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グッとくる女になるための一問一答【みうらじゅんと安齋肇がアラサー女子に捧ぐ】

  • 2016.12.18
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お悩み1色気のない私。男性がグッとくるテクニックとは?

「胸の谷間とかお尻の割れ目。モロ出しが好きかどうかにかかわらず、あれば必ず目がいきますね」(みうらさん)

「しばし焦らすってのもグッとこさせるためのひとつの手段なのかも知れないけど、男はずっとは“焦らシックパーク”の住人ではいられないもの」(安齋さん)

安齋さん「人間って肌色に敏感なんですよ。だから、肌色がチラチラしてるとやっぱり見ちゃうよね」

みうらさん「好き嫌いにかかわらず、脳が反射的に反応するんだよね。あとは女の人の“谷”部分。胸の谷間とかお尻の割れ目とか」

安齋さん「肉と肉が寄って影になる部分にグッときますね」

みうらさん「谷の中はどうなってるんだろう? ってつい想像してしまう。『ふむ、オッパイの大きさはいかほど?』とかね」

安齋さん「ただ、それをバーン!と見せてるのが好きかどうかは人によりますね」

みうらさん「俺は見せてて欲しいけど、下着に包まれてる方がいいとか、服も着てて欲しいとか、ピタピタのタートルニットで胸を強調して欲しいとか。それはもう、人によっていろいろですから」

安齋さん「なんなら、顔まで覆って欲しいという“全体主義”の人までいますからね」

みうらさん「覆えば覆うほど好きになっちゃうってね」

安齋さん「どんなジャンルにもマニアはいますからね。だからまず“敵を知る”ってことが大切なの。攻めドコロがわかれば勝算も上がるはずですよ」

お悩み2モテモテになるにはどうすればいい?

「女同士でチーム組んでたらまずモテませんよ」(みうらさん)「モテたかったら嫌われ者になる覚悟がないと」(安齋さん)

みうらさん「ボディタッチのうまい女性はモテますね。本命になるかどうかは置いといて」

安齋さん「そうそう! 今回の映画の中でも奥さん(白石茉莉奈さん)が泣いた赤ちゃんを抱き上げに行く際に、旦那(前野健太さん)をちょんって触っていくシーンがあるんだけど。ああいうのをさりげなくできる女性はモテるよね」

みうらさん「ただ確実に同性からは嫌われますけどね」

安齋さん「飲み会でボディタッチをやたらとする女性も、同席した女性全員から嫌われますよね。だけど仲間内でみんなが揃って狙うようなヤツをかっさらってく女性は、やっぱり嫌われ者なワケで」

みうらさん「女どうしでチーム組んでたらまずモテないってことを理解したほうがいいんじゃないでしょうか。もうひとつの秘訣は、自分の話をしないこと。男も女もベストインタビュアーってモテますからね!」

安齋さん「あ、そういえば僕も最近酔っ払うとすごいいろんな人を触っちゃうんですけど、同性に嫌われてますか?」

みうらさん「それはおじいちゃんですね(笑)」

お悩み3いい男とはいつだってセフレ止まり。本命女になるにはどうすれば?

「お父さんに会わせれば一発で本命に昇格しますよ」(みうらさん)「いい物件だなって思ったところに怖いお父さんが出てきたら、大抵の男はハンコついちゃうんじゃないかな」(安齋さん)

みうらさん「本命になるということは結婚したいってことですよね? でもさ、結婚って家を買うのと同じで、いきなり一軒目で『買います!』とはなかなかならないでしょ。今見た家がたとえ良くても、2〜3軒は見たいもの。女の人だって同じでしょ? そんなときこそ、まずお父さんに会わせればいいんですよ」

安齋さん「そうそう、怖〜いお父さんが出てきて『お前、買うんだろうな!? 今すぐ決めるんなら安くしとくぞ』って凄まれたら、大概の男はハンコついちゃうんじゃないかな」

