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彼から別れのメール…2人の仲をこじらせる前に女性側が心がけたいこと【心屋仁之助 塾】

  • 2014.12.2
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メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「彼を怒らせてしまい1ヵ月連絡がありません」という、emiさん(40歳・公務員)のお悩みに、心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんからアドバイスをいただきました。

■emiさんのお悩み

8年間付き合った彼から「嫌な思いを我慢しても一緒にいたいのか、それとももう我慢ができないか。時間を掛けて考えたいと思います。」のメールをもらい、1ヵ月連絡がありません。これまで何度か、私の軽い気持ちですねたりいじけたりしたメールで彼を嫌な気持ちにさせてしまいました。

顔を合わせて同じことを言えば、ちょっとすねてかわいいと思えても、メールではそれが伝わらず、私はなんでこんなことでそんなに怒るの? と思ってしまいます。でも彼にしたら、とても嫌な気持ちにさせられていたようです。彼を怒らせるのは、いつもメールが原因です。言い訳すれば、かえって逆なでしてしまうことになり、どうやって仲直りすればいいのか、アドバイスをお願いします。

■心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんより

長くお付き合いしてきた男性からこう告げられ、とてもショックですね。お辛いと思いますが、1ヵ月連絡がない中で、emiさんも冷静に考える時間が持てたでしょうか。

これからのことですが、たとえ彼とこの先どうなったとしても、emiさんには自分らしくノビノビできる幸せが待っていることに変わりはないと思います。そのために、いまお伝えしたいことを書かせていただきますね。

もしかしたら、あなたはもともと素直になれず意地を張ってしまうような一面がありませんか? 相手にはその素直なあなたの気持ちが上手に伝わっていない可能性があるような気がしました。

これまで、あなたはどの程度、素直な気持ちを彼に伝えて来たでしょうか。もしかしたら、素直な気持ちとは、あなたにとって口にするとちょっと悔しくなるような、相手に負けるような、そんな恥ずかしい気持ちかもしれません。そんな「本音」は言わない代わりに、変化球を投げる方が得意ではありませんでしたか?

実は男性にとって、女性が投げる直球と変化球の違いはとても分かりづらく、どんな球も真に受けてしまうところがあるようです。例えば、本音は「もっと一緒にいたい」。ところが、口から出るのは「あなた、私のことどうでもいいと思っているんでしょ?」だったとします。

意地を張ってしまうと本音がつい相手を責める言葉になり、「もういい、知らない!」と彼を冷たく突き放すような、真意が全く伝わらない変化球になってしまいます。この変化球とは「心にもない言葉」、そして本音の裏返しでもあります。

あなたにとっては真意ではないそれらの言葉を、いちいち彼が真に受けていたとしたら…? 彼がそっぽ向いてから、「そういうつもりはなかった」と、言い訳したり誤解を解いたり面倒な仕事が増えていたのはこういうことなのかもしれません。

変化球を投げたくなる時は、どういう時でしょう。それは相手の真意を確かめたくなる時。つまり、心の中で実は愛されている自信が持てない、と不安に感じているときでもあるのです。いかがですか? つまりお互い「相手に愛されている自信が持てない」という共通点があったかもしれませんね。

さて、ここで質問です。彼が大切にしているものが何か、あなたは知っていますか? 男性は基本的に、愛する女性を喜ばせたり、彼女の役に立つことで心の栄養を得てゆくもの。更に、自分の愛情表現が不器用だと自覚しているからこそ、それを豊かに受け取ってくれる女性にとても励まされ、もっと愛したいと思う気持ちが育つようです。

emiさんの彼が「我慢を重ねてきた」と言うのですね。それはきっと、彼なりにあなたを理解しようとか、愛情を示そうという努力を続けてきたことが表現されているような気がします。彼が大切にしてきたものとはつまり、あなただったのではないでしょうか。相手が大切にしているものをこちらは「本当に知っているか?」これを疑うことがとても大切なのです。

私たち女性はついつい、自分が思った通りの愛情表現をしてくれないとダメ、とハードルを上げたくなってしまいますね。そのハードルを超えようとする男性の姿にこそ愛情を感じるのが女の困った性(さが)。

最初は男性も、努力しよう! と頑張ってくれてはいても、励ましもなく我慢が続くと「もう頑張れない」「自分は彼女の望みを叶えることはできないのではないか」と自信を失ってしまうのだそう。

そう、これからemiさんがパートナーに伝えていくべきことは言い訳でも弁解でもなさそうです。「あなたの気持ちを分かってあげられていなかったようで、ごめんなさい」「本当はもっと一緒にいたい」他にどんな言葉がありますか?

もう意地を張るのはおしまい。自分の素直な気持ちを伝え、相手の愛情を信頼して受け取る勇気を持ってみましょう。あなた自身が将来、素直な気持ちで幸せなパートナーシップを築いて行けますように。

凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾

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(志緒村亜希子)

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