1. トップ
  2. 恋愛
  3. 第10回 「振るほうもツライ」は本当なのか!?:勝つ女/負ける女

第10回 「振るほうもツライ」は本当なのか!?:勝つ女/負ける女

  • 2016.12.2
  • 1745 views

一度は愛し合った仲なのに・・・別れって誰が経験しても辛いものですよね。

普通は気持ちが冷めた側が別れを切り出すものですが、必ずしも感情だけが理由ではありません。彼がいつもダメ男・・・、臆病すぎて自分から彼を遠ざけてしまう・・・、など「振るタイプの女子」「振られるタイプの女子」にもいろいろな事情があり、それは恋愛の幸福度と無関係ではないようです。はたして彼女たちのどちらが幸せな恋愛に近いのでしょうか?

***

プラスがあればマイナスがあり、黒があれば白があるように、ものごとには「両端」があるもの。人間だってそうですよね。そんな“両極端な性質を持った”女子たちに注目して、恋の議論をああでもないこうでもない・・・とバチバチ燃やしていくこの連載。

青山の裏手に位置するカウンターバー(という設定)の店長サトコとアルバイトのマチコが徹底討論いたします。

■◇「振るほうも辛い」は本当?

マチコ(以下マ): サトコさん、振るのと振られるのって、ズバリどっちが辛いと思います?

サトコ(以下サ): さっきからグラスを洗う手が止まってると思ったら、そんなこと考えてたのね。どうしたの、振られたの?

マ: 違いますよ!いえ、ただ、ふと思ったんです。世の中の失恋ソングって、大抵が振られる側の立場に立っていますよね。振られて辛いけど、泣くだけ泣いたら、前を向いて歩こう、さあ次の恋だ!的な。

サ: そりゃそうよ~。常に彼氏がいるけど、付き合うとすぐイヤになっちゃって、次々に振ってしまう私って悪い女だわ、みたいなこと歌われても共感出来ないし。振られる方が辛いに決まってるじゃない。

マ: けど、すぐに相手を振ってしまう魔性の女タイプっていうのも、実際は意外としんどいのではないかと・・・・・・。

サ: そうかしら? まあ、そういう女子の中には、歴代彼氏がストーカー化しちゃうなんて子もいるからね。常にもめ事を抱えてるっていう意味では、大変かもしれない。

マ: ですよね。でも、すぐ振るような女子はきっと、事件が起きないと「恋愛してる」って感じがないんですよ。恋が穏やかモードになると、壊したくなるっていうか・・・それで余計に自分を苦しめるってこともあると思うんです。

サ: 確かに。

■◇振るような女子がすべてイケイケなわけじゃない

サ: 中には、振られるくらいだったら、自分から振ってしまえば傷つかないって考えるタイプもいるわね。つまり魔性の女ではなくて、実際には臆病なだけ。

マ: 大体、好きな相手のことは誰だって手放したくないですからね。振るってことは、振ることが出来る程度の相手としか恋愛してないとも言えます。

サ: マチコもたまには大人なこと言うじゃない。そこいくと、振られる女子、つまり自分からは振らない女子っていうのは、付き合う相手を慎重に選ぶからこそ、相手をすぐにイヤになったりしないってことね。

マ: はい。そして、好きだった人に、ある日急にそっぽを向かれるあの感じ・・・・・・振られた人にしか分からない痛みを知っている分、人としての深みがある気がします。

■◇成功体験がないとネガティブ癖がつく

サ: ただ、毎回振られてばっかりだと問題よ。新しい恋が始まっても「どうせいつか私は振られちゃうんだ」って思う癖ができ上がってるから、常に彼氏の顔色をうかがって、必要以上に尽くしたり、逆に、疑ったり責めたり。

マ: そういうネガティブ行動をしていると、実際に振られちゃいますよね。

サ: そう。そして、ああ、やっぱり今回も振られたって・・・・・・。負のスパイラルに陥ってしまう。

マ: う~ん、やっぱりそう考えると「振る方も辛いのよ」なんて言ってる女子のほうが、“ツラい度”が低いように思えてきます。「振る」って時点で主導権も握ってますし、振る時には、次の彼氏候補がいることが多いですし。

サ: そうよ。女子が別れを告げる時は、すでに次が見えてるのよ。やっぱり、振る女子のほうが未来ある恋ができそうね!

■◇今回のまとめ

一般的に「振られるよりも振る方が辛い」などというが、それはウソ。

相手を振る場合は、振りたいだけの理由(相手に飽きた・イヤになった・他に好きな相手が出来た・・・など)があるもの。本当は「振っちゃった自分」に酔っているだけなのです。

特に女子は振った相手のことはケロリと忘れてしまいます。いつまでも振られた相手のことを未練がましく考えてしまう女子より、振る女子のほうが健康的な恋愛ができることでしょう。(犯人A子/ライター)

(ハウコレ編集部)

の記事をもっとみる