みうらさん「お父さんは、そのためにいるんだから(笑)。他で役に立たないでしょ。あとはね、セフレで終わってしまうってことは、セックスから先に進む“才能”がないってことかもよ。ここで言う才能ってのは、何も特別なことじゃなくていいんだよ。なんとなく、こいつとは話が合うなあとか、いつも機嫌がよくて居心地いいなあとか、ホント、他愛のないことでいいんです。男ってのは」

安齋さん「いくつになっても女の人に怒られるのは怖いもんね。ただ、僕はセフレの愛ってのもあると思いますよ。その人とするセックスへの愛。今一度、そこについて、考えてみるのはアリだと思う」

お悩み4付き合う相手にいつも浮気されるんです……。

「相手の“変態”な部分を引き受ければ、男の浮気願望はだいぶ押さえられはず」(みうらさん

「SMだろうがコスプレだろうが、相手の性癖を引き受ける心意気を持つ。そこを引き受けてもらえれば離れられない。その辺について詳しく知りたいなら、映画館で「変態だ」をぜひ観てくださいね(笑)」(安齋さん)

みうらさん「この映画じゃないけどさ、誰にでも裏の趣味ってあるじゃない。そこを「そんな変態行為は嫌!」って引き受けてもらえなければさ、どうしたって外でしたくなっちゃうものだよね」

安齋さん「円満な家庭の人ほど、家で変態行為をしているってことで」

みうらさん「家で奥さんがしぶしぶセーラー服着てるかもしれないじゃない。旦那の趣味に合わせて」

安齋さん「僕なんか、そこに深い愛を感じるけどね。うふふふ。あとね、我々男はセーラー服を着て欲しいと言ったとしてもね、別に本物の女子高生とセックスしたいわけじゃないんですよ。高校生の年齢じゃない女性がセーラー服を着てる。そのギャップに萌えてるだけで。婆セー(バアアのセーラー服の意)でいいんです」

みうらさん「なんかさ、制服が好きすぎて犯罪者になるより、自宅で奥さんや彼女に「これ、着てくれないか」って言ってる方がいいんじゃないでしょうか」

安齋さん「相手の変態ぶりを引き受けてなきゃ。それが愛ってもんですよ。そして、そのあかつきには自分の性癖も引き受けてもらえばいいんです」

みうらさん「安心して。ほとんどの男は引き受けられますから」

安齋さん「お相撲さんだろうが、小学生だろうがなんでもなりますよってね。だって、それってクリスマスにお父さんがサンタの格好するのと同じだもん」

お悩み5長年付き合った彼とセックスレス。打開策はあるの?

「女の人が喜ぶ適正回数ってのが男にはわからないの。もう、法律で決めてくれればいいのに」(安齋さん

「セックスってそんなにしなきゃダメなもの? したくないならしなくていい気もするんだよね」(みうらさん)

安齋さん「セックスレス男子、最近増えてるっていうよね」

みうらさん「僕はそれって、男子の進化だと思うんですよ。結婚にも夢があまり見れないし、いろいろ怒られることも多いし。もうそんなに面倒くさいなら、もうエッチもしなくていい! って性欲が退化したんじゃないかな」

安齋さん「しかも毎日セックスしようとしたらしたで、求めすぎてうざいって言われちゃうんでしょ。もう、法律で週に何回って決めて欲しい!」

みうらさん「でもさあ、セックスってそんなにしなきゃダメなものかなあ。俺は疑問なんだよね。しきりに『セックスしろ』って言ってる雑誌あるけど、別に絶対にしなきゃダメなもんじゃないから。それでも求められたいなら、やっぱり日々、研究ですよ。都合良く誘ってもらうことばかり考えてちゃダメ」

お悩み6運命の人に出会えるか不安……

「同性だって趣味や話がぴったり合う人なんていないのに、ましてや異性でなんているわけない。それを念頭に置いてもう一度周りを見渡せば、違うものが見えるはず」(安齋さん)「人は表と裏があるってことをまず理解しないと。そもそも、表しかない人間なんて、そっちの方がよっぽど変態だと思うしね」(みうらさん)

