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アレクサ・チャンに学ぼう。トレンチコートの着方はひとつじゃない!

  • 2016.11.22
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トレンチコートを着たアレクサの写真を探すと、いくつもいくつも出てくるのだけど、どれにも共通しているのは「さりげない」けれど「素敵」なこと。その理由は173cmという長身だから、ではなく、ボタンの開け閉め、ベルトの留め方、袖をまくる量など、トレンチコートそのものを使った「絵作り」感覚が秀でているからなのです。

トレンチコートを着る時っていつも同じコーデになっちゃう、と悩む人も多いけれど、アレクサテクニックは私たちにも真似できます。さあ、早速チェック!

(c)EFLYNET PICTURES/amanaimages

(c)FAMEFLYNET PICTURES/amanaimages

ニットというより、どこか懐かしさのある「セーター」という言葉で表現したいような一着をデニムとあわせ、その上にばさっとトレンチコートをはおったアレクサ。このコートはイギリス国内でスーパーマーケットを展開する「Marks&Spencer(マークス&スペンサー)」とのコラボアイテム。

肩章やガンフラップ(胸元のフラップ)のない、ミリタリーカラー。ボタンもせずベルトもしめず、しかもベルトはきちんとポケットに収めることもせずにだらりと垂らして、あくまでもバサッと羽織る=無造作に見せた着こなし。

さらにそれだけで終わらせず、袖口をひとつまくって裏地のチェックを見せたところに「絵作り」マインドが。チェーンバッグを斜めにかけるなど、無造作トレンチとデニム、リラックスニット全体をどうみせたいか、というのがすべてにいきわたっているように見えるのがさすがです。

via Instagram @alexachung

いっぽうこちらはシンプルなベージュトレンチ。

あくまでもプレーンな形だけれど、ベルトを少し上の位置でしめ、中央にバックルを持ってきて、先端はわざとループを通さず前に垂らす。

上品、きれい、クラシック、といったベージュトレンチに抱きがちなイメージを、中に合わせたフード、ティアドロップ型のめがねだけでなく、ベルトの閉め方でも崩しているのが彼女のワザ。

(c)WENN/amanaimages

こちらはベルトをしめつつ、きゅっと結んだ着こなし。よく見ると実はボタンはしめていないのがわかりますか?

トレンチコートって、ベルト次第で自分の好きなようにフォルムを変えることもできちゃうんですよね。アレクサはこの日、同じ着こなしでボタンもベルトもしめないでいる様子も写真に撮られていましたが、こうやって締めたほうが、インのブラウスの首周りまで着たフリルにも目がいくことをきちんと計算済みだった模様。袖はやはりまくってチェックをちらりと見せています。

(c)Pacific Coast News/amanaimages

中に着た服を全部見せたいときは、ただはおるだけに限ります。羽織ってさらに見せ場をつくる、そんな役割までトレンチコートが果たしています。

同じトレンチコートでも、ボタンで閉じるか、ベルトを締めるか、ベルトの結び方や垂らし方だけでも印象が変わります。ときに無造作、ときにクラシック、ときにハズシ・・・。インのコーディネートがたとえ同じでもちょっとしたことで変化がつけられる。

トレンチコートの便利さをアレクサが教えてくれるのです!

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