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乾いた肌と決別したいなら 「ラメラ構造」に注目!

  • 2014.11.27
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季節が進むにつれ、肌の乾きが深刻化していませんか? この時期から肌がどんどん乾燥することは分かっているのに、毎年繰り返すのはどうしてでしょう? その大きな原因は、“ただ保湿をしているだけのケア”になってしまっているからかも。 そこで今回は、肌を枯らさない、うっとりするような潤い肌を持続する方法をお教えします!

■ただ保湿するだけじゃダメ!肌のテンションを上げることが重要!

ハウコレ女子世代(20代前半)のスキンケア事情を調査したところ、化粧水はたっぷり惜しみなく使っており、水分補給の意識が高いことがわかりました。しかし、クリームの使用者が極端に少なく、使っていても量が少ないという点はかなり問題アリ。

そもそも肌の潤い維持に必要なものは水分と油分。肌表面と内部の水分の蒸発を油分で防ぐことは、スキンケアの基本中の基本です。「クリームはベタつく」というのは過去の話。 最近のクリームは、手に取った時はリッチなテクスチャーでも、肌に塗るとジェル化して、みずみずしく肌になじむのが特徴。肌の内側から水分と油分が整って肌力が高まるので、肌がザラザラ・ゴワゴワしたり、ファンデーションのノリが悪いという悩みとは無縁になります。 そうと知ったらクリーム嫌いは克服すべき! ぜひ一品用意しましょう。

■美肌実現は、「ラメラ構造」が鍵!

乾燥肌対策にクリームが大事だと言うことがわかったら、次は「ラメラ構造」について理解しておきましょう。ラメラ構造が、美肌の重要な鍵となります。

■ラメラ構造とその働き

肌の一番上の層(角質層)は水と脂質が何層にも重なり、サンドイッチのような形をしています。水・脂・水・脂・・・・・・と交互に重なるこの構造を「ラメラ構造」と呼び、一定の水分と脂質を保つ役割を担っています。 ところが加齢・紫外線・乾燥などの外的刺激によって肌表面が乾燥すると、ラメラ構造が乱れ、肌の内側が水分や脂質不足、つまり「インナードライ」が起こります。この状態が続けばシワ・たるみとなって肌に表れるので要注意! インナードライを防ぐためには、ラメラ構造を持つ化粧品でケアしましょう。肌と同じ構造を持つ化粧品なので、肌なじみがよく、刺激が少ないのがポイント。使い続けると水分と脂質のバランスが整い、肌が内側からふっくら、キメの細かい肌へと導かれていきます。 専門家によると、ラメラ構造の化粧品はクリームでも比較的ライトな感触が特徴だそう。クリームが苦手な女子の皆さんも、安心して使えそうです。ラメラ構造をもつクリームを探すときは、商品説明をチェックしてみてくださいね。

■目指すは、ラケットのガットをピンと張ったような肌

かつて目尻・おでこ・ホウレイ線のシワは、年齢を重ねるごとに肌に表れると思われていましたが、クリーム嫌いや洗顔のし過ぎ、間違ったクレンジング法、栄養バランスの乱れなどが原因で、二十代前半でもシワに悩まされることがあります。 笑いジワは幸せの証、というのはあながち間違いではありませんが、小ジワにファンデーションが食い込めば、一気に老け込んだ印象になり、くすんで疲れているように見えます。 残念な表情になってしまわないように、化粧水の後はクリームを塗布し、潤いを蓄えて保持するように心がけましょう。 ちなみに乾燥してキメが乱れた肌は、ハンモックがゆるくたるんだような状態。肌の外側も内側も保湿された肌は、ラケットのガットがピンと張ったような弾力が感じられます。

■5年後の肌を想像してみて

今から5年後、皆さんは何歳になっていますか? 当たり前ですが20歳の人は25歳。25歳の人は30歳・・・・・・。悲しいかな、私たちは十代後半あたりから肌の水分量の低下が加速し、皮脂量は25歳をピークに減少するため、肌の乾燥を避けることは困難です。そのため、入念なスキンケアを始めるのに早過ぎるということはありません。付け焼刃のケアではなく、肌の潜在美力を鍛える意識で、丁寧に保湿することが大事です。

■さいごに

ラメラ構造を整える肌づくりが、今の肌、将来の肌を決めます。まずはクリームから始めましょう!

(米村亜希子/ハウコレ)

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