みうらさん「女性の方が実は、厳しいよね。いろいろと。運命の人に出会いたいとか言う人に限って、『あの男のココが無理!』とかすぐ言うじゃない。その点、男はとりあえず、いいところを見つけようとはするんだけどね。『まいっか! このコで』といける理由を探すというか」

安齋さん「同性ですら趣味や話がぴったり合うなんて人いないのに、ましてや異性でなんているわけがない。そこを理解してないと、映画の主人公みたいに、表の性癖と裏の性癖の二重生活することになる」

みうらさん「人には表と裏があるってことをまず理解しないと。結婚に最適な真面目な男ほど、二面性があるもんだし、それを自分の中に溜め込んで、ある日いきなり爆発したりするから気をつけないとね!」

お悩み7本能的に惚れさせるにはどうすればいいのでしょうか?

「匂いってクラっときて、その後もボディブローのように効くよね」(安齋さん)「それがくさい!ってなったら萎えポイントになる危険もはらんでいるけどね」(みうらさん)

みうらさん「男って意外と匂いに敏感で、女の人の匂いをけっこう気にしてるんですよ」

安齋さん「クラッとくるよね。前後不覚になっちゃう。その後もジワジワ、ボディブローのように効いてくるのよ」

みうらさん「思考止められた状態でバーンと空いた胸元見せられたら、そりゃもう完全に持ってかれますよ。ただ海外の香水売り場みたいな匂いはダメ。歩くたびに違う匂いがするから、なんか騙されそうで防衛本能働いちゃう」

安齋さん「気をつけろっ。この女はかかる金の桁が違うぞ!ってね」

みうらさん「柑橘とかはいい。やっぱ出どころのはっきりしてる匂いは安心します」

安齋さん「あとは量も大事だよね。あんまり大量につけられるといくら好きな柑橘でも……」

みうらさん「みかん畑かよ!って萎えちゃうよ」

お悩み8セックスの不満、彼に言ってもいい?

「言ってもいいっていうか、もはや機嫌でバレバレなんですよ」(みうらさん)「照れ臭そうに伝えてくれるなら、全然オッケーじゃないですか」(安齋さん)

みうらさん「女の人ってさ、良かった時も満足してないときもすっごく態度に出るじゃないですか。だからすぐわかるんですよ」

安齋さん「実は男って何にもわかってないようで、いろいろ感じてるんですよ」

みうらさん「言ってもらうのは全然いいんだけど、その時点ですごいイライラしてたりするじゃないですか。それは辛い。この世の中は女の人の機嫌でまわってるんで、ひとつご機嫌でお願いします!」

profile

みうらじゅん氏

イラストレーター、作家、ミュージシャンなど幅広いジャンルで活動。「マイブーム」、「ゆるキャラ」といった言葉の名付け親でもあり、様々なメディアで活躍している。著書に「人生エロエロ」、「ない仕事の作り方」(共に文藝春秋など)

安齋肇氏

イラストレーター、アートディレクターとして、さまざまなキャラクターや作品を世に送り出す。テレビ朝日系「タモリ倶楽部」の名物コーナー、“空耳アワー”では長年、ソラミミストとして活躍している。1997年みうらじゅん氏と共に、「勝手に観光協会」を結成

information

「変態だ」

企画・原作・脚本はみうらじゅん氏、監督は安齋肇氏。サブカル界の重鎮2人が手がけた、話題の青春ロックポルノムービー。主演を務めるシンガーソングライターの前野健太氏をはじめ、共演の元宝ジェンヌの月船さらら氏、セクシーアイドル集団「恵比寿★マスカッツ」の白石茉莉奈氏らによる、“壮絶”とも言える演技にも注目! 「変態」って、「普通」って、「幸せ」っていったい何? そんな問いの答えが見つかる(かもしれない)衝撃作。

12月10日(土)より

新宿ピカデリー他、全国順次公開

http://hentaida.jp

特別鑑賞券¥1300(税込)、ペア券¥2400発売中

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