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表参道の一角にある花と緑に囲まれたクラフトストア「トーキョーファンタスティック表参道」

  • 2016.11.25
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表参道の一角にある「TOKYO FANTASTIC OMOTESANDO(トーキョーファンタスティック表参道)」。日本各地のアーティストや職人による手仕事ものや、フラワーデザイナーによるオリジナルのリースや寄せ植えなど、花と緑を楽しみ、気持ちのよいライフスタイルを提案するお店です。

まだ見たことのない、日本の魅力を発見したい

表参道駅から徒歩3分、国内外のブティックが並ぶみゆき通りを曲がった一角にある「トーキョーファンタスティック表参道」。白いのれんが目印です。

店先の盆栽風鉢ものやサボテン・多肉植物の寄せ植えを横目に見ながらのれんをくぐると、若手アーティストが手掛けたガラスや陶器、1点もののアクセサリー類や老舗の伝統的工芸品など、様々なテイストの作品が。

どのようなセレクトをしているのか、オーナーの鈴木さんに聞いてみました。

「20代の頃は海外志向も強かったけれど、30代になって、あれ?私って日本人なのに日本のこと全然知らないな…。と気づいたのが大きなきっかけでした。日本ならではの古き良きものも大切だけど、ここでは今の生活スタイルに合ったものを発信したい。」とのこと。

日本の四季に沿ったプロダクトや色々なカルチャーなどを紹介しつつ、「日本を楽しもう!」というコンセプトにちなんだ品揃えをしているそうです。

日本の職人技とコラボレーション

軽くて持ちやすいオリジナルの箸は、ひのき、みずめ桜の地にカット細工を施したものや四角箸など全部で4種類。

また、チェック柄のガラス製箸置きと紅白の梅皿は、東京を拠点とするGlass&Art MOMO(グラスアートモモ)というガラススタジオとのコラボレーション。テーブルクロスや器との組み合わせ次第で毎日楽しめそう。梅皿は少し大きめな箸置きにも使えるので、フォークやスプーンを置くのにもぴったり。

土地柄、海外からのお客さんも多く、観光客向けのラインナップかと聞かれることも多いようですが、おみやげとして並べているのではなく、「むしろ海外の方が来て、今の日本人はこんなものを楽しんでいるのか。と分ってもらえたらいいな」とのこと。

ガラスの器で冬支度はいかが?

冬曇りの空のように静かで深みある色合いが特徴のグラス類は、岡山県備前市に工房を構えるヒロイグラススタジオのGRICE(グライス)シリーズ。この色の元になるのは、なんとお米。作家さんの地元で収穫されたお米のうち、出荷に至らない未熟米を加工して釉薬に使用しています。ガラス工芸の盛んな倉敷から備前にアトリエを移し、土地と深く関わりたいと考える作家さんの思いが反映されています。

東京のコンパクトな暮らしを彩る、花と緑のデコレーション

オーナーの鈴木さんはフラワーデザイナーでもあり、壁や天井に吊るされたリースやフラワーボトルはなどのアレンジメントは、本人が手掛けるTida Flower(ティダフラワー)シリーズのもの。

東京の生活だと、誰もが広い間取りの家に住んでいる訳ではないので、花器類も含めて気軽に楽しんでもらえるよう、小さめアイテムも揃っています。

森で得たインスピレーションをリースやアレンジメントに落とし込む

子供の頃から森の中で遊ぶのが大好き、と話す鈴木さん。

リース作りのアイディアについて聞いてみると、「もちろんインテリアの一部として作りつつも、始まりは森の中。例えば、びっしり広がるシダ類などを見るとワクワクが止まらない。森や山で目にしたもの、心を動かされたあれこれをリースにとじ込めたくて。自然の中で過ごした感動を、身近な空間で楽しめるようにアレンジメントしているんです。」とのこと。

店内のギャラリースペースでは、よりシーズナブルな企画展も。切り紙から生まれた花のモチーフや様々な模様からオリジナルのプロダクトを作る切り紙作家・矢口加奈子さんの「夕暮れの庭」展のほか、クリスマスマーケットも開催中。

冷たい風に追われて家路に着き、暖かい部屋でのんびり過ごしたい季節。いつものテーブルでほっと一息、花を眺めるのはいかがでしょう? ※商品は全て税抜きを表示しています。

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