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激しいとキケン!? 高血圧の人がすべき適度な運動量とは

  • 2014.11.28
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【男性からのご相談】

もともと高血圧の家系です。このあいだの健康診断で、医師から、「高血圧だ」と診断されました。高血圧には運動が効果的だと言いますが、運動をしていけば血圧は下がるのでしょうか? また、そのときに行う運動はどのような運動が良いのでしょうか?

●A. 高血圧と運動の関係、正しく知って血圧の下降を目指す。

こんにちは、健康系ライターの大塚朝香です。

「高血圧には運動が効果的」とよく言われています。血圧を下げたり、高血圧を予防したりという意味では、運動は非常に有用です。ただ、場合によっては、逆に高リスクになってしまうこともあります。

今回は、高血圧と運動の関係性を見ていきましょう。

●高血圧は運動で下がる!? その理由は?

現在、高血圧症の数値を示す人の割合は、男性で約60%、女性では約45%程度と言われています。それに対し、「継続的に運動を行っている」と答えている割合は、男性は35%、女性は30%程度です。

継続的な運動を行うことによって、血圧は下がります。運動をすることによって血圧は一時的に上昇しますが、その後、体に酸素などを送り届けるために、血管が拡張することがその理由です。

運動直後に血圧を測った際に血圧がいつもより高かったとしても、数十分後には血圧が降下していることが分かるはずです。

●危ない! 既に高血圧を患っている人は慎重に

ただし、上でも述べたように、運動は一時的に血圧を上げてしまいます。そのため、既に重い高血圧を患っている人(最高血圧が180以上、最低血圧が105以上が目安)が運動をしてしまうと、文字通り命取りになってしまいかねません。

また、心不全などを併発している人も注意が必要です。このような場合は、医師の診断を受け、運動プログラムをきちんと組み立ててもらう必要があります。なお、軽度の高血圧症の人の場合、運動を継続的に行うことによって、薬から解放されることもあります。

●どんな運動が望ましいか

高血圧症の場合、短距離走のような無酸素運動は控えます。これは、血圧を上げることにつながるからです。

もっとも望ましいのは、

・2日に1回以上のスパンで行う

・1回につき、400~500kcalを消費する

・ゆっくりと行う

といったような運動です。

ジョギングやスイミングなどが望ましいですね。1回で行う時間は、30分から1時間程度です。このような、“無理がなく、継続できる運動”は、高血圧対策だけでなく、糖尿病対策としても有効です。

ライフスタイルに組み入れていきたいですね!

(ライタープロフィール)

大塚朝香(フードアナリスト)/家でできるダイエットで、1年で17kg減量したアラサーライター。ファミレス勤務→葬儀会社勤務→デパート勤務を経てライターに。デパート勤務時代やダイエット時代に学んだ、「おいしくてヘルシーで安く、満腹感があってお洒落なメニュー」を編み出すのが得意。3000以上の美容記事を執筆し、100以上のオリジナルレシピを発表し、糖尿病や高血圧、メンタルヘルスにも携わってきました。母が看護師、兄が社会福祉士、姉が介護福祉士のため、医療や健康面の質問にもお答えできます。

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