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「鎌倉の日常を旅する」がコンセプトの干物カフェ #鎌倉 #ヨリドコロ #おしゃれカフェ Vol.29

  • 2016.11.18
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「遠くから来た人、近くに住む人、そして自分たちの…寄りどころ、拠りどころ、縁りどころ…そんな存在でありたいと店名をヨリドコロに決めました」とコメントするのは、鎌倉にある干物カフェ「ヨリドコロ」の代表、恵武志さん。

江ノ島電鉄の稲村ヶ崎駅から徒歩2分。江ノ電の線路わきに建つ大正時代の古民家で、以前は洋服の仕立て屋さんでした。大工さんや近所の方の助けを借りながら、外壁を塗り、床を張り、半年かけてリノベーションしたそうです。

立ち上げメンバーは旅好きの3人。旅好きな人が集まる古民家の宿泊施設を作りたいと一念発起し、地元である神奈川エリアで物件を探しました。

しかし、なかなか理想通りの物件は見つからず、探し始めて1年が過ぎた頃、鎌倉で古民家再生バンクを手がけている島津さんに出会い、やっとこの物件に巡り合いました。

ただ、宿泊施設にするには条件的に難しかったので、旅を軸にいろいろな情報を発信できる場所として、自分たちの夢をかなえる0号店として、ヨリドコロをスタートさせました。

営業は朝7時から、卵かけ御飯や納豆定食が500円、あじやさばの干物定食が600円で、しっかりした朝ごはんをいただけます。

11時のランチからは、あじやさば、かますなどの干物定食が1,000円から。こだわり卵、梅干、納豆などをオプションで追加することもOKです。

干物は恵さんの実家である干物専門店「丸恵」から取り寄せた、無添加の天日干しです。この日は塩さば定食を注文。

さば塩定食 \1,300 (税込)

焼いているそばから食欲がわく香りが漂い、出てきた塩さばは脂がのって身もふっくらしていてとてもおいしいです。

もうひとつのおススメは、神奈川県内の養鶏場を回って見つけた卵を使った卵かけご飯。おすすめの食べ方を教えていただきました。まず、黄身と白身を分け、卵白を泡立てご飯全体にまぶします。

こだわり卵 \180(税込)

そこに、黄身を落とし、醤油をちょろっと。濃厚な黄身、うなってしまうおいしさです。

旅人の特等席はカウンター。窓の外には線路に面した家々や、線路を歩き自転車を引いて出かける人たちの日常の様子が見えます。

テラス席は犬連れもOK。踏切の警報機がカンカンカンと鳴り出すと、もうすぐ電車が来るよという合図。すれ違いのためにお店の前で電車が止まることも。

「おいしい食事を提供するのは当たり前だと思いますが、また行きたいなと思っていただける店にするには、スタッフのキャラクター、人が大事だと思っています。お客様にどういう気持ちでお帰りいただくかを考え、また立ち寄りたいなと思ってもらえるおもてなしをするのが、僕たちの役割です」と話すのは、副代表の中田よしのりさん。

奥は座敷スペース、お子様連れもゆっくりできます。

奥は座敷スペース、お子様連れもゆっくりできます。

そんなヨリドコロが、葉山の真名瀬港に夢だった古民家宿泊施設「港の灯り」を9月にオープンさせました。築100年の漁師の家で、母屋は1日1組限定の宿泊、離れはテイクアウト専門のコーヒースタンドになります。

古き良きものと新しいものを融合させ、街を活性化したい、新しいカルチャーを発信していきたいとスタートした「ヨリドコロ」は0号店、夢の宿泊施設「港の灯り」は1号店です。

葉山の宿泊施設「港の灯り」

ヨリドコロ

神奈川県鎌倉市稲村ヶ崎 1-12-16

tel:0467-40-5737

7:00~18:00

不定休

URL:http://yoridocoro.com/

Facebook:https://www.facebook.com/yoridocoro

(vingt-deux)

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