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盲点!スマホの長時間使用と「口臭」の意外な関係

  • 2014.12.1
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秋冬に気になるのが“乾燥”。女性が乾燥で一番に気になるのはお肌の乾燥だと思いますが、実は気になる“口臭”もこの時期キケンなんです。特にスマホを長時間普段使う傾向のある方は輪をかけて危険です!

一見関係なさそうな、乾燥と口臭、スマホ使用の関係と、簡単にできるお口のニオイ予防について今回はお話します。

■盲点!猫背・ストレートネックが口臭の原因に

ここ数年で猫背や“ストレートネック”の人がかなり増えています。その原因にはオフィスでの長時間にわたるパソコン作業はもちろん、仕事以外でもタブレットやスマートフォンを触っている時間が長くなったことも大きく影響しているでしょう。

パソコンやスマホを使用している間は、猫背になったり顎を突き出すような姿勢になりやすく“ストレートネック”になってしまう人が多いのですが、こういった姿勢の弊害が実は“呼吸”にも及んでいます。

顎を突き出すような姿勢は、頬や顎の筋肉が緩みやすく無意識のうちに口がぽっかり開いてしまい“口呼吸”の状態になってしまいます。さらに口が開いたままの状態が続くと、せっかくの唾液が乾いてしまいドライマウスとなってしまい口臭の原因に。

■意外と知らない唾液の働き5つ

いつも口の中にあるのが当たり前で、あまり気にすることのない“唾液”ですが、実はさまざまな働きがあります。

(1)消化は唾液から始まる

唾液に含まれる『アミラーゼ』は消化酵素の一種で、糖質を分解し吸収しやすい状態にしてくれます。

(2)口内の保護する

口の中には固い歯と柔らかい粘膜や舌がありますが、唾液があることで歯が粘膜や舌を傷つけることなく、しゃべったり食べたりすることが出来ます。

(3)細菌からの感染を防ぐ

人体で外と直接接している部分(口、目、鼻など)には、外から浸入してくる細菌などを防ぐ役割をしている“生体防御機能”が働いています。

唾液に含まれる『リゾチーム』もその一つで抗菌作用を持った酵素です。リゾチウムは唾液だけでなく、涙や汗、リンパ腺、鼻粘液、肝臓、腸管などに広く分布していて、。風邪やインフルエンザ、虫歯菌の繁殖など、さまざまな細菌感染から体を守ってくれています。

また、唾液に含まれるか『ムチン』などは、菌を包み込んでまとめてしまい、口内から排出する作用があります。

(4)口の中のpHを保つ

飲食後は食べた物の酸によって口の中が酸性に傾きがちです。酸性の状態が長時間続くと、歯が溶けて虫歯になりますが、唾液中の『重炭酸塩イオン』が口の中のpHを中性に保とうとする働きをしてくれるので、すぐに虫歯になるようなことはないのです。

(5)歯を再石灰化

食べ物に含まれる酸や虫歯菌が出した酸によって歯のカルシウムやミネラルが溶け出しますが、唾液にはカルシウムやミネラルを歯に補充し、修復する働きがあります。

■ドライマウスの一因にもなる“口呼吸”

ドライマウスになると、上記のような唾液の働きが低下してしまいます。このドライマウスの原因のひとつに挙げられているのが口呼吸です。唾液の働きから考えると「パサついてクッキーやおせんべいが食べられない」「口や喉が渇きやすくなった」といった症状だけでなく味覚に異変が起きたり、口臭が強くなったりと、日常生活に支障が起きてしまいます。

スマホを見るときは、顔がうつむかないで済むよう手で画面の高さを調整したり、歩くときも肩甲骨を引き寄せられているかを意識しながら過ごしてみるだけでも、気になるニオイへの悩みを減らしていくことがますよ。

(トータルヘルスナビゲーター:SAYURI)

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