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トレンドの中目黒高架下、まずはPAVILIONに行ってきた。(Maki Hashida)

  • 2016.12.8
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いつも賑わう中目黒に、また話題が一つ増えました。何十軒というお店が線路下に連なる、"中目黒高架下"のオープンです。行列の隙間をぬって、少しだけ離れた端にある大人のレストラン「PAVILION」から訪問してみました。

駅の「あっち側」はゆったりとしています。

数ヶ月前からのモルタル塗装や看板取り付けetc.、工事の工程を日々眺めていた私。最寄り駅なので、毎日のようにオープン後の大行列シーンを頭に浮かべながら数分の道を通り過ぎていたのです。

中目黒高架下。話題の福岡のお店(福岡ラヴァーとしては、東京の味も確かめておきたい)もあれば、立ち食い形式の焼肉屋さん、ラーメン屋さんも。改札目の前にはローズベーカリーがあり、その横には青山フラワーマーケットが並びます。予想通り、どこもかしこも大行列。週末となればパン一つ買うのに閉店大セール中のような大賑わいの様子がガラス越しから伺えます。(基本的に並んで食べる忍耐力のない私は、収束を待っているので未だ素通り)。

私の家~駅までのルートからすると、この大賑わいは、「駅のこっち側」(祐天寺寄り)。でも、あっち側(代官山寄り)の雰囲気は少し違い、比較的ゆとりのある空間のお店が並んでいます。

その中でも端の方、目黒川横にあるPAVILIONに、行ってきました。

ROMANを買う、という大人のエンターテインメントスポット。

駅の信号を渡り、TSUTAYAとスタバの間を抜け、スープストックを通り過ぎ、目黒川を越えたところにあるPAVILION。こだわりのアート作品や家具など、随所に細部にハイセンスな趣向を凝縮させているのですが、その最たる特徴と愉しみは、ROMANを通貨で買う、というところ。

これ、実際に行って、やってみないと面白さが通じないかもしれません。PAVILIONだけで使えるコインを買い、さまざまな注文ができるんです。「スクラッチカードで削ってでてきただけのレモンの量を入れてくれるハイボール(1roman)」という気軽なものから、「小さなブーケをお相手に差し上げる(1roman)」、「テキーラをお店にいる人皆にふるまう(25roman)」といったちょっと勇気のいるものまで。

※ちなみにコインは3roman=2,000円から購入可能。

エンターテインメントな仕掛けがたくさんあるので、気の合う人たちとワイワイ飲んで酔った勢いでいろいろと楽しめそうです。あ、もちろんロマンを求めて二人で素敵なひと時を過ごすのも◎です。

お店のキーワードであるアートも見逃せません。

大テーブルの上には昭和時代の古い街灯からVESPAが逆さまに吊るされるという存在感抜群のオブジェが配され、バーカウンターエリアにはキラキラと光が反射する名和晃平さんの大きな丸い照明が輝きます。

二人だけが座れる「お叱り部屋」と呼ばれるプライベートなコーナー(1ページ目の写真です)もあり、液晶画面からパンダが不定期に二人にメッセージをくれたりもするんですって。お叱り部屋というより、開放的なお店にあってここだけはかなり閉じられているので、むしろインティメイトな空間。打ち合わせにも、デートにも重宝しそう。

深夜族には嬉しい閉店時間。

肝心なお料理はというと、お昼は三段重、夜はいろいろなアラカルトが揃うといった形式です。私は夜のコースをいただきましたが、ボリュームたっぷりなお肉の盛り合わせや繊細な前菜など、お腹も大満足。

それから入り口には、公衆電話があるのもニクい演出。外のエントランスから店内に入るまで高架下の道を数十メートル歩くので、予約していない人は外の電話から歩くことなく空席があるか確認できるという便利な仕掛けです。

何より嬉しいのは、深夜2:00までやっていること。深夜残業の後のご飯に、会食の後の2軒目に。「駅のあっち側」は私にとってちょっとだけ億劫なのだけど、ついつい足を運びそうです。

参照元:VOGUE JAPAN

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