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身体の免疫力をアップ、更にはダイエット効果もある「火の呼吸法」とは?

  • 2014.11.30
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普段の生活で何気なく行っている呼吸ですが、今回ご紹介する呼吸法は、身体を内側から暖め、免疫力、代謝を高め、脂肪を燃焼してくれる「火の呼吸」と呼ばれている呼吸法です。

カバラパティとも呼ばれているこの呼吸法は、お腹の腹筋やインナーマッスルを使いながら息を「フッ」と吐くときに強く丹田(おへそから指4本下の辺り)の辺りをお腹の内側に引き込む動きを繰り返して行きます。

お腹の内側の筋肉を素早く動かす動きを繰り返す事で普段鍛えられない横隔膜や腹横筋(お腹の内部の筋肉、ベルトのように腹部の横に走っています)といった深層筋肉(インナーマッスル)を活性化し、身体の内部からエネルギーを作り出し、暖め、代謝をあげ、更には身体の免疫力もアップしてくれます。

横隔膜は肺のすぐ下に位置し、息を吸うと下に下がり空気をお腹にたくさん取り込めるようになり、また息を吐くときには上へと上がります。

横隔膜は、普段の浅い呼吸ではしっかりとこの上下に動かすという動きをしていない事が多いのです。深く大きな呼吸で横隔膜をしっかり動かし、また意識的に“お腹を引き込む”という動きを繰り返す事で腹横筋を鍛えましょう。この二つの筋肉、普段の浅い呼吸ではなかなか鍛える事ができません。

また、横隔膜をしっかり動かす事は自律神経の働きを整えてくれる事にも役立っています。食べると下っ腹がポッコリでてしまう、または常にお腹周りがすっきりしない…なんていう方はこの腹横筋が弱っている証拠。鍛える事で、引き締まったお腹を実現出来ますよ。

その他にも「火の呼吸」をする事で、こんなたくさんの良い効果が。

(肉体面)

・内臓を刺激して、消化器官の強化

・全身の血行をよくします

(精神面)

・ストレス解消、精神的な安定

・思考をクリアに、スッキリさせてくれる

・ネガティブな感情を払拭してくれる

それでは、初心者でもできる優しい「火の呼吸」のやり方です。

1)あぐら、または安楽座など、楽な姿勢で座る。

2)片手を丹田の辺りにおき、もう片方の手を軽く膝の上にのせます。

3)身体をリラックスさせて目を閉じます。

4)口から息を吐き出しながら丹田をお腹の内側、背骨の方へと勢い良く引き込みへこませます。

5)鼻から一気に深く息を吸い込み、お腹を膨らませます。

6)今度は小刻みに5回に分けて息を吐いて行きます。1秒で1回息を吐いていくようなペース。いきを吐く毎にお腹を一回一回意識しながらへこませます。最後の息は全てお腹を内側に引き込みながら吐き切ります。

7)徐々に吐く息を更に小刻みにして8回、10回と吐く回数を増やして行きます。

始めは息を吐くと同時にお腹(丹田)を背骨の方に引き込むという動作が難しいかもしれません。なれないうちはゆっくりと吸って吐いてを繰り返し、お腹の動きと連動する事に集中して行きましょう。

※「火の呼吸」をする上での注意点

・必ず空腹時に行う事

・お食事直後は避ける

「火の呼吸」は短時間で意識的に腹圧をかけて腹部深層部(インナーマッスル)の腹横筋や腹筋を使いますので、胃の中に食べ物が無い状態で行いましょう。

慣れて来たら回数を増やし、速度も早くして行きます。お腹の内側からじわ~っと熱くなるのを感じたら、きちんとインナーマッスルが使えている証拠です!

いつでもどこでも簡単にできる「火の呼吸」をマスターして周りに気づかれずにダイエットを目指してみてはいかがですか?

(Haruko Wu)

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