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冷え症、カサカサ肌、やる気が出ない…それ、「橋本病」じゃない?

  • 2014.12.1
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冷え症、低体温、カサカサ肌……「冬だから仕方ない」とあったかグッズや体を温める食材を取り入れ、保湿重視のスキンケアに懸命になっている女子は少なくないと思いますが、このお悩み、あまりにもしつこいなら女子がかかりやすい『橋本病』の可能性があります。

“なんとなくやる気が出ない”なんていうお悩みもストレスのせいではなくて、この病気のせいかもしれませんよ!?

■橋本病とは

橋本策(はかる)氏が発見したことで『橋本病』とも言われているのが“甲状腺機能低下症”。“甲状腺”という名前を知っている人は多いと思いますが、どんな働きをしているかを知らない人も多いのではないでしょうか。

甲状腺は喉ぼとけの下、鎖骨の上あたりにある“蝶が羽を広げたような形”をしている内分泌器官で、健康な状態であれば触ってもわかりませんが、腫れて大きくなっていたり固くなってきたりすると触れることがあります。

この甲状腺が分泌する『甲状腺ホルモン』は代謝を調整したり、交感神経を活発したり、精神活動のバランスをとったりと、“元気をコントロールしている”ホルモンといった特徴があるので“元気ホルモン”なんて言われることもあります。

甲状腺の機能が過剰になるのが”バセドウ病”と呼ばれる『甲状腺機能亢進症』。歌手の絢香さんが告白したことで話題になりましたね。

こちらは症状が真逆で、激しい動悸がしたり、手足が震えたり、しっかり食べているのに体重が減少したりといった症状があります。

■橋本病かもしれないSOSサイン5つ

(1)低体温、冷え症、寒がりなど体の冷えがある

(2)普段より食べていないのに体重が増加する

(3)肌がかさついたり、顔がむくんだりする

(4)なんだかやる気が出ない、無気力な状態が続いている

(5)眉毛の目尻側が抜けて薄くなってきたり、脱毛が気になる

橋本病の症状はいずれも“体質”“年齢”“ストレス”などが原因と思われやすく、会社などで受ける健康診断ではチェック項目にも入っていないので見落とされがちです。

しかし昨今では20代後半から40代にかけての女性の20人に1人、発覚していない人も含めると10人に1人が患っているとも言われているほど、この年代の女性に多い疾患なんです。

ダイエット女子こそ注意が必要!?

一般的にダイエット中の女性は摂取カロリーをとても気にしますよね。そこで“ダイエットの味方!”と食物繊維やミネラルが多くしかもほぼ0キロカロリーという“昆布”や“ワカメ”などの海藻類を毎日たっぷり食べている女子は橋本病リスクがあることも知っておくべきでしょう。

確かに海藻類はミネラルや食物繊維の補給には適した食材ですが、毎日の過剰摂取は禁物です。昆布やワカメには『ヨード(ヨウ素)』という成分が含まれていますが、このヨードの過剰摂取が甲状腺機能を低下させてしまうからです。

食事の中で、昆布やワカメを適量食べる程度であれば問題はありませんが、上記のように橋本病であることに気づかない人が多いので、ダイエットの為に海藻サラダを毎日食べたり、おやつ昆布を食べ過ぎる事はオススメできません。

体質や遺伝などで橋本病を発症する人ももちろんいますが、症状に緊急性のないものが多いため自己申告による受診で発覚することが多いです。毎日を楽しく豊かに過ごすために、不調があれば無理せず専門機関に相談してみてはいかがでしょうか。

(トータルヘルスナビゲーター:SAYURI)

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