機を使う場合と同様に、脱水機能を使用してもOKです。

■ダウンジャケットの乾燥方法

ダウンジャケットは羽毛が入っているため乾きにくく、干し方によっては羽毛が偏ってしまうことも。干すときはかならず形を整え、中の羽毛を軽くほぐしておきましょう。

また、水を吸ったジャケットの重みで肩部分が変形してしまうことがあるため、干すときは太めのハンガーを使うのがおすすめです。

形を整えてハンガーに吊るしたら、風通しの良い場所で陰干しします。気候にもよりますが、しっかり乾燥させるためには2~3日干す必要があります。

手ではさんでみて、水分がつかなければ乾燥が完了した目安となりますが、念のためにそこからもう1日干すとより安心です。

<裏ワザ!>
上記の干し方ではスッキリ乾かない…という場合は、コインランドリーの回転式乾燥機にかける方法がおすすめ。

ダウンジャケットを裏返し、低温で短時間乾燥機にかけると、ダウンがふっくら仕上がります。また、羽毛の偏り・ボリュームダウンも、この方法でフワフワの状態に戻せる場合があります。

汚れが気になりはじめたダウンジャケットがあれば、まずは洗濯表示をチェック! 心配な場合は、着古したものでチャレンジしてみるといいかもしれませんね。
(森川ほしの)

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