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2~3本ならOK!? 妊婦がタバコを吸うと生じるリスクとは

  • 2014.12.1
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【ママからのご相談】

2児の母です。先月妹の妊娠がわかったのですが、5年ほど前から吸っていたタバコをやめていないようです。「胎児に影響が出るよ!」と言っても、「産婦人科で1日に2~3本ならいいって言われたから」と笑っています。その言いつけは守り、1日に吸う量は2~3本に抑えているようなのですが……。数本であれば、妊婦がタバコを吸っても良いというのは本当でしょうか?

●A. タバコ=“吸った1本目から胎児の細胞を破壊していく怖いモノ”です。

ご相談ありがとうございます。ママライターの亜依です。

妊婦である妹さんの喫煙が良いのか悪いのかと尋ねられると、ほとんどの医師が、「悪い」と言うでしょう。喫煙が胎児に与える影響と共に、産婦人科の先生が、「2~3本なら良い」と言った理由について考えてみました。

●妊婦喫煙のリスク

妊娠中の喫煙により、生まれてくる赤ちゃんの発達が悪くなることはよく知られていることでしょう。一般的な量を吸っている人で約200g、へビースモーカーで約450gも赤ちゃんの出生時体重が軽くなります。流産や早産、前置胎盤、胎盤早期剥離などの異常も、喫煙しない母親に比べて2~3倍ほど増加します。

非喫煙者の早産率が6%であるのに対し、1日にタバコを5本以上吸う人は7%、6~10本で11%、20本以上吸う人で25%と、早産の可能性が高くなっているのも事実です。

●「禁煙ストレスの方が胎児に悪い」の意味

『日本産婦人科医会』のHPには、『妊娠中の喫煙が生後の児に神経発達障害を引き起こす可能性が示唆されている。したがって、妊娠中の喫煙に関しても厳しい態度で禁煙を勧めて頂きたい』と記載されています。

「妊婦のストレスは、胎児の成長に影響する」というのはよく聞く話ですが、出生体重にはほとんど影響しないことが英国での大規模な調査により明らかになっております。とはいえ、「妊婦のストレスは、子どもの性格を左右する」とも言われていますので、あくまで胎児の成長面だけのお話でもあります。

妊婦のストレスよりも、1本のタバコの方が胎児にとっては苦しく重いものだということは、今も昔も変わりがありません。

●「2~3本ならいいよ」の意味

実は私の周りにも、妹さんのように、「2~3本ならいいよ」と言われた人がいます。ただし、前提として、「どうしてもやめられないのなら」という話だったようです。

“喫煙が胎児に及ぼす影響”について詳しく知っているはずの産婦人科の先生が、なぜこのようなことを言うのでしょうか?

それは、「いくら自分が注意をしても妊婦がタバコを止めないのだから、少しでも本数を減らしてもらおう。軽いタバコに切り替えてもらおう」という気持ちでアドバイスされているからではないでしょうか? 先生も心の中では禁煙してもらいたいと願っていることでしょう。

いくら先生が喫煙に関してOKを出したとしても、タバコは吸った1本目から胎児の細胞を破壊していきます。『タバコは児童虐待だ』という人もいます。このことを妹さんにお話しして、少しでも早く喫煙してもらうようにしましょう。

(ライタープロフィール)

亜依(ママライター)/コンピュータの専門学校を卒業した後、9歳年上の彼と結婚。小学2年&1年&2歳=3姉妹のママをしている傍ら、子供よりも手の掛かる旦那様も同時育成中です。好奇心旺盛で、何にでも手を出したがり。趣味であるケータイ小説で本も出していただきました。“健康な体で100歳まで生きる”をモットーに、ポジティブな人生を心がけています。

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