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そのひとことが反感を買う! 「うちの子、優秀かも…」と思ったときの会話術

  • 2016.11.19
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だれでも自分の子供は、学業優秀、スポーツ万能、性格良しの人気者になってくれれば…なんて夢を描きますが、現実はなかなかうまくはいかないもの。

© matimix - Fotolia.com

でもなかには、小さいころから勉強ができたり、運動に秀でていたりという子どももいます。せっかく優秀な子に育ったのに、周囲のママからの「ねたみ」に悩んでいるママも多いみたいです。そんな嫉妬をうまくかわす術を覚えて、子どもに悪い影響が出ないようにしたいですね。

■優秀な子どもを持つと嫉妬を買いやすい?

優秀な子どもには、両親が教育熱心で周囲のだれもが納得するほど努力している場合と、とくに早期教育を行っていなくても飲み込みが早い、いわゆる「地頭がよい」場合にわかれます。

子供が優秀なら優秀なりの悩みというものはありますが、それを理解してもらうのはかなり難しく、気軽に話した内容から周囲にとんでもない誤解を与えてしまうことがよくあります。

母親というのは、自分の子どもとの出来をどうしても比べがちで、その結果落ちこんだり必要以上に子供に怒ってしまったりします。そして優秀な子どもを持つママ友のひとことに、腹が立ったり、つい悪口を言ってしまったり。そんな自分がイヤでどうしようもない…というモヤモヤしたケースが多いようです。

■このひとことが反感を買う

「お子さん、頭が良くてうらやましいわ。どれくらい勉強させているの?」

成績優秀なお子さんの場合、こんな質問を投げかけられることも。「私はなにもしていなくて、子供任せなの」と、本当のことを答えてしまいそうになりますが、これは「親が手伝ってもこの程度しかできないうちの子は…」と反感を買いがちです。「夕食後に1時間くらい勉強しているみたい」などと、時間だけを具体的に返し、内容については触れないで流したほうが無難です。

「今度の試合、先発メンバーに選ばれたんだって? すごいね!」「今回はたまたま、まぐれで選ばれただけよ~。次回はどうかわからないわ」

これもごく自然な会話なのですが、劣等感が強い、ねたみやすい人には「まぐれでも選ばれないうちみたいな子だっているのに…。ひいきにされてるの?」とネガティブにとられがち。

「今回どうしても試合に出たいって、朝もひとりで毎日練習してたの」など、そのために努力していたことを話したほうが「そうか、うちの子が選ばれなかったのは努力がたりなかったからなのね」と納得してもらいやすくなります。

「○○くん、なんでもできてすごいですよね~」「いえいえ、部屋の片づけとか全然できないし、学校からのプリントもまったく出さないし、字も汚くて…」

なんでもできるわけではないと伝えたいがために、子供のダメなところを次々と並べてしまうのも「それくらいしか“できない”ことがないなんていいわね…」と逆に嫌みにとられることもあります。「いえ、上には上がいますから…」と濁し、話題を別のことに変えましょう。

■日ごろから嫉妬をできるだけかわしたいときは

あまり親しくないママ友から「お稽古事はなにをしているの?」「何かスポーツをやっていますか?」と質問された場合には、その話しかけてきた人自身の子どもが興味を持っている場合が多く、そのときには自分の子供をほめられたい! という思いがあります。だからさりげなく「すごいですね」とほめると、相手も気持ちよく会話が続けられます。

また、いつも周囲から子どもがほめられる場合には、PTAや行事の裏方などに積極的に参加するということも、周囲と摩擦を起こさないですむひとつの手です。

勉強やスポーツに秀でている子は、「何か特別な習い事をしているはず」という色眼鏡で見られがち。そうすると学校行事に行かないだけで、「親が学校行事に時間をかけるヒマなどない」と思われてしまうことがあります。無理する必要はありませんが、自分の子だけでなく、ほかの子どもたちのためにも喜んで働きますよ! という姿勢が変な先入観を持たれづらくなります。

もちろん「他人にどう思われようが自分の子どもを優秀に育てあげればいいだけ」と割り切って考えられるなら、それもひとつのスタイルです。そのためには母親自身がタフであること、鈍感力を身に着けることが必要かもしれません。しかし、周囲の方ともうまくお付き合いしていきたいと思うなら、あえて周りにねたまれ、疎まれることは避けるにこしたことがありませんよね。

自分の子供が優秀な分野のことを、自分から話題にする必要はありません。でもその話題になったときには、さりげなく相手のことに話題を変え、どうしても自分の子どもの話になったときは、必要以上に謙遜せず、本当のことを話すことを心がけましょう。

子供の優劣がからむと、どうしても冷静な判断ができなくなるのがママ友の怖いところ。周囲のマイナスな感情はうまくかわして、子供の成長をひたすら楽しみにしていきましょう!

(佐藤栄子)

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